Van Wel Meskelken, Riki (SC Kambool), who is struggling in the Netherlands, interview "Vol.3 debut match Japanese match with Miyashi Satoshi player!"
高校を卒業後にJリーグを経ないでエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)でプロデビュー。オランダでの活躍が目に留まり、2016年にはリオ五輪を目指すU-23日本代表にも選らばれた。そんなファン・ウェルメスケルケン・際さんに自身のルーツと現在について詳しく聞かせてもらった。Vol.3ではプロデビュー戦となった試合で宮市亮選手との日本人対決が実現した話などを聞かせて頂いた。
Koike Kikuchi
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2018/06/27
Vol.2 from here
―― オランダに来て激しさとか感じた部分はあるかと思いますが、プレーの方はどうでした?
edge 来た1年目に関しては、身体もみんな強いですし、スピードもあるので、そこの差を埋めるものといったら技術ですよね。そこでしかまず勝てないというか、初めの1年目はファーストタッチのことばかり考えて練習していました。
どうしたらファーストタッチでそのプレスをかわせるか、囲まれた時に抜け出せるか、などそこを本当に意識してやりました。その為には周りを見なければなりませんし、トータルして凄く成長できたと思います。
―― こっちでは身体ごと、足ごと刈り取りにくるディフェンダーを多々見かけますよね。
edge そうですね。身体ごとでも、ボールに触らせなければファールになるので、いかにボールに触らせないところにおけるかというところを徹底してやっていました。
―― なるほど、特にファーストタッチは重要ですね。話は変わりますが、オランダに来た時に持ってきたスパイクは?
edge 1年目はどうだったかな。1番初めはナイキのマーキュリーかヴェイパーでした。たぶんヴェイパーです!
―― このスタジアムは人工芝だから固定式のスパイクを履くと思うんですけど、ヨーロッパで取材させてもらった日本人選手はみんなミックスソールのスパイクを履いていました。グラウンドが緩かったりすると思うんですが、どうですか?
edge ジュピラーリーグは人工芝のスタジアムが多いんですけど、数チームは天然芝です。芝生に関しては日本のクオリティには及びませんよ。冬がメインなんで、緩いグラウンドが多いんです。
―― 今日持ってきて頂いたスパイクもミックスですもんね。基本練習は固定式ですよね。はじめに所属したドルトレヒトのスタジアムも人工芝でしたか?
edge 人工芝でした。エールディヴィジに所属しているチームでも人工芝の場合があります。どうしても人工芝の方が管理するお金が安く済むんですよ。
天然芝ですと、気候的に冬はぐちゃぐちゃになってしまうので。諸々考えると人工芝で安定してプレーさせるというチームがオランダでは多いんです。
―― 人工芝と天然芝のスタジアムがあることによっての難しさはありますか?
edge そこまでないですけど、人工芝と天然芝では疲れ方が違います。天然芝で久しぶりにやると身体にくる負荷が大きく感じます。そういう部分はありますけど、そんなに苦労はしてないですよ。
―― ドルトレヒトでの2年間は、初めはアマチュア契約でやって、2015年にプロ契約に変わって、そこから公式戦に出ましたよね。プロ初年度はトップリーグで1試合出ているんでしたっけ?
edge そうです。ドルトレヒト対トゥウェンテの試合に出場しました。
―― 高校からJリーグではなく、いきなりオランダのトップリーグであるエールディヴィジにデビューとは凄いことですよね?
edge でも、トップチームで半年くらい練習をしていたんで、自信をもって臨めました。
トゥウェンテは良い選手がそろっていたので、良いチームとデビュー戦をやれるなってワクワクしていました。その時、宮市選手(宮市亮)がトゥウェンテにいたので、特に楽しみでした。
―― デビュー戦が宮市選手との日本人対決とは!
edge 後半途中から宮市君も入って来ました。でも反対のサイドだったんです。
―― バチバチとボールの取り合いなどは出来なかったんですね。
edge そうなんです。でも本当に良い経験でした。
―― スタメンフル出場ですか?
edge はい。90分全部出ました。
―― グラウンドに入っていく時に、ここまで来たんだとか、何か感慨深いものとかはありましたか?
edge 試合が始まる前に関しては試合の事しか考えていないんで、ここまで来たんだとかは試合が終わってから実感し始めました。それまでは「スタメンで出るよ!」と監督から、その試合の週初めに聞いてたんで、もうずっと対峙するウィンガーの動画を見ていましたね。
―― 宮市選手とはその時に対戦して、そこからずっと連絡を取り合っていたりするんですか?
edge 連絡は取らせてもらっています。その後、宮市さんはドイツに行ってしまったので、距離的になかなか会いに行ったりは出来てないですけど、やり取りはたまにしてますし、僕にとっては一番最初にヨーロッパで会った先輩なので、すごい記憶に残る人ですね。本当に良い人です。
―― 他にもオランダですと、際さんがプレーされている時には藤田俊哉さんとか本田圭佑選手とかは被ってないですか?
edge 渡蘭してから現在までは、宮市亮選手、藤田俊哉さん、大津祐樹選手、ハーフナーマイク選手、太田宏介選手、堂安律選手、小林祐希選手が被っていましたね。
―― 交流はありました?
edge お世話になったのは宮市くん、藤田さん、宏介くんや祐希くんですかね。食事をご一緒させて頂いたり、色々と気を遣って頂き良くしてくれました。本当に大切な方達です。
―― そこでデビューして、チームはその後に2部であるジュピラーリーグに落ちてしまいましたよね。でもそこからスタメンで、2年間で60試合くらい出ているんですか?
edge 昨シーズンを含めたら90何試合なんで。もうちょっとで100試合と聞いています。
Vol.4 に続く
写真:菊池康平
―― オランダに来て激しさとか感じた部分はあるかと思いますが、プレーの方はどうでした?
edge 来た1年目に関しては、身体もみんな強いですし、スピードもあるので、そこの差を埋めるものといったら技術ですよね。そこでしかまず勝てないというか、初めの1年目はファーストタッチのことばかり考えて練習していました。
どうしたらファーストタッチでそのプレスをかわせるか、囲まれた時に抜け出せるか、などそこを本当に意識してやりました。その為には周りを見なければなりませんし、トータルして凄く成長できたと思います。
―― こっちでは身体ごと、足ごと刈り取りにくるディフェンダーを多々見かけますよね。
edge そうですね。身体ごとでも、ボールに触らせなければファールになるので、いかにボールに触らせないところにおけるかというところを徹底してやっていました。
―― なるほど、特にファーストタッチは重要ですね。話は変わりますが、オランダに来た時に持ってきたスパイクは?
edge 1年目はどうだったかな。1番初めはナイキのマーキュリーかヴェイパーでした。たぶんヴェイパーです!
―― このスタジアムは人工芝だから固定式のスパイクを履くと思うんですけど、ヨーロッパで取材させてもらった日本人選手はみんなミックスソールのスパイクを履いていました。グラウンドが緩かったりすると思うんですが、どうですか?
edge ジュピラーリーグは人工芝のスタジアムが多いんですけど、数チームは天然芝です。芝生に関しては日本のクオリティには及びませんよ。冬がメインなんで、緩いグラウンドが多いんです。
―― 今日持ってきて頂いたスパイクもミックスですもんね。基本練習は固定式ですよね。はじめに所属したドルトレヒトのスタジアムも人工芝でしたか?
edge 人工芝でした。エールディヴィジに所属しているチームでも人工芝の場合があります。どうしても人工芝の方が管理するお金が安く済むんですよ。
天然芝ですと、気候的に冬はぐちゃぐちゃになってしまうので。諸々考えると人工芝で安定してプレーさせるというチームがオランダでは多いんです。
―― 人工芝と天然芝のスタジアムがあることによっての難しさはありますか?
edge そこまでないですけど、人工芝と天然芝では疲れ方が違います。天然芝で久しぶりにやると身体にくる負荷が大きく感じます。そういう部分はありますけど、そんなに苦労はしてないですよ。
―― ドルトレヒトでの2年間は、初めはアマチュア契約でやって、2015年にプロ契約に変わって、そこから公式戦に出ましたよね。プロ初年度はトップリーグで1試合出ているんでしたっけ?
edge そうです。ドルトレヒト対トゥウェンテの試合に出場しました。
―― 高校からJリーグではなく、いきなりオランダのトップリーグであるエールディヴィジにデビューとは凄いことですよね?
edge でも、トップチームで半年くらい練習をしていたんで、自信をもって臨めました。
トゥウェンテは良い選手がそろっていたので、良いチームとデビュー戦をやれるなってワクワクしていました。その時、宮市選手(宮市亮)がトゥウェンテにいたので、特に楽しみでした。
―― デビュー戦が宮市選手との日本人対決とは!
edge 後半途中から宮市君も入って来ました。でも反対のサイドだったんです。
―― バチバチとボールの取り合いなどは出来なかったんですね。
edge そうなんです。でも本当に良い経験でした。
―― スタメンフル出場ですか?
edge はい。90分全部出ました。
―― グラウンドに入っていく時に、ここまで来たんだとか、何か感慨深いものとかはありましたか?
edge 試合が始まる前に関しては試合の事しか考えていないんで、ここまで来たんだとかは試合が終わってから実感し始めました。それまでは「スタメンで出るよ!」と監督から、その試合の週初めに聞いてたんで、もうずっと対峙するウィンガーの動画を見ていましたね。
―― 宮市選手とはその時に対戦して、そこからずっと連絡を取り合っていたりするんですか?
edge 連絡は取らせてもらっています。その後、宮市さんはドイツに行ってしまったので、距離的になかなか会いに行ったりは出来てないですけど、やり取りはたまにしてますし、僕にとっては一番最初にヨーロッパで会った先輩なので、すごい記憶に残る人ですね。本当に良い人です。
―― 他にもオランダですと、際さんがプレーされている時には藤田俊哉さんとか本田圭佑選手とかは被ってないですか?
edge 渡蘭してから現在までは、宮市亮選手、藤田俊哉さん、大津祐樹選手、ハーフナーマイク選手、太田宏介選手、堂安律選手、小林祐希選手が被っていましたね。
―― 交流はありました?
edge お世話になったのは宮市くん、藤田さん、宏介くんや祐希くんですかね。食事をご一緒させて頂いたり、色々と気を遣って頂き良くしてくれました。本当に大切な方達です。
―― そこでデビューして、チームはその後に2部であるジュピラーリーグに落ちてしまいましたよね。でもそこからスタメンで、2年間で60試合くらい出ているんですか?
edge 昨シーズンを含めたら90何試合なんで。もうちょっとで100試合と聞いています。
Vol.4 に続く
写真:菊池康平