Three masterpieces of the Yokohama Football Film Festival that sports fans before the resumption of the league should definitely watch! by Yokohama Football Film Festival Fukushima Adult
With the spread of the new coronavirus infection, the soccer world has been interrupted by leagues around the world, but starting with the Bundesliga, the J1 league will restart in Japan on July 4 (J2 / J3 June 27) Preparations are being made steadily, including announcements. Continuing from the last time, we interviewed Fukushima Adult at the Yokohama Football Film Festival. We asked about movies and video works that you should definitely watch before sports are fully resumed.
Junichi Swan
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2020/06/25
Photo by Satomi Asano
ヨコハマ・フットボール映画祭は、世界で年間100本近く制作されるサッカーをモチーフにした作品のなかから、ボールが蹴りたくなる作品、サッカーを観たくなる作品、サッカーを通じて世界を知れる作品をセレクトして上映するアジア初のサッカー専門映画祭。
2011年の初開催以来、今年で10回目。2020年の映画祭は1月25~31日まで、横浜市開港記念会館、シネマジャックアンドベティで開催された。
ヨコハマ・フットボール映画祭は、世界で年間100本近く制作されるサッカーをモチーフにした作品のなかから、ボールが蹴りたくなる作品、サッカーを観たくなる作品、サッカーを通じて世界を知れる作品をセレクトして上映するアジア初のサッカー専門映画祭。
2011年の初開催以来、今年で10回目。2020年の映画祭は1月25~31日まで、横浜市開港記念会館、シネマジャックアンドベティで開催された。
ヨコハマ・フットボール映画祭公式サイト
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The highlights of "Michael Jordan: Last Dance" & "Doha 1993+" are explained! by Yokohama Football Festival Fukushima Adult
・ヨコハマ・フットボール映画祭の福島成人がオススメする「STAYHOME」のサポーターが見るべきサッカー映画・映像作品
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(4)二人のエスコバル
©2010 ESPN DAZNにて放映中
――どのような作品ですか?
福島:前回ご紹介させていただいた「ドーハ1993+」の1年後、1994年のアメリカワールドカップに出場したコロンビア代表をテーマにした作品です。
この時のコロンビア代表は、タレントも豊富。南米予選ではアルゼンチンやブラジルに勝利を収めるなど、多くの国民から期待されていましたが、まさかの予選敗退。そして大会後には、キャプテンだったアンドレス・エスコバル選手が暗殺されてしまう悲劇もあり、世界中のサッカーファンが悲しみました。
そのコロンビアには、サッカー界に深く関連するもう一人のエスコバルがいました。アンドレス・エスコバル選手が所属していたナシオナル・メデジン(アトレティコ・ナシオナル)オーナーだったパブロ・エスコバル。この2人の偶然の一致から、当時のコロンビアサッカー界を描いた作品です。
――パブロ・エスコバルは、どのような人物なのですか?
福島:「もうひとりのエスコバル」ことパブロ・エスコバルは、実は「麻薬王」という裏の顔があるんです。 当時、アメリカで売られているコカインや麻薬の多くがコロンビア産。
コロンビアにはたくさんの麻薬カルテルがあり、政府が機能していないのをいいことに彼らは麻薬を販売し、大量の収益を得る。それがまかり通っていました。
でも、パブロ・エスコバルは裏で麻薬を販売する一方で、スラム街に学校を建てたりするような慈善活動にも積極的。その功績により、多くの人に支持されて政治家になったりもした人物です。 そんな彼は、やがてサッカービジネスにも投資をします。麻薬で得た利益をマネー・ロンダリングするという目的もありました。
ナシオナル・メデジンの実質的なオーナーに就任すると、多額の資金を投資してグラウンドの整備し、積極的に選手も補強しました。 すると、1989年には、コロンビア勢としては初めて「コパ・リベルタドーレス」(南米クラブ選手権)を制覇するまでにクラブは成長。日本の国立競技場で行われた「トヨタカップ(現在のクラブW杯)」にも出場し、このときはACミランと対戦しました。
©2010 ESPN 画像提供:DAZN
――「裏の顔」を持つ一方、コロンビアサッカーの発展に大きく貢献された人物でもあるのですね?
福島:パブロ・エスコバルの影響により、コロンビア国内にある他の麻薬カルテルも、収益をサッカーに投資するようになりました。その結果、国内リーグのレベルが上がり、コロンビア代表は、バルデラマやイギータなどの個性的な選手が揃う南米屈指の強豪国に成長。多くのファンを魅了しました。
パブロ・エスコバルは1993年12月、奇しくもアンドレス・エスコバルと同じ「銃殺」で、その生涯に幕を閉じます。2人の奇妙な関係を軸に、コロンビアサッカー栄光の裏にある「闇」に迫った作品です。
2012年にはヨコハマ・フットボール映画祭でも上映しましたが、現在はDAZNで見ることが出来ます。
(DAZN → サッカー → ドキュメンタリー )
シーズン中断期間も、ずっとDAZNを契約したままという方もいらっしゃると思うので、是非ご覧いただけたらと思います。
(5)「ヴァトレニ 〜クロアチアの炎〜」
© 2018 GEISER MEDIA ALL RIGHT RESERVED
出演:ブラジェヴィッチ、ビリッチ、シュティマッツ、ヤルニ、プロシネツキ
――どのような作品ですか?
福島:「ジョホールバル1997」の1年後、1998年に行われたフランスワールドカップのグループリーグで、日本と同じグループHに入ったクロアチア代表を描いた作品で、今年のヨコハマ・フットボール映画祭のグランプリにも輝きました。
© 2018 GEISER MEDIA ALL RIGHT RESERVED
――この作品の見どころを教えて下さい。
福島:ボバンやプロシネツキ、そして大会得点王のスーケルなど、多くのタレントを擁したクロアチア代表は、旧ユーゴスラビアからの独立後、クロアチアとして初めて出場したフランスワールドカップで3位の成績を残しました。
母国の内戦が長引くなかで、イタリアやスペインといった命の危険がない場所で試合を行う選手たち。 「国に家族や友人を残したまま、サッカーを続けていいのかな?」とか、「それでもサッカーを続けていくしかないのでは?」など、複雑な想いを抱えながらプレーしていた当時の壮絶な日々を、振り返りながら語るという構成で、サッカーの功罪を描く内容になっています。
© 2018 GEISER MEDIA ALL RIGHT RESERVED
福島:4年後に自国開催のワールドカップに控えるなかで、初めてのワールドカップ出場した日本代表の選手たちとは、異なる覚悟を持って大会に臨んでいたクロアチア代表の選手達の想いが感じ取れる作品です。 ぜひシーズン再開前に、お家で楽しまれてみてはいかがでしょうか。
(6)コッホ先生と僕らの革命
製作国:ドイツ(2011年)
監督:セバスチャン・グロブラー
脚本: フィリップ・ロス、ヨハンナ・シュトゥットゥマン
出演:ダニエル・ブリュール、ブルクハルト・クラウスナー、 ユストゥス・フォン・ドーナニー"
発売中『コッホ先生と僕らの革命』 価格:¥1,143(税抜)
発売・販売元:ギャガ©2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION
――どのような作品ですか?
福島:「ドイツサッカーの父」と言われている、コンラート・コッホ氏の実話を元にした作品で、2013年のヨコハマ・フットボール映画祭でも上映され、最優秀監督賞を獲得しました。
ギャガ ©2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION
――作品の見どころを教えて下さい。
福島:1874年当時、イングランドで生まれたサッカーが各地に広まりつつあるなかで、イギリスとライバル関係にあったドイツでは、まだまだサッカーが一般的なスポーツではありませんでした。
当時のドイツでは、器械体操や肋木(ろくぼく)のような身体を鍛える運動が中心で、「遊び」の要素が含まれたサッカーは、あまり受け入れられていなかったのです。
そのような状況で、英語教師のコッホが、イギリス留学からドイツに帰国。窮屈な生活をしていた生徒たちにサッカーを教えます。
ギャガ ©2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION
福島:最初は積極的ではなかった子どもたちも、サッカーの楽しさに気づき、徐々にドイツの人にも支持されるようになっていくという、実話を元にしたストーリーです。 今では、世界有数のサッカー強豪国になったドイツにも、サッカーをやりたがらないような時代があったことを知り、意外に感じました。
「コッホ先生と僕らの革命」は、J SPORTS 2でも放送が決まっています。安心して楽しめる作品に仕上がっていると思うので、ぜひご覧になられてみてはいかがでしょうか?
放映スケジュール (J SPORTS 2)
・2020年7月20日 17時30分〜
J SPORTSオンデマンドでは配信は7月31日(金)まで配信中。
福島:ヨーロッパのサッカーなどが先に再開したものの、無観客だったり、入場制限があったりで、前と同じように楽しめないことに不安を感じている人も多いと思います。
でも、これまでも戦争や恐慌、スタジアムでの大きな事故でも、時間が経てば、みんな新しい楽しみ方を見つけて盛り上がってきた歴史があります。
ぜひ、今回もインターネットのようなテクノロジーや、熱いハートで、もっともっとスポーツを楽しみましょう!
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