NIKE HISTORY

　1964年、元陸上選手のフィリップ・ナイトとオレゴン大学の陸上部コーチだったビル・バウワーマンによって、ナイキの前身となる『ブルーリボンスポーツ（BRS）社』が設立。同社はアメリカにおける日本製スポーツシューズ（オニツカタイガー）の販売代理店だったが、やがてスポーツシューズの研究開発に着手。70年にはバウワーマンが設計したランニングシューズ「CORTEZ（オニツカ製）」が大ヒットし、同社における独立の機運は高まった。

　71年、BRS社は満を持してシューズブランドを立ち上げた。それこそが「ナイキ」だった。同年ナイキとして初めて製作・販売されたのはサッカースパイク「ザ・ナイキ」。70年メキシコＷ杯を記念して製作されたこのスパイクには、当時すでに商標登録されていたトレードマーク「スウッシュ」の姿が見られるが、このデザインはオレゴン大学の女子学生によるもので、報酬はわずか35ドルだった。またブランド名の「ナイキ」は、BRS社の正社員第１号、ジェフ・ジョンソンが夢の中で勝利の女神「ニケ（NIKE）」の姿を見たことがきっかけと云われている。いずれもブランド草創期らしいエピソードだ。

　 

　陸上コーチ時代からシューズを製作していたバウワーマンには、発明家の才が備わっていた。74年に発売されたスニーカー「ワッフルトレーナー」。そのクッション性、トラクション性に優れた画期的なアウトソールを、バウワーマンはワッフルを焼く鉄板から着想したという。スエードの施されたナイロンアッパーとスウッシュのコントラストが絶妙で、なによりその履き心地からワッフルトレーナーは大ベストセラーに。

　79年、発明家フランク・ルディが考案したナイキの代名詞「エア」がお目見え。発明家ルディは「エア」のアイデアを各メーカーに持ち込んだが、聞き入れられず、ただ一社ナイキだけが関心を示したという。この類まれなクッショニングシステムの搭載第１号となったのは「テイルウインド」だった。

The air system brings about a dramatic development to Nike. In 1985, the first "Air Jordan (I)" appeared in a red-black color motif of the Chicago Bulls uniform. The "Jordan" series which started as Michael Jordan's signature model which was a superstar of Bulls (NBA) gathered enthusiastic support as a fashion item from around 1989 when "IV" was released, and in the United States, Air Jordan The existence itself became a social phenomenon, such as an accident robbery occurred. After 30 years from the establishment of the brand Nike had repaired the sports shoe's power picture by an unprecedented "Nike bubble".

　94年、ナイキフットボールのアイコン的存在となる「ティエンポ・プレミア」が登場。その後優れたフィット性とボールタッチを実現する同シリーズからは「ティエンポ・レジェンド」など多くの名作が生まれていく。
　
98年に誕生し、ブラジル代表FW“怪物”ロナウドが同年のフランスＷ杯で着用した高速スパイクが、初代「マーキュリアル」だ。デザインもロナウドからインスピレーションを得るなど「ロナウドのためのスパイク」だったマーキュリアルは

After that, "another Ronaldo" of the Portuguese representative was appointed as an icon. In 14 years he announced the "Mercurial Super Fly" which sang the fastest in Nike history. Super fly that arrived at trial and error over 4 years, such as securing a sense of stability by tightening the fiber called "Brio cable" throughout the upper, is a gear that makes Nike's identity developed by technical innovation feel It has become.

　
In 14 years when super fly was released, Nike's Fly knit technology was introduced for the first time, and spike "Masuma" was also announced. This assumes use of game makers, focus is placed on improvement of fit, ball touch, kicking out. Nike in recent years has been challenging ambitiously to a new field of football spikes.