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阪神タイガースドラフト3位/【木下里都(きのしたりと)】KMGホールディングス

KMGホールディングスの木下里都投手は、阪神タイガースにドラフト3位で指名された。※イラスト/vaguely

Icon kinggear iconKING GEAR Editorial Department | 2024/11/29

profile

name:木下里都(きのしたりと)
position:pitcher
Pitching/batting:右投げ右打ち
Birthplace:福岡県
date of birth:2001年1月27日
Height/Weight:183cm/体重87kg
Biography:小田部小ー原北中(白龍ベースボールクラブ)ー福岡舞鶴高校ー福岡大学ーKMGホールディングス

Characteristics as a player

183cm、87㎏の体格から投げ込まれる最速156km/hの小さく動く直球が武器の本格派右腕。変化球はカットボール、縦に曲がるスライダー、カーブ、ツーシームなどを操り、プロ顔負けの剛速球と共に打者を打ち取る。

高校生の時は主に遊撃手として活躍し、投手に転向したのは大学1年生からという異色の経歴を持つ。そこから努力を重ね、大学4年生の春にようやく先発として登板機会が回ってきた。リーグ戦では春に4試合を投げて2勝、防御率1.04。最優秀防御率賞のタイトルを獲得した。大学通算では5勝を挙げている。

大学卒業後に所属したKMGホールディングスでは、ソフトバンク元コーチの加藤真一監督指導の下、急成長を果たし、一気にプロ注目の存在となった。遅咲きの剛腕投手がプロの世界でどこまで通用するのか期待が高まる。

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Illustration by vaguely

Baseball career

福岡県福岡市に生まれ、小田部小1年の頃から軟式チームで野球を始めた木下。進学した原北中では、白竜ベースボールクラブに所属してさらに腕を磨いていった。

福岡舞鶴高校での活躍

高校は福岡舞鶴高校に進学。高校生までは主に遊撃手として活躍していた。1年生で夏の大会デビューを果たし、2年生の夏の福岡大会では1番遊撃手としてレギュラーを勝ち取り、大会通算打率.455、2打点という成績を残した。その年の準優勝校である福大大濠高校と4回戦で当たり、1-4で敗北した。

3年生で迎えた最後の夏の大会では、1回戦で小郡高校と対戦。3番遊撃手として先発出場したが、4打数無安打に終わり、試合も4-5で敗れてしまった。6回からはリリーフとしてマウンドに上がり、3回を1安打1失点に抑えている。

福岡大学での活躍

高校卒業後は、福岡大学に進学。ここで本格的に投手へと転向した。しかし、3年生まではほとんど登板はなく、通算登板回数も3回2/3にとどまるなど目立った活躍はできなかった。

潮目が変わったのが、4年生の春リーグ。先発の柱としてマウンドに上がると、4試合で26回を投げて、2勝、被安打14、自責点3、防御率1.04という圧倒的な成績を残した。最終防御率のタイトルを獲得し、木下の名は一気に知れ渡る。続く同年秋リーグでも4試合24回を投げて、3勝、被安打13、自責点5、防御率1.88と好成績を挙げる。全国大会でも上武大学戦に登板し、5回を無失点に抑える好投を見せた。

KMGホールディングスでの活躍

大学卒業後は、KMGホールディングスに就職し、硬式野球部に入団。福岡ソフトバンクホークスでコーチを務めた加藤伸一監督の下で急成長を遂げた。1年目の秋から全国大会を経験し、初戦の日本製鉄かずさマジック戦では先発投手として登板する。しかし4回で4点を失い、本来の力は発揮できなかった。

2年目になると、九州二次予選3試合すべてに登板。1失点完投を含め、23回を投げて防御率は0.78を記録するなど、圧巻のピッチングを見せた。同年夏には、エースとしてチームを7年ぶりの都市対抗野球出場に導く。

本大会では、初戦の日本製紙石巻戦に先発したが、3回1/3を投げて3失点を奪われる。チームも4-5で敗れたものの、球速156km/hを記録し、全国大会でその名を広めることに成功した。

Participation results

福岡舞鶴高校での成績

2016年夏の福岡大会:3回戦敗退
秋の福岡大会:2回戦敗退
2017年春の福岡大会:1回戦敗退
夏の福岡大会:4回戦敗退
秋の福岡大会:1回戦敗退
2018年春の福岡大会:3回戦敗退
夏の南福岡大会:1回戦敗退

福岡大学での成績

2019年春季リーグ戦:1位(出場なし)
2019年秋季リーグ戦:2位/1試合(1回)0勝0敗 防御率0.00
2020年春季リーグ戦:cancel
2020年秋季リーグ戦:1位/1試合(2/3)0勝0敗 防御率0.00
2021 Spring League:1位(出場なし)
2021 Fall League:2位/1試合(1回)0勝0敗 防御率0.00
2022 Spring League:1位/4試合(26回)2勝0敗 防御率1.04
2022 Fall League:2位/4試合(24回)3勝0敗 防御率1.88

KMGホールディングスでの成績

2023年社会人野球日本選手権大会:初戦敗退/1試合(4回)0勝1敗 防御率2.25
20204年都市対抗野球:1回戦敗退/1試合(3回2/3)0勝0敗 防御率7.36

*The information in this article is current as of the time of publication (as of November 2024).