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Maya Yoshida exclusive interview vol.1 “Talk about the evolved natural leather spikes”

まもなく初戦を迎えるロシアワールドカップ。日本代表DFリーダーとして、2大会連続出場となる吉田麻也選手。ブラジルワールドカップのリベンジの場として挑むロシアワールドカップに向けて、どんなスパイクを履き、どんなプレイを見せてくれるのか?オランダ、イギリスと海外移籍をして、辿りついたスパイクへの求める部分など独占インタビューでその胸中に迫った。

IconIppei Ippei | 2018/06/15
――まず本題に入る前に、日本から最初オランダに移籍して、そしてイングランドに場を移されて、特に食を中心とした生活の変化への対応という部分が一番大変だったのかなと感じるのですが、改めて振り返っていただいて、「あの時あれがこうなっていればもっと楽だったのに」「今から思い返すとあれが一番大変だったな・・・・」と思われることはありましたか?   

Yoshidaそうですね、僕は最初にオランダからイングランドへの移籍だったので、食事の時間などはスペインのように(スペインは全体的に日本よりも2時間遅い)大きく違うということはなかったですね。

でも周りにはスペイン人の選手も多くいるので、感覚のズレは非常によくわかります。アルゼンチン人の監督だったこともありましたけれど、自分は食文化であまり苦労したという記憶はないです。ただ食事という部分では日本は世界的に見ての水準が高く、少々辛い時もありましたね。
 

むしろ、自分が一番しんどかったのは、最初オランダに行った時に、怪我で10ヶ月間まともにプレーできなかった事、出鼻をくじかれてもどかしかった苦しさはありました。今となってみれば、それはそれで良い経験 ができたかなと思える部分もあります。   

――実際こちらの食事・調理の特徴的な部分として日本と大きく違うのは「油」だと感じておりますが、慣れるまで時間がかかったのではないですか?

Yoshida:そうですね、未だにチームの食堂で食べる食事はやっぱり美味しくないですよ(笑)もうそこは割り切っています。チキンやステーキとかも出ますけど、やっぱり日本と比べると美味しくはないですよね。 ですから、チキンやステーキではなく、プロテインだと思って食べています(笑)

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――なるほど(笑)そういう意味では、やはり食事が体に及ぼす影響などあるのではないですか?   

Yoshida:大きく感じますね。体脂肪は毎日測ってはいますが、それはもう全然違いますね。特にイギリスにきてからは結婚したこともあり、妻のサポートはとても大きいなと感じています。何しろ品数が多く、脂分は少なく、そして和食を中心としてくれている部分はとても大きですよね、やっぱり何と言っても美味しいですし。 

 ――それでは本題のスパイクの方へ話題を移したいと思います。これまで国内でプロの世界に入り、プレー環境の全く異なるオランダ、イングランドへと渡ってこられたわけですけれども、プレー環境の中でも特にピッチ環境が大きく異なると思いますが、その中でスパイクに求める事で何か大きく変わった事はありましたか?

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Yoshida:プロになってもう9年ぐらいプレーしてるので、色々変えました(笑)。 ミズノさんとは、モデルが変わる毎に多くの試行錯誤をし、その都度本当に多くのことをお願いして反映させていただきました。

例えば取り替え式スパイクのスタッドの高さも日本にいる頃とは違いますし、ポイントの数そのものも日本にいるときよりは少なくして、グリップ力を高めたり、中敷を変えてみたり、ヨーロッパはピッチの表面が濡れているので、アッパーの素材が滑りやすい素材だとボールが流れてしまうんです。  

逆に日本代表で日本に帰ってきた時は、アッパーの素材の摩擦係数が高いとボールが引っかかってしまって、ドリブルするときに突っかかるんです。今でもその辺りは色々試行錯誤しながら、選手側とミズノさんと協力しあってより良いものを作り上げているような感じですかね。
 

――今回の新しいスパイクに関しては、アウトソールのグリップ力という部分やスタッドの新テクノロジーなんかは今おっしゃられたことがまさに形となって反映されているように感じますよね。

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アッパーのフィッティングが全然違ってきていると思うんですよね。特にこのシュータンの構造だったり、アッパー素材そのものだったり、最近では人工皮革の方が良いものが開発された背景もあり、カンガルー素材のシューズはめっきり減ってしまってきています。

Yoshida:今は本当に人工皮革でレベルの高い製品ができてきて、昔履いていたスパイクと本当に感覚的に近しいものがあります。

でも、やっぱりカンガルー素材独特のフィット感や馴染み感には敵わないので、最新のスパイクではその辺りも要求させていただきました。

特にヨーロッパにきてカンガルーのアッパー素材のシューズを履いていると、どうしてもピッチが濡れているので伸び切ってしまってゆるさが出てきてしまったりしていたのですが、それをなくして欲しいということからこの新しい製品が開発されていると思います。
  

――この天然比較、カンガルーの感覚は、やっぱり好きなわけですか? 

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Yoshida:そうですね。水分を含んでも伸び切らなくて、あの独特の足入れ感やボールタッチという部分から、この低反発素材を使用したカンガルーアッパーのシューズにたどり着いたんだと思います。 

しかも今回は縫い目がない1枚革のタイプなのでやっぱり馴染み感であったり、柔らかさであったり、この部分は人工皮革にはないものがありますよね。同時に天然皮革を加工する技術も上がってきているので、本当にレベルの高いスパイクを作っていただいています。   

vo.2に続く。 http://king-gear.com/articles/824


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Interview / Hiroyuki Sakai
Shooting / Keisuke Yoshida