読売ジャイアンツ・ドラフト1位/【石塚裕惺(いしづかゆうせい)】花咲徳栄高校
金丸優斗投手の抽選を外した読売ジャイアンツは、埼玉西武ライオンズとの競合の末にドラフト1位で花咲徳栄高校の石塚裕惺選手を指名した。※イラスト/vaguely
profile
name:石塚裕惺(いしづか・ゆうせい)
position:内野手(遊撃手、三塁手)
Pitching/batting:右投げ右打ち
date of birth:2006年4月6日生まれ(18歳)
Birthplace:千葉県
Biography:勝田ハニーズ(八千代市村上東小学校)→千葉ロッテマリーンズジュニア→佐倉シニア(八千代市立村上東中学校)→花咲徳栄高校(2024年夏大会)
Baseball career
千葉県八千代市出身の石塚裕惺は、幼稚園の年長時に父の康直氏が監督を務めるクラブチームの勝田ハニーズに加入し、軟式野球を始めた。父は大宮南高校時代の1989年に夏の埼玉県大会準優勝を成し遂げた実力者で、裕惺も康直氏の熱心の指導の元で、才能を開花させていった。
~小・中学校時代
小学5年生で千葉県大会に出場し、小学校6年には遊撃手と投手としてプレーしながらチームの主将を兼任した裕惺は、同年に行われた千葉ロッテマリーンズジュニアにも選出された。毎年700〜800人の小学生6年生の中から応募があり、合格者はわずか16名という狭き門だったが、難関を見事にクリア。幼い頃から卓越した実力を示した。
その後、村上東中学校に進学した石塚裕惺は、硬式野球のクラブチームである佐倉シニアに在籍。これまでに全国制覇8回を成し遂げ、昨年ドラフト1位で横浜DeNAに入団した度会隆輝(ENEOS)らを輩出してきた名門で成長を遂げた。
Illustration by vaguely
高校での活躍
埼玉県の強豪校の一つで、2017年の夏大会で全国制覇を成し遂げた花咲徳栄高校に入学した石塚裕惺は、1年の秋にレギュラーポジションを奪取し、4番3塁で起用されるも、2年の春から遊撃手に転向。走攻守の3拍子揃った選手として注目を集める存在となった。
高校3年の夏大会では、4番として花咲徳栄高校を5年ぶりの甲子園に導いたものの、新潟産業大学附属高校に1対2で敗れて初戦敗退。石塚は1打席目に左前安打を放ったものの、4打数1安打の成績に終わり、大会を後にした。
甲子園での活躍や、高校通算26本塁打を放ち広角に打ち分けながら長打を放てる打撃力が認められ、U-18日本代表に選出。結果は準優勝に終わったが、4番打者としてU-18アジア選手権に出場し、チームを牽引した。
Participation results
2019年(中学1年):リトルシニア日本選手権大会(ベスト8)
2020年(中学2年):リトルシニア全国選抜野球大会 (3回戦敗退)、リトルシニア日本選手権大会(初戦敗退)
2021年(中学3年):リトルシニア全国選抜野球大会 (ベスト4)、リトルシニア日本選手権大会(2回戦敗退)
2023年(高校2年):12試合 打率.474 38打数18安打 4本塁打 11打点
2024年(高校3年):8試合 打率.433 30打数13安打 0本塁打 11打点
甲子園
2024年夏:打率.250 4打数1安打 1盗塁 1得点 (1回戦敗退)
*The information in this article is current as of the time of publication (as of November 2024).