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【解説】初オリンピックでメダル獲得!“レスリング女子フリースタイル68kg級”銅メダル 尾﨑野乃香

レスリング女子フリースタイル68kg級の尾﨑野乃香選手は、ナイジェリアのブレッシング・オボルドゥドゥ選手を3位決定戦で退け、銅メダルを獲得した。※トップ画像出典 / Getty Images

Icon kinggear iconKING GEAR Editorial Department | 2024/08/26

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出典/Getty Images

初めてのオリンピックとなった尾﨑選手は、1回戦でベネズエラ代表のソレイミ・アントニエタ・カラバジョ・エルナンデス選手をテクニカルスペリオリティーで下し好スタートを切るも、2回戦でキルギス代表のメーリム・ジュマナザロワ選手に6-8で敗戦。しかしジュマナザロワ選手が決勝進出を果たしたため、1回戦でジュマナザロワ選手に敗れていたモンゴルのエンフサイハン・デルゲルマン選手との敗者復活戦に回った。

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この相手を6-0で下し迎えた3位決定戦で尾﨑選手は、試合序盤からタックルで2ポイントを獲得。ペースを掴むと、粘る前回の銀メダリストを相手にその後もポイントを重ね勝利。表彰台で笑顔を見せた。


<パリ五輪の戦績>
1回戦:ソレイミ・アントニエタ・カラバジョ・エルナンデス/○10-0
2回戦:メーリム・ジュマナザロワ/●6-8
敗者復活戦: エンフサイハン・デルゲルマン/○6-0
3位決定戦 :ブレッシング・オボルドゥドゥ/○3-0


<Profile>
2003年生まれ、東京都出身の尾﨑野乃香選手は、慶應義塾大学在学中の21歳。吉田沙保里選手に憧れて小学生の頃にレスリングを始めた。各年代の主要な大会で結果を残し周囲に実力が認められると、高校生だった2018年にJOCエリートアカデミーに入校した。

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2020年からは主戦場を62kg級とし、慶應大学進学後も全日本選手権やアジア選手権で優勝を果たすものの、2023年のアジア選手権で3位、6月の全日本選抜選手権で準々決勝敗退と伸び悩み、パリ五輪出場はほぼ絶望的に。しかし7月に非オリンピック階級である65kg級の世界選手権代表決定プレーオフで優勝、世界選手権でも優勝。さらに12月の全日本選手権では、オリンピック代表が決まっていなかった68kg級でも優勝を果たした。68kg級のオリンピック代表の座をかけたプレーオフで石井亜海選手を逆転で退け、パリへの切符を手に入れた。