カリスマスパイク博士“高橋竜也”がメッシのアルゼンチンを解剖‼︎「戦術メッシで上位進出を」
ワールドカップで今回も優勝候補となっているアルゼンチン。グループリーグ初戦でアイスランドに苦戦して1−1となり、2戦目ではクロアチアに0−3と大敗を喫した。もう後がない状況の3戦目で力を発揮したのが、リオネル・メッシであった。アルゼンチンが勝ち残るためには「あることが必要である」と、カリスマスパイク博士の高橋竜也氏(FUTABA SOCCER WORLD)が語った。
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Dissecting Brazil! ︎
ロシアを解剖‼︎
ドイツを解剖‼
ポルトガルを解剖‼
ベルギーを解剖‼
イングランドを解剖‼
セネガル・ポーランドを解剖‼
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――メッシは本当に凄い!
Takahashi:いやー、凄かったですね!メッシ選手から、自分の力で決勝トーナメントへ勝ち上がるんだという強い気迫を感じましたよね。またよく走ってました。最後のロスタイムでも自分が奪われたボールを取り返していましたね。
ワールドカップというものがこのような大会なんだと、1番身を呈してグランドの上で表現していました。ただ、そのような状況の中ナイジェリア戦で決めた1点目のゴールは、非常にメッシ選手らしかったです。センターラインを越えたあたりから、いきなりトップスピードになって抜け出しました。そして、入ってきたパスに対して自分が得意としていない右足の方へボールをタッチをして、相手に触らせないような位置に持っていきましたからね。
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――adidasネメシスの「メッシスタッド」
Takahashi:メッシ選手の動きと力が存分に発揮されるようにサポートしているシューズがネメシスとなりますね。 スタッドに関してはメッシ選手のみが扱う「メッシスタッド」となっています。彼が求めるような細かいタッチやモールタッチができるように、少し形状が変わっているタイプのものとなります。
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回転したり、ドリブルで脇をすり抜けていくようなプレーを、彼はスタッドで表現することにこだわりを見せています。グランドに引っかかるグリッドを限りなく三角形にしています。つま先とかかとの部分がグランドの芝に引っかかるのを絶対に嫌がるので、丸型にしていますね。
今回からメッシという品番がなくなってしまったんですが、adidasとしては、わざわざメッシモデルを作りましたからね。「このシューズがなければadidasを履かない」という勢いがメッシにあったみたいですからね。アウトソールも微妙にダーツの入り方も変わっていまして、メッシが直線的に動けるような形状となっています。
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――アルゼンチンが勝ち進むために
Takahashi:あとはメッシ選手のチームの思いや動きにチーム全体が付いていけるかでしょうね。「戦術メッシ」と言われるアルゼンチンの戦い方で、どこまで勝ち進めるかが非常に興味深いところであります。準決くらいまで行ってくれるとスペインと対戦すると思うので、乞うご期待なのかなと思いますね。
個人的に注目しているのが、あまり試合には出ていませんがユベントスのディバラ選手となります。メッシ選手とは少し違ったドリブラーで、もっと起用して欲しいですね。左足でのみプレーする期待の若手のホープです。彼はシュートが上手で、スピードがある走りができますからね。
メッシ選手と若手が上手く融合すれば、上に勝ち進めるのではないかと思います。 (了)
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FUTABA SOCCER WORLD
http://www.futaba-sp.com/author/oomiya
Interview photograph / Hidemi Sakuma
ロシアを解剖‼︎
ドイツを解剖‼
ポルトガルを解剖‼
ベルギーを解剖‼
イングランドを解剖‼
セネガル・ポーランドを解剖‼
――メッシは本当に凄い!
Takahashi:いやー、凄かったですね!メッシ選手から、自分の力で決勝トーナメントへ勝ち上がるんだという強い気迫を感じましたよね。またよく走ってました。最後のロスタイムでも自分が奪われたボールを取り返していましたね。
ワールドカップというものがこのような大会なんだと、1番身を呈してグランドの上で表現していました。ただ、そのような状況の中ナイジェリア戦で決めた1点目のゴールは、非常にメッシ選手らしかったです。センターラインを越えたあたりから、いきなりトップスピードになって抜け出しました。そして、入ってきたパスに対して自分が得意としていない右足の方へボールをタッチをして、相手に触らせないような位置に持っていきましたからね。
――adidasネメシスの「メッシスタッド」
Takahashi:メッシ選手の動きと力が存分に発揮されるようにサポートしているシューズがネメシスとなりますね。 スタッドに関してはメッシ選手のみが扱う「メッシスタッド」となっています。彼が求めるような細かいタッチやモールタッチができるように、少し形状が変わっているタイプのものとなります。
回転したり、ドリブルで脇をすり抜けていくようなプレーを、彼はスタッドで表現することにこだわりを見せています。グランドに引っかかるグリッドを限りなく三角形にしています。つま先とかかとの部分がグランドの芝に引っかかるのを絶対に嫌がるので、丸型にしていますね。
今回からメッシという品番がなくなってしまったんですが、adidasとしては、わざわざメッシモデルを作りましたからね。「このシューズがなければadidasを履かない」という勢いがメッシにあったみたいですからね。アウトソールも微妙にダーツの入り方も変わっていまして、メッシが直線的に動けるような形状となっています。
――アルゼンチンが勝ち進むために
Takahashi:あとはメッシ選手のチームの思いや動きにチーム全体が付いていけるかでしょうね。「戦術メッシ」と言われるアルゼンチンの戦い方で、どこまで勝ち進めるかが非常に興味深いところであります。準決くらいまで行ってくれるとスペインと対戦すると思うので、乞うご期待なのかなと思いますね。
個人的に注目しているのが、あまり試合には出ていませんがユベントスのディバラ選手となります。メッシ選手とは少し違ったドリブラーで、もっと起用して欲しいですね。左足でのみプレーする期待の若手のホープです。彼はシュートが上手で、スピードがある走りができますからね。
メッシ選手と若手が上手く融合すれば、上に勝ち進めるのではないかと思います。 (了)
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FUTABA SOCCER WORLD
http://www.futaba-sp.com/author/oomiya
Interview photograph / Hidemi Sakuma