
Former Japan national team player Nakamura Kengo gives a thorough explanation of "fun balls" - The important intention behind this casual play that fans and young soccer players should know
『やべっちスタジアム #175 』では、FIFAワールドカップ26アジア最終予選のバーレーン戦を徹底分析。元日本代表の中村憲剛が「Football Study」と題し、ハイライトに映らない場面を中心に解説する。今回のテーマは「遊び球」。「日本代表の試合はどんなプレーでも勉強になる」と話す中村。一見試合に関係しないようなプレーが持つ大事な役割とは何か。※トップ画像出典/Getty Images

「遊び球を知るとサッカーが楽しくなる」何気ないプレーに込められた重要な意味とは
ハイライトでそのシーンは映らない「遊び球」。一般人がそのワードを聞くことはほとんどないだろう。しかし、中村は「遊び球を知るとサッカー観戦がより楽しくなるし、すぐに練習へ取り入れることができる」と、幅広い層に対してその重要性を説いた。一体どのようなものなのか。

試合のなかで、同一チームの選手同士がボールを回し合う姿を見たことはないだろうか。中村はそのような「センターバックやボランチなど最終ラインの選手たちがボールを出し入れする、パスを回す」という一連の動作を「遊び球」と位置付ける。「なんのプレーなのか」と疑問を抱く観戦客も多いかもしれない。テレビ中継であれば、プレーが停滞していると判断して視聴者がチャンネルを変えるタイミングだ。しかし中村は「この何気ないパス回しに意味があるんです」と断言する。
バーレーン戦3点目のきっかけは「遊び球」にあった
日本代表のバーレーン戦でも遊び球のシーンが見られた。日本が3点目を獲得する前のことだ。三苫薫、守田英正は、力感がそれほどあるわけではない優しいパスを1往復交わした。この遊び球を経て、前線へ走り出した鎌田大地に守田がロングパスを繰り出す。鎌田はキープしたのち、遠藤航にパス。この時間で最初にパス回しをしていた守田が前線へ上がってくると、上田綺世とコンビネーションを交わしてゴールを決める。試合を勝利にぐっと手繰り寄せた3点目だが、ここでの遊び球の存在意義は大きかったと中村は評価する。
遊び球に入る前の守田がボールを所持しているとき、鎌田は前線に行く素振りを見せないどころか、下を向いて歩き、息を整えている段階だった。その後、守田と三苫がパスを出し合うのに気づき、鎌田は隙間を発見。一気に走り出す。その姿を見ても相手守備陣は誰1人として反応できず、皆が歩きながら「誰かこいつを頼む」といった仕草をするに留まった。中村は「あのパスの中で時間が生まれた。それによって味方はスペースを発見して、プレーが繋がったんです」と解説。遊び球が作り出す時間によって生まれたゴールだった。
「遊び球」がもたらす「味方の時間」と「相手への油断」とは
プレーを見返すと三苫と守田は遊び球を回していた段階で、誰が前に切り込むかはわかっていなかったことが見て取れる。中村は「守田からすれば、時間を作り出すから誰か動き出してくれよ。というサインだった。2人の遊び球を見た鎌田が『あっ』と理解して、動き出しました」と説明。事実、下を向いて歩いていた鎌田は、顔を上げた瞬間に遊び球を理解し、スペースの空きを探している。遊び玉は直接言葉によって表されることのないコミュニケーションの役割を果たし「味方の動き出す時間とタイミングを作る」という意味があるのだ。
遊び球がもたらす役割はまだある。もうひとつは「相手の足を止める」ことだ。中村は「言い方は悪いですけど、何も起こらなそうな出し入れを1本、2本することによって、(相手に)一瞬の油断が生まれる。休んでボールをただ見てしまうんですよね。なんでもないシーンがビッグチャンスを生むんです」と力説。

遊び玉は、試合を観戦するサッカーファンにとっても観戦のポイントになると言う。「遊び球が入ったら、何か起こるかもしれない。誰か走り出すかもしれないと思ってもらいたい。そうすれば、次の展開を楽しむことができる」中村も日本代表時代にボランチの遠藤保仁と遊び球を交わしていたそうだ。将来のサッカー日本代表も育成年代から取り入れるべきだと語り「やる方も見る方も効果を理解して、イメージを共有することが大事かなと。パスの1つひとつに意図を組んで練習していってほしい」と提案した。
遊び球をすることによって、相手が足を止める。サッカーにおいて、相手の動きを止める瞬間は他でもないチャンスである。それを生み出すことのできる、遊び玉を早い年代から習得すれば、プレーの幅が大きく広がる。中村は「ぜひやってほしいです。本当に縦パスをポン、ポンと(1往復でも)やるだけなので」と笑顔で語りかけた。
『やべっちスタジアム #175 : 憲剛解説”最強”日本代表の「遊び球」& J終盤戦スタート!』より
*The information in this article has been edited and distributed based on the content at the time of broadcast.

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