【DF】高井 幸大(たかい こうた)/FIFAワールドカップアジア最終予選・SAMURAI BLUEメンバー
川崎フロンターレに所属し、190センチを超える大型CBとしてクラブの大きな期待を背負っている。2024年パリオリンピックでは、2008年北京大会の吉田麻也・香川真司以来となる10代での出場を果たし、本大会を機に全国的にも知名度が上がった若手有望株だ。※イラスト/これ松えむ
profile
position:DF
Birthplace:神奈川県
date of birth:2004年9月4日
身長/体重:192cm/90kg
所属チーム:川崎フロンターレU-15→川崎フロンターレU-18→川崎フロンターレ
A代表歴(データ):
出場試合数(先発)/1(0)/得点0
Main career:AFCU23アジア杯、パリ五輪、FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)
2019年:U-15日本代表
2021年:U-17日本代表候補
2022年:U-18日本代表、U-19日本代表
2023年:U-20日本代表、U-22日本代表
所属リーグでの実績
神奈川県横浜市で生まれた高井幸大は、小学生の頃に川崎フロンターレのU-12に入団を果たし、その後もU-15、U-18と年代別のユースチームを順調に駆け上がってきた選手だ。
高校2年生の時に川崎フロンターレとプロ契約を結ぶと、トップチームの公式戦に出場可能な2種登録選手として登録された。
2023年4月15日に行われたJ1リーグ名古屋グランパス戦(等々力)でJリーグ初出場を叶えると、4月18日の広州足球倶楽部戦ではACLにも出場。徐々に試合数を増やしていき、2024年シーズンは開幕スタメンを勝ち取った。その後もほとんどの試合で先発出場を果たし、3月1日の対ジュビロ磐田戦以外は試合終了までピッチに立ち続けるなど、チームからも大きな信頼を獲得している。2023年シーズンまで29だった背番号も、2024年からはチーム一筋のキャリアを歩んだ伊藤宏樹テクニカルダイレクターや、フロンターレで15シーズンを過ごした登里享平(現、C大阪)が背負ってきた2番を継承するなど、クラブから大きな期待が寄せられていることがわかる。
日本代表での実績、経歴
各年代別の代表として選出されており、18歳でU-20ワールドカップ アルゼンチン大会に出場。2024年にはチーム最年少となる19歳で2024 パリオリンピックに選出され、グループリーグ2試合で完封勝ちに貢献するなど一気に評価を上げる。第3戦は温存となり、満を持して臨んだ準々決勝のスペイン戦では0-3で完敗を喫した。
世界との厚い壁を感じる試合となった一方で、本大会での活躍を機に2024年9月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のメンバーに選出(10月現在、ケガのため不参加)。途中出場ではあるもののA代表としてピッチに立つことも経験し、これからの活躍が期待される。
プレー・スタイル
身長192cmという恵まれた体格を存分に活かし、CBとしてクラブや代表で活躍している。空中戦では無類の強さを発揮し、セットプレーにおいても欠かせない存在である。高さだけでなく、正確なフィードで前線にボールを送り込むことも得意としており、さらに足元のステップワークの技術も向上している。高さと巧さを兼ね備えた隙のないDFとして進化し続ける選手である。
所属クラブでの出場記録 出場試合数(得点数)
2022年 川崎フロンターレ
リーグ戦:0試合 0得点
カップ戦:0試合 0得点
天皇杯:0試合 0得点
ACL:1試合0得点
2023年 川崎フロンターレ
リーグ戦:14試合 0得点
カップ戦:3試合 0得点
天皇杯:4試合 0得点
ACL:3試合0得点
主な獲得タイトル
2023年度:天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会
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Illustration by Korematsu Emu
※記事内の情報は執筆時点の情報です