横浜DeNAベイスターズ ドラフト1位/【竹田祐投手(たけだ・ゆう)】三菱重工West
三菱重工Westの竹田祐投手が、横浜DeNAにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely
profile
名前:竹田祐(たけだ・ゆう)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
生年月日:1999年7月5日生まれ(25歳)
出身:大阪府大東市
経歴:オール住道(住道南小)→生駒ボーイズ(住道中)→履正社高(2017年選抜準優勝)→明治大→三菱重工West
選手としての特徴
竹田祐は角度のあるところから投じられる最速153キロの速球と、三振が取れると評判のスライダーや特徴的なカーブ、カットボールやフォークボールも投げる本格派の投手だ。
球歴
住道南小学校2年生の時にオール住道で野球を始めた竹田は、その後は住道中学校に進学。
全国大会の常連で日本一を成し遂げたこともある名門少年野球チームの生駒ボーイズに所属し、その実力を高めていった。
その後は甲子園の常連校でもある履正社高校に進学。層の熱いチームの中で1年生の秋には遊撃手のレギュラーポジションを掴んだ。
だが、2年生で迎えた2016年の春に投手に転向した竹田は、その後エースとしてチームを支えることに。
2年生の秋には背番号1を背負って明治神宮大会に出場を果たすと、決勝では清宮幸太郎(現、北海道日本ハム)らが所属する早稲田実業高校を11対6で下して、日本一を掴み取った。
翌年の春に同学年の安田尚憲(現、ロッテ)らと出場した選抜甲子園では、来季からチームメートとして戦う大阪桐蔭のエース・徳山壮磨と投げ合ったものの、3対8で敗れて準優勝に終わると、夏の甲子園でも大阪大会の準決勝で大阪桐蔭(4対8)に前に屈し、最後の夏を終えた。
イラスト/vaguely
College days
東京六大学野球リーグの明治大学に進学した竹田は、1年生ながらも春のリーグ戦で6試合に登板を果たすと、森下暢仁(現、広島)、伊勢大夢、入江大生(いずれも現、横浜)らの上級生と共に主戦投手として活躍。4年間で39試合に登板して通算11勝、防御率2.54の成績を残したものの、プロ入りの夢は叶わず。渡邊佳明が東北楽天からドラフト6位指名を受ける影で、悔しさを噛み締めることとなった。
社会人
大学卒業後の2022年には、社会人野球の三菱重工Westに入団。1年目から都市対抗野球に出場し、鹿島を相手に8回2失点8奪三振の好投を見せるも、チームは初戦で敗れた。
続く秋の日本選手権でもエースとして3試合に登板。チームとしては6年ぶりのベスト8強進出に貢献したが、準々決勝で度会隆輝(現・横浜)らを擁するENEOS相手に力及ばず。涙を飲んだ。
翌年も都市対抗野球出場を果たしたものの、先発のマウンドに上がった対JR東日本戦に敗れて初戦敗退。ドラフト解禁年にNPBからの声はかからず、自身2度目のドラフト漏れを経験した。
NPB入りのラストチャンスを懸けて挑んだ2024年は、近畿大会予選で苦戦を強いられたものの、第3代表決定トーナメントで日本製鐵瀬戸内を相手に竹田は8回1失点の好投を見せて、都市対抗野球進出に導くと、本大会でも安定した投球を披露した。開幕戦の王子戦で2年ぶりの白星を飾ると、続くJR東日本東北線でも6回2失点で試合を作った。
残念ながらチームは準々決勝進出を逃したものの、安定した投球を見せた竹田はこの大会の優秀選手賞も獲得した。
出場成績
~高校時代まで
2013年:ジャイアンツカップ(中学2年)
高校時代の成績
2016年近畿大会秋季
2017年高校3年選抜:5試合(0勝0敗/防御率3.48)
2017年全国高校野球大会大阪予選
College days
2018年春季リーグ:6試合(0勝0敗/防御率3.60)
2018年秋季リーグ:7試合(0勝1敗/防御率2.25)
2019年春季リーグ:6試合(4勝0敗/防御率1.96)
2019年秋季リーグ:3試合(0勝1敗/防御率2.57)
2020年春季リーグ:2試合(0勝0敗/防御率9.72)
2020年秋季リーグ:4試合(2勝0敗/防御率1.33)
2021年春季リーグ:6試合(3勝1敗/防御率2.89)
2021年秋季リーグ:5試合(2勝0敗/防御率1.59)
大学通算成績:39試合(11勝5敗/防御率2.54)
社会人時代
2022年:8試合(3勝2敗/防御率2.07)
2023年:7試合(4勝0敗/防御率2.01)
2024年:5試合(2勝3敗/防御率1.90)
※以上対象大会は、 都市対抗野球大会、全日本クラブ野球選手権大会、社会人野球日本選手権大会、JABA11大会の計14大会
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)