【FW】小川 航基(おがわ こうき)/FIFAワールドカップアジア最終予選・SAMURAI BLUEメンバー
身長186cmの体格を活かしたポストプレーや優れた得点感覚を持つ生粋のストライカー。2022年から所属した横浜FCでJ2得点王・ベストイレブン・MVPに輝く。その活躍が認められ、2023年にオランダ・エールディヴィジのNECナイメヘンに移籍する。※イラスト/これ松えむ
profile
position:MF/FW
Birthplace:神奈川県
date of birth:1997年8月8日
身長/体重:186cm/78kg
所属チーム:桐光学園高等学校→ジュビロ磐田→水戸ホーリーホック→ジュビロ磐田→横浜FC→NECナイメヘン(オランダ)
A代表歴(データ)
出場試合数(先発)/得点数:9(4)/9
主な経歴
2015年:U-18日本代表
2016年:U-19日本代表
2017年:U-20日本代表(U-20W杯)
2018年:U-21日本代表
2019年:U-22日本代表、A代表デビュー
2020年:U-23日本代表
2024年:FIFAワールドカップ26アジア最終予選、A代表
所属リーグでの実績
神奈川県の名門・桐光学園高等学校に所属していた当時から注目を集め、2015年にジュビロ磐田に入団。2017年にはルヴァンカップの対FC東京戦でハットトリックを決めるなど、順調に成長を遂げているかのように見えたが、左膝の前十字じん帯断裂および半月板損傷の怪我を負う。
その後はレンタル移籍を含めてジュビロ磐田で活路を見い出すも、絶対的なレギュラーになることはなく、2022年に横浜FCに完全移籍。すると、チームの戦術がフィットしたのか、得点を量産し、2位と10点差をつけて得点王に輝く。この年はMVPとベストイレブンにも選出され、オランダ・エールディヴィジのNECナイメヘンへと移籍を果たす。リーグ開幕戦のSBVエクセルシオール戦で移籍後初ゴールをマークするなど、海外移籍初年度はリーグ戦24試合8得点、カップ戦4試合4得点と上々の成績を残した。
日本代表での実績、経歴
2017年にFIFA U-20 ワールドカップのメンバーに選出され、初戦の南アフリカ戦では貴重な同点ゴールを決める。トゥーロン国際大会にも2大会連続で選ばれるなど、世代のエースとして君臨してきた。A代表に初めて招集されたのは2019年12月のことだった。韓国で行われたEAFF E-1サッカー選手権2019へのメンバーに選ばれる。12月14日の香港戦で代表デビューを果たし、その試合でハットトリックを達成。大会得点王に選ばれた。A代表ではここまで5試合に出場し、6得点を挙げている。1試合平均1得点以上を獲得しており、決定力不足を補う存在として期待されている。
プレー・スタイル
相手DFとの駆け引きやスペースを埋める能力に長け、ペナルティボックスでのポジショニングには定評がある。パスを受けた後は、高精度のシュート技術で的確にゴールを狙う。身長186cmという恵まれた体格で空中戦を制し、ポストプレーも可能。代表に定着したのは2024年からであるものの、日本が誇る大型FWとしてFIFAワールドカップ26 アジア最終予選や本戦でも注目したい選手だ。
所属クラブでの出場記録 出場試合数(得点数)
2016年 ジュビロ磐田
リーグ杯:2試合0得点
天皇杯:1試合0得点
2017年 ジュビロ磐田
リーグ戦:5試合0得点
リーグ杯:5試合4得点
2018年 ジュビロ磐田
リーグ戦:13試合1得点
リーグ杯:4試合0得点
天皇杯:2試合1得点
2019年 ジュビロ磐田
リーグ戦:5試合0得点
リーグ杯:5試合0得点
2019年 水戸ホーリーホック(J2)
リーグ戦:17試合7得点
2020年 ジュビロ磐田(J2)
リーグ戦:32試合9得点
2021年 ジュビロ磐田(J2)
リーグ戦:24試合1得点
天皇杯:3試合4得点
2022年 横浜FC(J2)
リーグ戦:41試合26得点
2023年 横浜FC
リーグ戦:15試合6得点
2023-2024年シーズン NEC(オランダ)
リーグ戦:31試合11得点
KNVB杯:5試合4得点
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※記事内の情報は執筆時点の情報です
Illustration by Korematsu Emu