Legend

Saitama Seibu and Giants alumnus operate the Legend Express ``We want the alums to join us in enlivening the baseball world.''

In conjunction with the exchange game between Saitama Seibu and the Giants (June 7th to 9th), Seibu Railway and Seibu Railway will operate a chartered train tour in which former players from both teams will participate, with talk shows, photo shoots, and the presentation of autographs. He deepened his interaction with fans through such activities. After the event ended, Eio Kaku (former Giants) and Hironori Ishige (former Seibu) spoke on behalf of both teams and spoke about their thoughts on the innovative project and their thoughts on professional baseball these days.

Icon fopv vbvqbakaduJunichi Swan | 2022/06/08

ーー本日のレジェンド・エクスプレス・ツアーのご感想をお聞かせください。

 石毛:久々にファンの目の前で生の声で発信させてもらい、「いい気分」を味わえたことに感謝しています。皆さんから、いろいろな質問を受けましたが、改めて「野球ファン」という存在のありがたさを感じました。少しでも喜んでいただける時間を作り出せたのであれば、とても嬉しいです。本当に良い時間を過ごせました。

 角:「とにかく、今のプロ野球を少しでも応援したい」という思いだったので、レジェンドOBの皆さんと協力して、こういったものが実現し、非常に楽しい一日を過ごせました。 

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――ここまでの両チームの戦いぶりを、お二方はどのようにご覧になられていますか?

 角:「交流戦を制するものがペナントを制す」と言っても過言ではありません。埼玉西武ライオンズは、ちょっとチャンスがないかな…(笑)。巨人は良い位置につけているので、1位のヤクルトに追い付くために、3連勝してほしい。原監督には頑張ってほしいです。宜しくお願い致します。

 石毛:西武ライオンズは故障者が多く、なかなか思うようなフルメンバーが組めない状況ですが、(怪我で戦列を離れていた)ここにきて若林が復帰を果たすなど、チーム状態は徐々に上向いていると思います。

やっぱり巨人が相手だと、自ずと力が入りますから、最近は少し低迷してしまってますが、巨人との対戦が起爆剤となって、辻監督を中心にした埼玉西武ライオンズの底力を見せてほしいです。 

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――鉄道の車内で開催されるという珍しいイベントでした。参加されたご感想をお聞かせください。


 石毛:初めての経験でしたね。球場には、グラウンドとスタンドの間に距離がありますが、ファンの方ととても近いところで話せたのは、とても良い経験でした。

僕は現場を離れ、年も重ねていますが、これまでのプロ野球の歴史や、他の世代の方とは異なる視点は、提供できると思います。なかには「未来に向けて、どんな野球界になってほしいか」というような壮大な議論を交えながら皆さんと交流を深めることができたので、僕にとっても有意義な時間でした。 

 角:僕は、企画段階から協力させていただきましたが、とにかく「今のプロ野球を応援したい」という気持ちです。レジェンドOBの力を借りながら、ファンとの距離を縮めていく。「今のプロ野球をもっと素晴らしいものにしていきたい」という想いがあるので、その手助けが出来れば良いなと思っています。鉄道を使った初めての試みでしたが、「チャレンジさせていただけて良かった」と思っています。         

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――お二方の現役時代に対戦された、両チームの印象や、思い出をお聞かせください。
 

 石毛:「球界の盟主の巨人軍を、どうすれば倒せるか」という研究を重ね、技術を向上させていきました。“巨人”という存在があったことで、僕らも多大な刺激をもらいましたし、成長にも繋がったとも思っています。

 角:僕らの時代は、ライオンズ選手が纏うブルーのユニフォームが、本当に驚異を感じていました。 石毛さんには、「球界の盟主」と言っていただきましたが、当時は、西武ライオンズの方が名手だったかなと。なので、僕らもある意味では、「打倒、ライオンズ!」という気持ちを持っていました。
      
 石毛:  巨人と対戦した、1983年(昭和58)の日本シリーズは楽しかったですね。「どっち転ぶかわからない」状況の中、逆転やサヨナラで勝利を掴み取りましたし、あれだけの大きな舞台で堂々と戦えたことは自信になりましたし、とても楽しかった。きっと、お客さんも楽しんでくれたんじゃないかな。そういう意味で、巨人は、野球の魅力を引き出してくれた好敵手とも言えますね。

今の選手たちにも、「ファンや方や自分自身のために努力していく」という気持ちを忘れず、全力で頑張ってほしいと思います
し、僕らも野球の魅力をたくさん発信していきたいです。

 角:僕らがプレーしていた当時のことを知るファンは、「あの頃は楽しかった」と言ってくださることも多いんですけど。

今の野球界にも、千葉ロッテの佐々木朗希投手を始め、素晴らしい選手が揃っています。僕らO Bには、「球界をもっと盛り上げていく」ことが求められていると思うので、これからもプロ野球界を応援していきたいです。
 日本シリーズで対戦された思い出があれば、教えてください。

 石毛:僕らの時代の巨人軍には、江川、西本、定岡、角。その後は、桑田、槙原、水野などの名だたる投手陣が揃っていました。巨人の投手陣をどのように打ち崩すか。巨人の投手と対戦することが楽しみでしたし、僕らが頑張る起爆剤にもなっていました。やる気を引き出してくれた巨人軍に感謝です。

 角:俺は、その頃は肘を怪我していたから、対戦した思い出はあまりないかもしれない。ほとんど登板していないですから(苦笑)。  

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運行を終え、両チームのレジェンドOBが記念撮影

西武:平野 謙、松沼 博久、西崎 幸広、石毛 宏典
Giant:槙原 寛己、村田 真一、定岡 正二、角 盈男、鹿取 義隆
(※巨人OBとしてイベントに参加した鹿取義隆氏は、西武にも在籍経験あり)

車両:西武鉄道40000系
区間:池袋〜西武球場前(貸切運行)
代金:12,000円(大人1人)

【取材協力・写真提供】 西武鉄道(株)(株)西武ライオンズ