
好調阪神が巨人との伝統の対戦!リーグ2位(4/25時点)の日ハムは勝ち越して勢いをつけられるか
開幕から約1か月が経ったプロ野球。絶好調のチームもあれば、ケガ人が続出して思うように戦えていないチームもある。そして今回ピックアップするのは、前回の対戦で阪神を東京ドームに迎え、3連敗してしまった巨人。今カードでは甲子園に対戦の場所を移し、雪辱を果たしたい巨人と対する阪神のカード。パ・リーグでは悲願のリーグ優勝へ好位置につけている日ハム対ロッテのカードをそれぞれ振り返る。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

いまだ今季は阪神に勝ち星がない巨人、3連敗の相手に甲子園での雪辱なるか
4/25
DeNA 2 - 1 広島
勝:東克樹(3勝0敗) S 入江大生(0勝0敗2S)
敗:森下暢仁(3勝2敗)
中日 4 - 6 ヤクルト
勝:吉村貢司郎(1勝1敗) S 石山泰稚(0勝0敗4S)
敗:髙橋宏斗(1勝3敗)
阪神 4 - 1 巨人
勝:村上頌樹(4勝1敗) S 岩崎優(0勝0敗9S)
敗:赤星優志(2勝3敗)
4/26
DeNA 2 - 0 広島
勝:ケイ(2勝1敗) S 入江(0勝0敗3S)
敗:床田寛樹(2勝2敗)
中日 5 - 2 ヤクルト
勝:松葉貴大(4勝1敗) S 松山晋也(0勝0敗9S)
敗:奥川恭伸(0勝2敗)
阪神 6 - 2 巨人
勝:及川雅貴(3勝0敗)
敗:田中瑛斗(0勝1敗)
4/27
DeNA 2 - 1 広島
勝:バウアー(1勝3敗) S 伊勢大夢(0勝0敗2S)
敗:玉村昇悟(0勝2敗)
中日 2 - 6 ヤクルト
勝:小川泰弘(2勝1敗)
敗:メヒア(1勝2敗)
阪神 1 - 2 巨人
勝:大勢(2勝0敗) S マルティネス(8S)
敗:岩崎優(0勝1敗)
甲子園での戦いとなる今カード。初戦、阪神は村上、巨人は赤星の先発でプレイボール。試合は1回裏阪神の攻撃。中野拓夢、森下翔太の連続ヒットでチャンスを作ると、大山悠輔のライト前へのタイムリーヒットで阪神が幸先よく先制。巨人は3回表、2アウトから赤星、泉口友汰、若林楽人の3連続ヒットで満塁に。しかし、続く吉川尚輝がセンターフライに倒れ得点とはならず。するとその裏流れは阪神に。近本光司と森下がエラーやヒットで出塁すると、打席には佐藤。2ボールからの3球目、フォークをすくい上げた打球は高く上がりそのままバックスクリーン左へ飛び込む3ランホームラン。リードを4点に広げる。巨人は岡本和真のサードゴロの間に1点を返すも試合は4-1で終了。村上は8回111球を投げ、6安打1失点。一方の巨人は赤星が4回58球を投げ、6安打4失点。エラーが失点につながる痛い負けとなった。
第2戦は、デュプランティエと石川達也が先発。1回表、先頭の泉口、若林の連続ヒットで出塁し、4番岡本が犠牲フライで巨人が先制。しかしその裏、近本がヒットで出塁し、佐藤のライトへのタイムリー2ベースですぐさま同点とする。4回表には、岡本のセカンドゴロの間に得点し巨人が勝ち越し。しかし5回裏、2アウト2塁の場面で打席に入るのはデュプランティエに代わって渡邉諒。期待に応えるセンターへのタイムリーヒットで再び阪神が同点に追いつく。8回表には、巨人が吉川、岡本の連続ヒットと甲斐への申告敬遠で満塁のチャンス。しかし、続くキャベッジと代打大城が凡退し好機を活かせず。すると今度は阪神がチャンスを迎える。森下が内野安打とエラーで出塁すると佐藤は敬遠、そして大山が3塁線を抜けるタイムリー2ベースで阪神が勝ち越しに成功。続く前川右京が敬遠されると、坂本誠志郎はレフトの頭上を超える2点タイムリー2ベース。小幡竜平の犠牲フライでダメ押しの1点も追加し、6-2で試合終了。巨人は、この試合もエラーが響き失点。得点はすべてゴロや犠牲フライなどタイムリーも出ておらず、苦しい敗戦となった。
第3戦は、阪神はルーキーの伊原陵人、負けられない巨人は堀田賢慎が先発。1回裏、大山のタイムリーで阪神が先制。しかし巨人は3回表、1アウト2・3塁のチャンスで吉川のセカンドゴロの間に1点をあげ同点に。続く岡本は空振り三振に倒れ勝ち越しはならず。両チームとも中継ぎ陣が踏ん張り、同点のまま最終回へ。巨人は先頭のキャベッジが岩崎から2ベースヒットを放つと、送りバントで3塁へ。ここで門脇誠に代えて岸田行倫が打席へと向かう。するとレフトへのタイムリーヒットで勝ち越しに成功。そのまま試合は終了となり、巨人は今季阪神に初白星となった。一方の阪神は、先発の伊原が6回93球を投げ、4安打1失点と好投したものの、打線の援護がなく2連勝とはならなかった。
好位につけている日ハム、今年こそは悲願のリーグ優勝へ
4/25
日本ハム 1 - 2 ロッテ
勝:ボス(2勝1敗) S 鈴木昭汰(0勝0敗2S)
敗:北山亘基(2勝1敗)
楽天 0 - 1 ソフトバンク
勝:有原航平(1勝3敗) S オスナ(1勝1敗3S)
敗:則本昂大(2勝2敗)
西武 2 - 6 オリックス
勝:山田修義(2勝2敗)
敗:佐藤隼輔(0勝2敗)
4/26
日本ハム 2 - 1 ロッテ
勝:加藤貴之(2勝1敗) S 田中正義(0勝1敗4S)
敗:小島和哉(1勝3敗)
楽天 6 - 3 ソフトバンク
勝:内星龍(1勝0敗) S 藤平尚真(0勝0敗2S)
敗:大関友久(1勝2敗)
西武 3 - 0 オリックス
勝:隅田知一郎(4勝0敗) S 平良海馬(0勝1敗5S)
敗:エスピノーザ(0勝1敗)
4/27
日本ハム 3 - 5 ロッテ
勝:田中晴也(2勝1敗) S 鈴木昭汰(3S)
敗:金村尚真(2勝2敗)
楽天 3 - 2 ソフトバンク
勝:則本昂大(3勝2敗)
敗:津森宥紀(1勝1敗)
西武 3 - 2 オリックス
勝:甲斐野央(1勝1敗)
敗:マチャド(1勝1敗)
エスコンフィールド HOKKAIDOで開催されたロッテとの3連戦。初戦の先発は日ハム北山、ロッテボスの両投手。先制したのは日ハム、初回の先頭バッター淺間大基はボスの初球ストレートをはじき返し、ぐんぐん伸びた打球はセンターのスタンドに届く先頭バッター初球ホームラン!浅間は今季第1号ホームランとなった。しかし次の2回表、ロッテポランコは北山の初球をジャストミート、打球はセンターのフェンスを越え同点のソロホームランとなる。その後は投手戦となり、再び試合が動いたのは7回ロッテの攻撃。振り逃げやエラーなどで1アウト1・3塁となり、8番寺地隆成は初球意表を突くスクイズを成功させ1点勝ち越す。ロッテは7回から3投手をつぎ込み、日ハム打線に3塁を踏ませない完璧なリリーフで3連戦の初戦を制した。
第2戦、日ハム加藤貴とロッテ小島の先発で始まった試合。3回表ロッテの攻撃、2本のヒットで1アウトランナー1・3塁のチャンス、1番岡大海のショートゴロの間に3塁ランナーが生還しロッテが先制する。その後、両先発の力投もあり試合は膠着状態になる。次の得点が試合を左右しそうな雰囲気のなか、得点を挙げたのは日ハム。7回の攻撃、その回先頭バッターの野村佑希は3ボール1ストライクからインコースのボールをうまくすくい上げる。大きな放物線を描いた打球はレフトスタンドまで届き、同点ソロホームランとなる。続く郡司裕也、万波中正と倒れ、2アウトとなり7番レイエスの打席、初球外角の変化球をジャストミート、打球は右中間スタンドへ吸い込まれ、値千金の勝ち越しソロホームランとなる。8回9回を継投で抑えた日ハムが対戦成績を1勝1敗とした。
第3戦、日ハム金村、ロッテ田中晴という2022年ドラフト同期対決となったこの試合。これから幾度となく繰り広げられるであろう同期対決は、初回から点の入る展開になる。初回1番バッターの岡がヒットで出塁すると、3番藤原恭大、4番ソトが連続タイムリーを放ち2点先制。しかしその裏、2アウト2塁から4番野村がライト前へタイムリーを打ち1点返す。次の2回裏、万波の2ベースヒットからチャンスを作ると、9番水野達稀がタイムリーを放ち同点に追いつく。4回表には、この日先発出場した角中勝也が勝ち越し2ランホームランを放つ。田中晴は5回6安打2失点、金村は6回9安打5失点と今回は田中に軍配。試合もロッテが5対3で勝利し、対戦成績も2勝1敗とした。
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