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町田ゼルビア・黒田監督「これが世界だと感じた」世界との差とは?

2024シーズン、前半戦を首位で折り返したFC町田ゼルビアは、国際親善試合でフランスのリーグ・アンで6度の優勝経験があるスタッド・ランスと対戦。2025年シーズンも第4節を迎えた今、その試合のポイントを振り返ろう。※トップ画像出典/PhotoAC

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名門スタッド・ランスとの戦いで見えた世界との大きな差

前半11分、ナ・サンホから仙頭啓矢、ミッチェル・デュークとフィールドを広く使った素早いパス回しから、最後は芦部晃生がミドルシュートを打つ。しかし相手ディフェンスに阻まれた。試合終了後のインタビューで、芦部選手は「チームとしても個人としても、スピード感とパワーの差を感じました。自分の未熟さに気付けたゲームでした」と振り返った。

さらに見どころは、元チームメイトの望月ヘンリー海輝と中村のマッチアップ。キレのあるドリブルをする中村に、望月選手が体を張って守るシーンが何度も見られた。試合後のインタビューにて望月は、「ポジションは違いますが、憧れの選手とマッチアップできたのは、嬉しかったです。なかなかかなわなかった部分もあったので、対等に戦える選手になりたいと思っています」と中村について語った。一方、中村選手は「以前一緒にやっていたので、どういうプレーをしてくるのかは分かっていました。でも、体もすごく大きくなっていて、対人でのプレーもすごくよくて驚きました。(7年ぶりの再会で)懐かしい感じがしました。」と、望月との対戦を振り返った。

日本代表としても活躍する伊東は、世界トップレベルのプレーで観客を魅了。前半29分、パスを受けた伊東選手が杉岡大暉に引きずられながらも、ボールを保持して右サイドを突破し、グラウンダークロスを出す。相手ディフェンスに当たりつつも、ゴール前に落ちたボールをオマー・ディアキテがゴール。伊東が先制点を演出した。

スタッド・ランスが後半に追加点を決め、2-0で試合終了。監督の黒田剛は「スピードのレベルが違う。独走したと思っても、簡単に追いつかれるシーンもあり、これが世界だと感じました。選手たちもよい勉強になったと思います」と試合を振り返った。

伊東は、FC町田ゼルビアの印象を「球際とか攻守の切り替えが速かったです」と話した。さらに印象に残った選手にナ選手を挙げ「身体の使い方が上手く、何回か突破していた部分もあって、1番脅威でした」と話した。

リーグ・アンの強豪スタッド・ランスに2-0で敗退し、黒田監督世界との差を実感したと振り返る。

この経験を糧に、2025年シーズン、どのようなチームに飛躍していくのか、引き続き期待していきたい。

 


「FC町田ゼルビアをつくろう~ゼルつく~|2024 #164:伊東純也&中村敬斗がゼルつくに登場!ランス戦をたっぷりお届け」(2024年8月12日配信)より

*The information in this article has been edited and distributed based on the content at the time of broadcast.