
阪神才木が今季初勝利!パ・リーグ首位のオリックスは好調をキープするのか
セ・リーグはいまだ接戦が続き、パ・リーグはオリックス打線が絶好調で首位をキープしている。今回セ・リーグは、才木浩人と奥川恭伸、吉村貢司郎とビーズリーの、今季初勝利を目指し先発したヤクルト対阪神のカードを、パ・リーグは首位オリックス対西武のカードをピックアップ。今カード中に復帰となった、ヤクルト村上宗隆にも注目だ。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

打線がつながった阪神が2連勝!阪神とヤクルトの2戦を振り返る
4/15
巨人 1 - 0 DeNA
勝 井上温大(1勝1敗) S マルティネス(1勝0敗5S)
敗 ジャクソン(1勝1敗)
ヤクルト 1 - 5 阪神
勝 才木浩人(1勝2敗) S 岩崎優(0勝0敗6S)
敗 奥川恭伸(0勝1敗)
広島 7 - 1 中日
勝 ドミンゲス(1勝0敗)
敗 マラー(0勝1敗)
4/16
巨人 5 - 0 DeNA
勝 山﨑伊織(3勝0敗)
敗 バウアー(0勝2敗)
広島 0 - 2 中日
勝 柳裕也(1勝1敗) S 松山晋也(0勝0敗6S)
敗 大瀬良大地(0勝1敗)
4/17
巨人 1 - 9 DeNA
勝 東克樹(2勝0敗)
敗 田中将大(1勝1敗)
ヤクルト 5 - 7 阪神
勝 及川雅貴(2勝0敗)
敗 バウマン(0勝1敗)
松山坊っちゃんスタジアムで行われたヤクルト対阪神は、奥川と才木の先発。初回、阪神の攻撃でいきなり試合が動く。先頭打者の近本光司がフェンス直撃の2ベースヒットを放つと、中野拓夢はファーストゴロとなり結果進塁打に。続く3番の森下翔太は、前進守備の間を抜くセンター前へのタイムリーヒット。3人で先制に成功した。一方の才木は、5回まで出塁を許したのはフォアボールのランナー1人だけとほぼ完ぺきな投球。そして6回表、森下がヒットで出塁し、この日から4番に座る佐藤輝明を迎える。5球目のストレートをうまく右中間へと運び、ヤクルトの守備がもたつく間に1塁ランナーの森下はホームイン。打った佐藤も3塁へ到達した。大山悠輔もタイムリー、前川右京にヒットが出たところで奥川は降板し、木澤尚文がマウンドへ。7番梅野隆太郎は、前進守備を敷いていたレフトの頭上を超える2点タイムリー2ベース。3番から7番まで5連続安打で、この回一挙4得点となった。その裏、才木は2アウトまでノーヒットピッチング。1番西川遥輝にこの試合初ヒットを打たれたが、顔色ひとつ変えない才木は続く長岡秀樹を抑えた。9回裏、犠牲フライで1点を失うが1-5で阪神が勝利。素晴らしい投球を見せた才木は7回を100球2安打5奪三振無失点で今季初勝利。負けたヤクルト奥川は、5回1/3を94球8安打5失点だった。
移動日を挟み、吉村とビーズリーの投げ合いで始まったカード第2戦。1回ヤクルトが先制。すぐさま阪神は、2回表の1・3塁のチャンスで近本が今季初のタイムリーで同点。だが、ビーズリーはピリッとしない。直後の2回裏、満塁のピンチを招くとタイムリーと犠牲フライで勝ち越しを許す。その後膠着状態が続くが8回表、清水昇から中野と森下の連続2ベースヒットで1点差に。続く佐藤は、打った瞬間に確信の右中間への逆転2ランホームラン。終盤で阪神が試合をひっくり返し、先発吉村の勝ち星も消える。9回に阪神は森下のタイムリーで2点差にするもその裏、西川とサンタナのヒットで1点差。ここでこの日から復帰した4番村上を迎えた。しかし村上は空振りの際に顔をしかめ、そのままベンチに下がった。打席途中から代打の赤羽由紘の打球はショートゴロになり試合終了かと思われたが、木浪聖也のエラーでヤクルトが土壇場で同点に追いつき延長へ。11回表、ランナーを1人置いて近本。バウマンからライトスタンドへの2ランホームランを放ち、阪神が勝ち越しに成功。その裏を回跨ぎの及川雅貴がきっちり3人で締め、阪神が7-5で勝利。この試合で近本は、決勝2ランを含む4安打3打点の活躍だった。
好調オリックスが連勝か、西口西武が待ったをかけるか!注目の3連戦
4/15
ロッテ 3 - 9 日本ハム
勝 伊藤大海(2勝1敗)
敗 種市篤暉(1勝1敗)
オリックス 2 - 0 西武
勝 髙島泰都(2勝0敗) S マチャド(1勝0敗5S)
敗 髙橋光成(0勝2敗)
ソフトバンク 1 - 2 楽天
勝 則本昂大(2勝1敗2S) S 鈴木翔天(0勝1敗1S)
敗 ヘルナンデス(0勝2敗)
4/16
ロッテ 4 - 0 日本ハム
勝 田中晴也(1勝1敗)
敗 加藤貴之(1勝1敗)
オリックス 0 - 5 西武
勝 菅井信也(2勝0敗)
敗 曽谷龍平(1勝1敗)
ソフトバンク 2 - 6 楽天
勝 瀧中瞭太(1勝0敗)
敗 上沢直之(1勝1敗)
4/17
オリックス 2 - 3 西武
勝 黒木優太(1勝0敗) S 平良海馬(0勝0敗3S)
敗 古田島成龍(0勝1敗)
ソフトバンク 3 - 4 楽天
勝 松井友飛(1勝1敗) S 則本昂大(2勝1敗3S)
敗 オスナ(1勝1敗)
オリックスと西武との3連戦。初戦は髙島と髙橋の両先発。オリックスは初回先頭の麦谷祐介のヒットと盗塁などでノーアウト3塁とし、2番太田椋のセカンドゴロの間に1点を先制。髙橋は、その後の3番西川龍馬、4番ディアスを共にショートゴロに抑え、最少失点で切り抜ける。その後は息詰まる投手戦。オリックスの髙島は西武打線に3塁を踏ませない圧巻のピッチングを見せ、西武髙橋は、時折ピンチを招くも落ち着いたピッチングで追加点を許さず両投手とも7回まで投げぬいた。試合は8回に追加点を加えたオリックスが9回を守護神マチャドがきっちり抑え、初戦勝利をつかんだ。
第2戦はオリックス曽谷、西武菅井の先発。この試合先手を取ったのは西武、初回1番西川愛也、2番源田壮亮の連続ヒットでノーアウト1・3塁のチャンスを作ると、ネビンの併殺打の間にランナーが生還し1点先制。3回にはそのネビンに来日初アーチとなるソロホームランが飛び出し序盤から流れを支配する。西武攻撃陣は4回、6回、9回と効果的に追加点を奪い、投手陣では7回のピンチでワンポイント登板した佐藤隼輔がきっちり抑えるなど中継ぎ抑えで完封リレーを完成させ、勝敗を1勝1敗のタイに戻した。
第3戦、オリックスエスピノーザ、西武上田大河の投げ合いは初回から試合が動く。1回裏オリックスの先頭バッター山中稜真が3ボール1ストライクから高めのストレートをジャストミート、ライトスタンドへ先制の第1号ホームランを放つ。西武の反撃は3回表フォアボールとヒットで2アウト満塁のチャンスを作ると、5番外崎修汰は1ボールからの2球目真ん中付近のストレートを逆らわずセンターへクリーンヒットとなり、逆転の2点タイムリーに。その後、両チームとも継投に入り、1点ずつを加えて西武リードのまま最終回西武のマウンドを任されたのは平良、2020年から2022年まで抑えで活躍、その後先発に転向、リリーフを任されるなどして今年はまた抑えとして起用されている。この日はランナーを出すも最後のバッターの紅林弘太郎を空振り三振に切って取り3セーブ目を挙げた。西武はオリックスに2勝1敗と勝ち越した。
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