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Use something bigger than anyone else! Yokohama DeNA BayStars' Yasutaka Tobashira's mitts are particular about them.

2年連続でCSに進出し、昨年日本一まであと一歩というところまでたどり着いたDeNAベイスターズ。長い低迷期を経て迎えた直近2年の成績向上は2015年にドラフト指名された戸柱恭孝を正捕手に据えた時期と重なっている。 今年こそ苦しいシーズンを送る戸柱だが、過去2シーズンはその安定感でチームを支え、上位進出のきっかけをもたらしてきた。今回はその安定感を支える戸柱のキャッチャーミットに迫っていく。

Icon 19441337 1436670123094269 1330815580 nSen big tree | 2018/07/31

戸柱加入がチームにもたらした安定感。  

社会人野球・NTT西日本から2015年ドラフト4位でDeNAから指名を受けた戸柱。この年DeNAはプロ野球シーズン最多暴投・68という不名誉な数字を記録してしまっている。

DeNAは1軍に3人の捕手を置き、状況に応じてスタメンマスクを被る捕手を使い分けることが多い。試合の流れに合わせキャッチャーを変えられるのがメリットだが、反面シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮できる選手がいないとなるとチームが厳しい時期に拠り所がなくなってしまう。
そして攻守に渡る安定感を持つ捕手の不在は成績低迷の要因の1つとして語られることもあった。  

そんな中で迎えた翌年、2016シーズンの開幕マスクを任されたのは社会人出身で経験豊富な戸柱だった。その年はルーキーながら124試合に出場し、チーム暴投数を39まで減少させることに成功。
戸柱の加入がチームに安定感をもたらしたともに、併用される他の捕手陣に対して刺激を与えた成果といえるだろう。それがAクラス入りという結果にも繋がっている。
 

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捕手人生は大学から。高いフレーミング能力を支えるZETTのミット。

“捕手・戸柱”のキャリアスタートは高校卒業後に進学した駒沢大学から。

「大学に入って渡されたのがキャッチャーミットだったんですよ。高校では内野を守っていたので、僕はてっきり大学でもそうなると思っていて、そこで初めてキャッチャーをすることを知りました。おそらく高校と大学の監督の間では既にそういう話になっていたんでしょうね。」  

幾分遅い捕手人生のスタートとなったが、大学・社会人で着実に力を付けていき、最終的にプロ入りに至った戸柱のプレーは現在、常時3つ用意しているというキャッチャーミットによって支えられている。


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「形が一緒の色違いのミットを練習用と試合用という形で使い分けしています。試合用はスペアも用意しているので、使うミットは3つですね。色は赤と黒があります。」
 

戸柱のキャッチャーミットの最大の特徴はその大きさ。ZETTの担当ミット職人からは同社製品を使用している選手の中でも一番大きいと言われたそうだ。
「最初の頃は大きいと感じましたけど、今は慣れたのでむしろこの大きさじゃないと不安です。」とその大きさに強いこだわりを見せる。
 

しかし、大きなミットを使うにもいい部分と悪い部分があるはずだ。そのことについて光山英和バッテリーコーチに問うと、メリットについては「ピッチャーから見ればターゲットが大きいのはいい」。
一方で「長くてファーストミットに近い感じがあるのでボールの持ち替えに時間がかかりそうです」と捕球から送球に移る際の動作におけるデメリットを指摘した。
その上で「でも最近はそっちの方が主流かもしれませんね。ちなみに僕は平べったくて、当てて捕る感じのものを使っていました。僕はあんな大きなミット使いません(笑)」と語った。
戸柱に限らず、大きなミットは最近の選手のトレンドのようだ。


【続く】 頼れる仁王立ちの男・戸柱恭孝。勝利は彼の大きなミットの中に。http://king-gear.com/articles/881