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"Thank you" [Wilson] Worldwide simultaneous launch! What was the "new feeling" felt at the RF01 new product launch event?

テニス界の「BIG4」をご存知だろうか?男子プロテニスにおいて突出した成績を残している、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレーの4人を指す。このBIG4の中で、2022年に現役生活に幕を閉じたのがロジャー・フェデラー。しかし、2024年8月8日に再び動き出す。テニス界のBIG4 ロジャー・フェデラーに魅了される日々が戻ってくる予感がする。※トップ画像:筆者撮影

Icon img 9605 1  1Nana Takahashi | 2024/08/28

8月8日はロジャー・フェデラーの誕生日。

2024年、彼が43歳を迎えるこの日に【ロジャー・フェデラー×ウイルソンの全世界同時発表イベント】が全世界で開催された。日本では東京と大阪の2拠点で開催された。
事前にイベント内容は発表されず、参加するまでヴェールに包まれたまま。
フェデラーの引退から2年、テニスの魅力を再構築する彼の想いを、全世界同時刻にウイルソン(Wilson)から発表するとだけ告知されていた。日本時間では2024年8月8日16:00が全世界8月8日になるということで、このタイミングでイベントスタートとなった。

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8月8日~16:00

会場に入場しても何が発表されるのか分からずドキドキ。
ドリンクやフードを楽しみながらイベントスタートを待つ。16時前にイベントが始まり、ウイルソンの担当者による軽快なトークで会場の熱気が少しずつ高まっていく。ロジャー・フェデラー、その人の発表が近づく。

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1分前からカウントダウンが始まり、とうとう8月8日16:00を迎えた。遂に発表だ。
当該時刻に登場したのは、新作ラケット「RF 01」。今までにはない新しいラインのラケットだった。ブラックのフレームでグリップエンドにはRF、そう、ロジャー・フェデラーの頭文字を冠したブランドラインのロゴが光る。

シンプルでかっこいいデザインのラケットの登場に会場の熱が高まる。また合わせて、同ラインのバッグやグリップテープ、振動止めもお披露目された。

改めてロジャー・フェデラー、そして「RF」の影響力の強さを実感。

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「RF 01」(アールエフワン)

ここで「RF 01」について説明しておきたい。

「RF 01」とは、フェデラーが現役テニスプレイヤーたち、自身のため、そしてこれからのテニス界のために作った全く新しいラケットだ。

フェデラーがもう一度世界の頂点に立つために辿り着いた答えが「PLAY IT FORWARD ベースラインからネットへ」。コート上で一番後ろのラインで打つだけ(受けるようなプレー)でなく、出来るだけ早いタイミングで攻めに転じて、前に出ていきゲームを先導していくようなプレーへ、ということだった。

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早速試打してみることに。まず抱いた感想は、本当に振り抜き(※2)が良い、ということ。

そう、振り抜きが良く、球が勝手に飛んでいく感じ。

そしてラケット自体のパワーも素晴らしい。最初は球が飛びすぎる気もしたが、そこはフォームを変えれば問題なかった。

振り抜きが良いので、思わず思い切り振りたくなるのだが、ラケットが持つパワーを忘れてしまうとボールが言うことを聞かない。ただ当たれば簡単に飛ばしてくれる、そういう単純な感覚とはまた違う。当たれば飛ぶというよりは、適度に振るから飛ぶ、感覚だ。

種類は「RF 01 PRO」(98インチ/320g)「RF 01」(98インチ/300g) 「RF 01 FUTURE」(98インチ/280g)の3種類。重さが違うが、同じ面(※3)のサイズに感動した。重さが軽くなれば、面のサイズは大きくなるものだと思っていた。自分はまだまだだ。。

普段、ラケットのパワーもお借りしフルスイングで打っているが、このラケットはラケットのパワーに寄りかかるぐらいで良いのかと、個人的には思っている。
このラケットの性格を十分に理解した上で、自分のテニスを設計してみたいと強く思った。また新しいテニスに出合えそうな予感がした。

※2:ラケットの振り出しから終わりまでスムーズか、空気抵抗や重さのバランス、振り方によって、感じ方は様々。
※3:ボールを打つ際にボールを当てるガット(ラケットに貼られている細い糸のこと)が張ってある部分。

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新たな発見!

ちなみに私の好みのラケットは98インチ300g。だから今回の新シリーズでも、迷いなく「RF 01」(98インチ/300g)をチョイス。普段自分が使うラケットとタイプは違う気がしたが、問題ない重さで振り抜きもよかった。

いつもとは違うけど「RF 01 FUTURE」(98インチ/280g)も試してみた。普段280gはまず使わないので、果たしてどんな感じなのかしら?と少しドキドキしながら。
この重さの種類は、自分には軽すぎて合わないと思っていた。しかし使ってみてビックリ!!こんなに軽いのに、しっかりした球が打てるの!?

軽いからスイングも楽で、やっぱり振り抜きが良い。逆にその軽さゆえに、普段より力を抜いて振ることが出来たと思う。5時間壁打ちしても疲れなさそうな感覚だった。

新たなテニス体験を見つけたいという想いからも、自分だったら「RF 01 FUTURE」を選びたい。そしてポリガット(※4)をガチガチの硬めで。

※4:素材がポリエステルで作られているガット。他の素材に比べると硬く、耐久性のあるガットである。

推しが帰ってくる時

今回の発表はレジェンドが戻ってくる感覚だ。新作ラケットの登場に驚きワクワクしたのと同時に、フェデラーが今後テニス界で、どんな事をしていくのか気になった。

推しのアイドルがグループを卒業し、少しのお休み期間を経て、ソロ活動を始めるような…そんな感覚に似ている。
もう少し詳しく説明するなら、大きく3段階の気持ちの変化がある。
まず第一に「またこうして姿を見せて下さりありがとうございます」という感無量な気持ち、第二にアイドル時代の姿とはまた違った新しい姿を見られるというワクワク感、そして第三にもう一度「本当にありがとうございます」という感謝の気持ちを抱く。今回もそんな感覚だった。

そして実は8月8日は、私の推しアイドルの誕生日でもあった。やっぱり“好き”というのはロックだぜ。