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埼玉西武ライオンズドラフト4位/【林冠臣(りんくぁんちぇん)】日本経済大学

日本経済大学の林冠臣外野手は、西武ライオンズにドラフト4位で指名された。※イラスト/vaguely

Icon kinggear iconKING GEAR Editorial Department | 2024/12/06

profile

name:林冠臣(りんくぁんちぇん)
position:外野手
Pitching/batting:右投げ右打ち
Birthplace:台湾
date of birth:2002年12月30日
Height/Weight:195cm/105kg
Biography:桃園市立光明国民中学ー日南学園高等学校ー日本経済大学

Characteristics as a player

日本経済大学硬式野球部に所属する林は195cm、105kgという恵まれた体格を持つ台湾出身の右打ちの外野手であり、特に長打力が際立つスラッガーである。ベンチプレスで145kgを上げるなど、パワー面での規格外のスケールを持ち、打った瞬間に本塁打とわかるほどの圧倒的な打球を放つ。打撃面では、4年春の福岡六大学リーグで打率.429、4本塁打、11打点を記録し、敢闘賞を受賞するなど、リーグを代表する打者として活躍した。主に外野手としてプレーし、大学では中堅手としてチームを支え、またDHとして試合に出場することも多く、その打撃力はチームでも随一ということがうかがえる。プロでもパワーヒッターとしての期待が高く、早い時期からスタメン起用も狙える選手といえるだろう。また走塁面でも俊敏さを持ち、「打てて、走れて、守れる選手」を体現している点が特徴的だ。

Baseball career

林は台湾の桃園市出身で、中学2年生のときに野球を始めた。中学時代は台湾で過ごし、その後、日本の宮崎県にある日南学園高校に投手として進学した。

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Illustration by vaguely

日南学園高校での活躍

日南学園では、1年生の夏に甲子園に出場。しかし林はまだベンチ入りしていなかったため、甲子園のグラウンドを踏むことはなかった。2年生の夏の大会で5番レフトとして出場。初戦の富島高校に2-7で敗北したものの、2安打を記録。ヒジの手術を受けたことを機に野手に完全転向する。コロナ禍の影響で春夏共に甲子園大会がなくなってしまった3年生の時には、県の独自大会に出場。しかし、初戦敗退を喫し、林の高校生活は幕を閉じた。

日本経済大学での活躍

卒業後は日本経済大学に進学し、1年生の春から外野手兼DHとしてリーグ戦に出場した。最初はレギュラー争いに加わる程度だったものの、3年生の秋には主力選手として定着。4年生の春には打撃が好調で、3番DHとして打率.429、4本塁打、11打点を記録し、所属する福岡六大学リーグの敢闘賞を受賞した。同シーズンではリーグ2位に貢献し、チームの中軸打者として名を馳せた。大学通算では66試合に出場し、打率.316、6本塁打、31打点の成績を残している。長打力だけでなく、コンスタントに安打を量産するミート力もあり、リーグを代表する選手の一人へと成長した。4年春には福岡教育大戦で中越えのソロ本塁打を放つなど、重要な場面での勝負強さも見せている。4年生の春・秋シーズンでそれぞれベストナイン、4年春に敢闘賞を受賞した。

Participation results

高校時代の成績

2018年夏の宮崎大会:優勝
夏の甲子園:2回戦敗退
秋の宮崎大会:2回戦敗退
2019年春の宮崎大会:2回戦敗退
夏の宮崎大会:2回戦敗退
秋の宮崎大会:準々決勝敗退
2020年春の宮崎大会:中止
夏の宮崎大会:2回戦敗退

大学時代の成績

2021年春季リーグ戦:4位(打率.182 打数22 安打4 本塁打0)
秋季リーグ戦:3位(出場なし)
2022年春季リーグ戦:2位(打率.211 打数19 安打4 本塁打1)
秋季リーグ戦:4位(打率.250 打数28 安打7 本塁打0)
2023年春季リーグ戦:3位(打率.227 打数22 安打5 本塁打0)
秋季リーグ戦:3位(打率.276 打数29 安打8 本塁打1)
2024年春季リーグ戦:2位(打率.429 打数49 安打21 本塁打4)
秋季リーグ戦:4位(打率.432 打数37 安打16 本塁打0)

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)