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Former professional wrestler Kenta Kobashi opens a gym in Setagaya! What is the message that "Tetsujin" want to convey now?

Kenta Kobashi, a wrestler who continued to fascinate fans in a fierce battle as a part of Shitenno professional wrestling. July 18, 2005 ・Tokyo Dome and Kensuke Sasaki played a total of 218 chop battles, both of which won the "Wrestling Grand Prize of the Year". Although he retired from active duty in May 2013, he continues to hold his own box office called "Fortune Dream", and continues to give dreams to professional wrestling fans with matchmaking that crosses the boundaries of the organization. Mr. Kobashi opened the training gym, which is one of the largest in Japan for anytime fitness, one year ago. Why did you start a training gym now... I talked to Mr. Kobashi.

Icon 70090528 511982836063813 5722354386395463680 nSatoshi Dairaku | 2020/07/27
――今回、どのような経緯でジムを設立したのでしょうか。

 小橋:ジムを作りたいという思いは、昔からありました。 

引退後、道場に練習に行っていましたが、さすがに引退した身なので家の近くでジムを探し始めました(笑)。

 いろいろなジムを調べ探しているうちに24時間トレーニングができる「エニタイムフィットネス」を見つけました。

 価格がリーズナブルで、鍛えたい時に鍛えられる。そこでトレーニングを続けるうちに「自分でもジムを持ちたい」と思うようになりました。

 現役時代、レスラーを引退してからの夢の一つに「ジムの経営」がありました。正直いうとリングに上がっている時は、「将来的にできたら良いな」という数多くある夢の一つでした。 

しかし、引退してから「ジムのオーナーになって、レスラー時代に培った経験を周りの人たちにも伝えたい」という気持ちに変わりました。 

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――どのような心境の変化があったのですか。 

小橋:現在、日本の総人口に占める65歳以上の割合が、4人に1人という高齢化社会です。今後も、その割合は増えていくでしょう。僕も53歳で高齢者予備軍です。
 

自分自身の体、自分自身の健康は自分で守ろう、という思いが強くなりトレーニングジムをオープンしました。 

じつは会員になって頂いた方のなかには、80代以上の方が何人もいらっしゃるんですよ。

――それは小橋さんの「自分の健康は自分で守ろう」という思いが伝わったのですね。ところで80歳を超えてからトレーニングを始めても筋肉は付くのですか。 

小橋:付きます。もちろん若い人のように筋肉が盛り上がったりするのは難しいですが、トレーニングをすることによって確実に筋肉は成長します。 

だからこそ僕は「自分の健康は自分で守ろう」という気持ちを持って欲しいと思っています。このジムは日本一の筋肉専門ジムを目指しているんですよ。 

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――「青春の握り拳・小橋建太」は健在ですね。ところでトレーニングジムを拝見しましたが、広さが通常のエニタイムフィットネスの3倍以上ありますよね?

 小橋:色々なタイミングが重なって、良い条件の場所が見つかりました。先日、新日本の棚橋くんが「小橋さんのジムは機材も充実していますね」と言って入会してくれました。 

――「100年に1人の逸材」が、鉄人のジムに入会したのですね(笑)。ところでレスラーの方は膝を痛める方も多いと思いますが、どのようなケアをしていますか? 

小橋: 僕の場合は、こまめにマッサージを行うようにしています。自分でケアをするという事が大切だと思います。 

やはり重い体重を支えたり膝を攻められたりするので、レスラーは同じような悩みを抱えていますね。

――小橋さんの場合、フィニッシャーの一つである「ムーンサルトプレス」による膝へのダメージが大きいと思うのですが。 

小橋:通常の状態で落ちればいいのですが、微妙に膝の方が先に落ちたり、廻りすぎて膝を強打してしまうこともありました。 

長年、使っているので巧く回る事ができるのですが、闘いの中で膝を攻められたりするとダメージが蓄積し、技をかけるとき知らず知らずのうちに膝から落ちてしまうこともありました。 

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――現役時代の小橋さんは、毎回命を削るように激しい闘いをされていましたよね。
 

小橋:僕には「アマレスでチャンピオンになった」とか、そう言った肩書がなにもなかったので「自分ができることをやろう」という思いでリングに上がっていました。
 
とにかく毎日毎日リング上で一生懸命闘うことしかできなかった。でも毎回一生懸命闘ったからこそ引退した今、全く悔いが残ってないです。 

怪我して入院したり手術したり大変なことがありましたけど、それよりもリング上で充実した気持ちの方が大きかったですね。 

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小橋:人生、いろいろな事があると思うんです。僕はタバコも吸わないし、お酒も浴びるように飲むわけでもない。健康に気をつけて体を動かしていても癌になる事がある。 

自分のこととは言え、内臓のことは分からない。でも自分がやってきた事に対して悔いは残したくない。 

その瞬間瞬間、その時にしか生きることはできない。僕が今から、「30歳に戻りたい」と言っても、戻れるわけはない。

だから今、「この瞬間を大切にして欲しい」、「悔いなく生きて欲しい」、と思います。 悔いが残ることってあると思いますよ。でも少しでも悔いを残さないで欲しい。 

僕も過去を振り返った時、あの時やっておけば良かった、と思う事はあります。でも「やるだけやったんだから」と納得できる人生を歩みたい。 

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小橋:だから、出来るだけ「後悔」という言葉は使いたくないんです。失敗は誰にでもあると思います。でも後悔と違って、失敗からは学ぶことができます。 

失敗して頭を抱えるほど悩んで、同じ事を繰り返さないように、次はできるようにする。できるようになると次の壁が現れるけど、以前より自分はレベルアップしているはず。それが成長です。 

一つの壁を超えて、別の壁が現れると「また苦しい思いをするのか…」と感じるかもしれないけど、それが生きている証なんです。人間は生きている限り壁にぶつかるもの。 

だから、その瞬間瞬間を大切にして今を一生懸命生きるためにも、自分でキチンと健康を管理し元気に生きていきましょう。 

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<information>
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【Cooperation】株式会社 Fortune KK
【撮影】森大樹