Shohei Ohtani has been in great form since the start of the season, and former major leaguer Takashi Saito talks about the "only way to beat him"
今季も圧巻の存在感を放つ大谷翔平。ロサンゼルス・ドジャース移籍後もその勢いは衰えず、連日の活躍が大きな注目を集めている。そんな大谷の進化と攻略の糸口について、元ドジャースの斎藤隆が投手目線で語った。※トップ画像/(C)AbemaTV,Inc.
逆方向への一発が示す進化「これはもうロケットスタート」
メジャーリーグの新シーズンが幕を開け、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が圧倒的な存在感を見せている。3戦目で第2号となるホームランを放つなど、開幕から5試合で打率.333、HR2、打点2、盗塁1という好成績を記録。特に右方向への本塁打が注目を集めており、ファンやメディアの間でも「今年の大谷は一味違う」と盛り上がった。そんな中、元メジャーリーガー・斎藤隆が、大谷の進化とその攻略法について投手目線から詳しく語った。斎藤はドジャースでもプレー経験があり、大谷にとっては“球団の先輩”にあたる。
斎藤はまず、大谷の開幕からの好調ぶりに驚きを隠さない。「彼はスロースターターだと思っていたので、正直ここまで打つとは予想していなかった。これはもう“ロケットスタート”と言っていいでしょう」と語り、今季の大谷にはこれまでと違う“ギアの入り方”を感じているという。特に注目すべきは、第2号ホームランが「逆方向への当たり」であった点だ。斎藤は「逆方向への大きな打球は、大谷選手の調子のバロメーター」とし、「このスイングは絶好調と言っていい」と太鼓判を押した。
大谷、唯一の攻略法は“中から外”

さらに斎藤は、ピッチャー目線で見た大谷攻略法についても解説。まずポイントとなるのは初球の入り方。「初球は甘いゾーンでストライクを取りたいが、大谷はそれを許さない。だから“絶対にインハイに外す”ように投げる」と話す。そして「2球目で中に入ったら、それがホームランになる。苦手ゾーンから下ないし中っていうのは絶対に入れちゃいけない」と説明しつつ、「彼に対しては“目線をずらす”ことが重要」と、変化球や足元への球を使って感覚を狂わせるテクニックを披露した。
とはいえ、大谷には“明確な弱点”がほとんどない。長身で手が長い選手はインコースが比較的打ちづらいとされているが、斎藤は「大谷はそれも天才的。ここも張られたら持っていかれるけど、ここしか弱点がない」と述べ、「唯一の攻略法は“中から外”。これができなければ打たれる」と、攻略の難しさを語った。また、二刀流としての復帰も期待されており、斎藤は「盗塁は抑えてほしい」とコメント。「二刀流の準備もあるだろうし、いい状態に見える」と見解を示した。そして「ムーキー・ベッツと大谷は絶対に欠けてはいけない」「間違いないツートップ」と語り、今季の大谷のさらなる活躍に期待を寄せた。
番組終盤では、同じくドジャースで注目を集める佐々木朗希にも言及。2回途中でマウンドを降り、4四球を出して制球に苦しみ、課題が見えた登板となった。斎藤は「ストライクゾーンで勝負してほしい」と語り、「失敗してもいいから、自分を信じて頑張ってほしい」とエールを送った。
『ABEMAスポーツタイム#78』(2025年3月30日(日)配信)より
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