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寺田明日香(100mハードル)インタビュー 「共にハードルを越えてきたギア Vol.3」

After retiring as an athletics player (100m hurdles) at the age of 23, he returned to the world of athletics for the first time in six years in 2019 after going through "marriage, childbirth, college entrance, and work." In September, he overcame the 13-second barrier that the Japanese could not break and set a new record in Japan (12.97). In October, he participated in the World Championships in Athletics for the first time in 10 years. Physically unbelievable things are happening. We asked Asuka Terada (Pasona Group), who has overcome various hurdles, to tell us about the gear that has overcome the hurdles together.

Icon 16466945 810048175800857 1247399717 nKoike Kikuchi | 2019/12/18
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ーー他にこだわりはありますか?


Terada:今、身に付けているネックレスとピアスは、夫の友人にご紹介頂いた、GOMAZIMAというブランドのものなのですが、私も女性なので、こういう所でも何かできたらなと思っています。   

爪のネイルは基本的にしないようにしていてます。子どものことを引っ掻いちゃったら嫌なので。女性アスリートは爪をきれいにしている人が多いですが、私は基本的に短いです。   

GOMAJIMAを手掛けているアクセサリーデザイナーの胡麻嶋さんもママさんをしていて、ご実家のアクセサリーの会社を継がれたんです。

アクセサリーのパワーを力に変えて輝いてほしいという想いを持った方です。女性アスリートですし、そういうとこからも輝きを放てるように頑張りたいなと思っています。   

あとはサングラスも付けています。999.9(フォーナインズ)さんからサポートしてもらっています。サングラスをして100mハードルのレースを走る機会はまだないんですけれども、100mのレースは走りました。   

ハードルではまだ距離感とか慣れがあるので、使っていないんですが、やっぱり練習中の眩しい時などはそれをしないと目がやられてしまうのですごく重宝しています。   

私の目の特徴とかも全て測ってもらった上で提案してもらって、合うものを選んで頂いているので、本当にありがたいなと感じています。     

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――休養で何か気を付けていることなどはありますか?   

Terada:寝る時などにベネクスというリカバリーウェアを着ています。どれだけリカバリーできるか、体のケアをできるかというところが大切です。年齢を重ねると特にリカバリーは大事なんです。   

――ケアは大事ですよね。   

Terada:ケアと言えば酒井医療のフィジオアクティブは自分で買いました。   大谷翔平選手や大迫傑選手なども使ってますし、すごい便利なんです。

昔は大きい機械しかなくて200万円くらいしましたが、私のものはコンパクトで40~50万円くらいしましたが、非常に良いです。   

私はアスリートとしては年齢は高めで、痛いところも出てくるし、回復は高校生の時とは違うので、オリンピックを目指すにあたってはそういう機械も自分の手元にあったほうがいいんじゃないかなと思い、自己投資ということで、意を決して買いました(笑)   

――素晴らしい自己投資だと思います。靴はどちらから履くなど決めていますか?   

Terada:靴は左から履くんです。右利きなので、右から履くとキツくしめすぎちゃうんです。   

(右利きなので)右足の方が履きやすいんですよ。気合が入ると力が入りすぎて、ぎゅーってなっちゃうので、左から履いて調整して、右を履いて調整していきます。   

――10代や20代前半の現役時代に比べて、現在のものへの想いの変化ってありますか?   

Terada:スパイクとかは結構頻繁に替えてたんです。ちょっとほつれたらアシックスさんにお願いして交換してもらったりしていました。ちょっと削れちゃったら替えてもらったり。   

当時は大きなイベントの度に提供して頂いていましたが、今はもうその1足でいいですと言ってます。   

フィット感とか一緒に歩んできた時間というのを大事にしたいなと思っています。   

――今はよりストーリーや想いを大事にしているんですね。  

Terada:愛着みたいな感じがかなり増しました。アップシューズもマークが削れてきてるので、もうそろそろ変えなきゃいけないんですけど、「替えたくない!」と言ったら「いや、もう替えてください!」と送ってきてくれました。   

――スパイクではアップしないんですか?   

Terada:体が温まってからスパイクを使ってアップをします。スピードが出てしまうので。ラグビーやサッカーだとスパイクでアップしますもんね。   

ーー陸上はランニングシューズでアップして身体を温めてからスパイクでアップするんですね。そのiPhoneのケースはディズニーなんですね?

Terada:ディズニー大好きなんですよ。癒しを求めてます。結構ディズニーの物が多いんですよ。   

――娘さんがいるからですか?   

Terada:それもありますが、自分がもともと好きで去年までは年間パスポートを買ってました。娘とよく行ってましたよ。   

ーー私服へのこだわりはありますか?   

Terada:今は筋肉質で、日焼けして黒いので、かわいい女性らしい服装というのはあんまり着られないというか、黒くてムキムキな私がレースとかを着てると、ちょっとバランスが合わないので。     

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Terada:「母親なので汚れても良いものを」というか、考えるのが面倒になってきて、基本的には黒パンツに白シャツというのが最近のスタイルです(笑)   

――この時計はなんですか?   

Terada:これはアップルウォッチですが、重さが好きで「これ外してください」と言われると困ります。ずっとしてるので付けていないと気持ち悪いんですよ。レースの時もしているんです。この重さが好きなんです。   

ーー他にレース中などに身に付けている物はありますか?

Terada:アクセフ(AXF)のカラーバンドをいつも身に付けています。

ーーそのカラーバンドとの出会いは?

Terada:ラグビー時代の後半からですので、約1年半前に出会いました。付けてみて気に入ったんです。

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ーーいつも付けているんですか?

Terada:ずっと付けて走っています。9月に日本新記録を出した時も付けて走りました。

ーー手首に付けているんですよね?

Terada:はい。1本は手首に付けて、もう1本は頭のヘアバンドとして使っています。日本新記録を出した時も手首と頭に計2本付けていました。

ーー付けて良い結果が出続けているので素晴らしいですね。

Terada:付けないで他人から押されたりなど力を加えられるとグラつくんですが、付けてみるとピタッと止まったりするんですよ。怪しいマジックみたいな感じなんですけど(笑)

ーーそれは凄いですね!

Terada:色々なギアや人に助けられています。

――これからも色々なハードルが出てくると思いますが、スッと飛び越えていく寺田さんに期待しています。  

Terada:ありがとうございます!まずは東京五輪に向けて頑張ります!!     

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(了)   

Photo: Kohei Kikuchi

寺田明日香 オフィシャルウェブサイト
https://asuka-terada.jp/