【解説】日本人競泳界で唯一のメダル獲得 松下知之(競泳男子400m個人メドレー/銀)
競競泳の男子400m個人メドレーに出場した松下知之選手は、日本人競泳界で唯一のメダルとなる銀メダルを獲得した。瀬戸大也選手とともに出場した決勝では、第2レーンからスタートし、最後の自由形でスパートを見せて2位に食い込んだ。※トップ画像出典/picture alliance via Getty Images
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現地時間7月28日に行われた男子400m個人メドレーの予選1組に出場した松下選手は、得意の自由形で3位に浮上。終盤にかけてさらに加速すると、4分11秒18で1組の2位に入った。
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すると、全体の5番目で決勝に駒を進めることが決定。決勝では第2レーンに入り、第3レーンの瀬戸選手、第4レーンに立ったフランス代表レオン・マルシャン選手と並んで泳ぐこととなった。
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迎えた決勝では、レース序盤からマルシャン選手と瀬戸選手が最初のバタフライ、続く背泳ぎで激しい先頭争いを見せる。松下選手は、前半を6位で折り返した。しかし、平泳ぎに入ると瀬戸選手は失速しマルシャン選手の独走状態に。
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最後の自由形に入ると松下選手がクロールで驚異的な追い上げを見せ、最終的にはオリンピックレコードを叩き出したマルシャン選手に次ぐ2位でフィニッシュ。4分8秒62の記録で、見事に銀メダル獲得となった。
<五輪での戦績>
予選:5位(4分11秒18)
決勝:2位(4分8秒62)
<Profile>
2005年8月1日、栃木県生まれ。東洋大学に在学中の19歳。2022年にジュニアパンパシフィックに出場し、200m個人メドレーで銀メダル、100mバタフライで銅メダルを獲得した。
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同年に世界ジュニア選手権に出場し、200m個人メドレーで銀メダルを獲得。2023年の世界ジュニア選手権では、400m個人メドレーで優勝を果たした。
2024年のパリ五輪競泳日本代表選考会の400m個人メドレーでは、派遣標準記録を突破し優勝。初の五輪出場を決めた。