阪神タイガースドラフト5位/ 【佐野大陽(さのたいよう)】富山GRNサンダーバーズ
富山GRNサンダーバーズの佐野大陽内野手は、阪神タイガースにドラフト5位で指名された。※イラスト/vaguely
profile
名前:佐野大陽(さのたいよう)
ポジション:内野手
投打:右投げ右打ち
出身:静岡県
生年月日:2002年2月14日
身長/体重:178cm/81kg
経歴:富士宮市立第一中学校ー常葉大学附属橘高等学校ー中部大学ー富山GRNサンダーバーズ
Characteristics as a player
プロ野球独立リーグの日本海リーグに所属する佐野は、堅実な守備力と安定した打撃を兼ね備えた遊撃手である。50m走5秒9のスピードを活かした守備範囲の広さと相手をかき乱す走塁が持ち味だ。打撃面では広角に弾き返す右打ちの好打者であり、主にリードオフマンとして打線を牽引することが多い。出塁率の高さが特徴で、2024年の富山GRNサンダーバーズではリーグ1位の出塁率.464を記録した。大学時代には、4年生の春にリーグ戦4本塁打をマーク。本塁打王とベストナインに輝き、一発もある選手として注目される。高校時代には捕手や三塁手としての経験も持つなど、走攻守全てにおいてバランスの取れた選手である。
Baseball career
佐野は静岡県富士宮市で生まれ、小学校1年生の時に地元の軟式野球チームに所属して野球を始めた。中学へ進学後は、野球部で投手兼遊撃手として活躍。中学時代は投手としても注目された一方、遊撃手としての才能も開花し、守備面での評価が高かった。
常葉大橘高校での活躍
高校は地元の名門常葉大橘高校に進学。最初は投手として入学したものの、1年生の秋から遊撃手に転向する。転向後、守備だけでなく打撃面でも力をつけ、2年生からは主将としてチームを牽引。遊撃だけではなく、三塁の守備につくこともあった。3年生になると捕手としてもプレーすることに。夏の予選では4番捕手として挑んだ。2回戦の池新田高校戦では3安打4打点を記録し、県大会3位に大きく貢献。高校3年間ではユーティリティ性の高い守備力や、パンチのある打撃面などで成長を見せ、その後の活躍の足がかりとなった。
中部大学での活躍
大学は愛知県にある中部大学に進学し、さらなるレベルアップを遂げる。大学2年生の春からリーグ戦に出場し、3年生の春からは正遊撃手として活躍。主に9番打者として全12試合中7試合にスタメン出場し、打撃面では安定した成績を残した。4年生になると主将を務め、1番打者としてチームの打線を牽引する役割を果たした。4年生の春には打率.404を記録し、本塁打4本、10打点を挙げるなど、打撃での存在感を示す。本塁打王とリーグのベストナインにも選出され、リーグ優勝に大きく貢献した。全日本大学選手権にも出場しており、全2試合で1番・遊撃を務めたが、7打数無安打3三振と調子は上がらなかった。チームは2回戦敗退を喫している。大学リーグ通算では51試合に出場し、打率.295、4本塁打、21打点と安定した成績を収め、次のステップへと進んだ。
富山GRNサンダーバーズでの活躍
大学卒業後は、富山GRNサンダーバーズに加入。1年目から遊撃手のレギュラーとして活躍した。全40試合中39試合に先発出場し、主に1番打者としてチームを引っ張っていた。打撃面では打率.336を記録し、リーグトップの出塁率.464を記録している。特に注目されたのは出塁率の高さで、37個の四死球を選びチームの打線を活性化させた。この年は最高出塁率のタイトルを獲得している。富山GRNサンダーバーズには1シーズンしか在籍していなかったものの、大きなインパクトを残した。プロに入っても、粘り強さと光る好守を武器に活躍が期待される。
Participation results
高校時代の成績
2017年夏の静岡大会:準々決勝敗退
秋の静岡大会:3位
秋の東海大会:準々決勝敗退
2018年春の静岡大会:3位
夏の静岡大会:3回戦敗退
秋の静岡大会:4回戦敗退
2019年春の静岡大会:3位
夏の静岡大会:3回戦敗退
大学時代の成績
2020年春季リーグ戦:中止
秋季リーグ戦:4位(出場なし)
2021年春季リーグ戦:3位
秋季リーグ戦:2位
2022年春季リーグ戦:4位
秋季リーグ戦:3位
2023年春季リーグ戦:1位
秋季リーグ戦:5位
独立リーグでの活躍
2024年リーグ戦:2位
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)