[Paris 2024 Olympics] Tennis players to watch - overseas edition
いよいよパリ2024オリンピックが開幕する。新しく追加された新競技も気になるが、やはりテニスについて語りたい。会場は「スタッド・ローラン・ギャロス」。コートは赤土のクレーコートだ。テニスをまだ知らない人にこっそり伝えたい。「今年のオリンピックのテニスは赤土だね。」と言うだけで、周りの見る目が変わるだろう。今回は個人的に注目している海外選手について話したい。
選手を知って観る楽しさ
私は選手について詳しいわけではない。恐らく、いや絶対、私はテニスをやってる人々の中だったら、プロ選手について知らない方だ。あくまでも壁打ち、自分が打つのが好きであり、沢山観戦をしてきたわけではない。選手よりもラケットやガットに興味があり、試合は「誰と誰の対決」ではなく、「このラケットとあのラケットの対決だ」と思いながら試合を観てきた。なので1人の選手をずっと応援していたわけではなく、たまたまやってる試合を応援するスタイルだった。しかし去年から国内大会の観戦に行ったり、今年はパリへ全仏オープンを観戦しに行き、選手情報を頭に入れた上で見るテニスの楽しさにも気付けた。
世界ランキング上位の選手達
「テニス」競技だけでシングルスは男女64人ずつ、ダブルスは男女32組ずつ、混合ダブルスは16組が出場し試合が行われ、計172の出場枠が用意されている。今回は男女それぞれの2024年7月15日付けの世界ランキング上位の選手について紹介する。
ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)
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男子世界ランキング2位。5大会連続出場で2008年の北京五輪で銅メダルを獲得。6月に行われた全仏オープンで右膝を負傷し手術をしたが、驚異的というより異次元の回復力を見せ、7月に行われたウィンブルドン選手権では決勝に進出。プレーとしては、オールラウンダー以上のオールラウンダー。相手の早いサーブやハードヒットのストロークに対応できるバックハンドで、個人的にはフォームも美だと感じている。ラリーではミスが少なく、切り返し動作が素晴らしい。この動きの秘密については、また別の機会に話したい。
ラファエル・ナダル選手(スペイン)
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ピンのストロークはスイングスピードがとにかく早い。アルカラス選手と男子ダブルスにも出場する。
カルロス・アルカラス選手(スペイン)
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男子世界ランキング3位。今年の全仏オープン、ウィンブルドン選手権優勝。現在、波に乗りすぎている選手である。ナダル選手とダブルスの出場も決まっているが、ナダル選手が2008年北京五輪で金メダルを獲った時、アルカラス選手はまだ5歳であった。テニス界のレジェンドと新世代の選手の夢のダブルスペアである。パワフルなストローク、特にフォアハンド。ロングラリーしている中での急なドロップショットは神業である。◯◯プレーヤーという型にはまらない気がしている。イガ・シフィオンテク選手(ポーランド)
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女子世界ランキング1位。onのウェアーにTecnifibreのラケット使用。完全なる私の勝手なイメージだが、この組み合わせが「今」だなと感じる。何が?と問われても答えようがなく、とにかく「今」だなと。最近一緒にテニスをする人達が、同じラケットを使ってる人がとにかく多い。クレーコートでの試合を得意とし、全仏オープンで4度優勝。コンパクトなフォームが特徴。コンパクトなフォームでもあんなに威力のあるストロークが打てるのかと。容赦ない感じが大好きである。そして3つの球を使ったジャグリングがとても上手い。
コリ・ガウフ選手(アメリカ)
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女子世界ランキング2位。個人的にココさん(愛称がココ)のInstagramが大好き。テニスとファッションを楽しんでいて、色の使い方が大好きで毎回ウェアやアクセサリーをチェックしている。試合中どんな球も粘り強く食らいつき、コート上どこにでもいる。どんな球でもいいから、とにかく相手のコートに返す大事さを試合を観ていて感じる。とにかく粘り攻撃のタイミングを見計らい、一瞬のチャンスを見逃さない。完璧なコースと完璧なショットでポイントをとる。ポイントをとった後、勝利が決まった後のリアクションが可愛い。
今回はパリ2024オリンピックに出場する海外の選手についてまとめた。テニスは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンの世界四大大会をすべて制覇すれば「グランドスラム達成」。そしてオリンピックで金メダルも獲得すれば「ゴールデンスラム達成」という。「生涯ゴールデンスラム」を達成している選手は4人。同年中にゴールデンスラムを達成したのは1988年のシュテフィ・グラフ選手(ドイツ)だけである。
次回は日本代表の選手について話したい。
(ランキングは2024.7.15時点である。)