
Overcoming the ups and downs of the league, they will show the power of their attacking team! Borussia Dortmund's prospects under Coach Kovac
前回CL準優勝という結果を残しながら、国内リーグでは調子がいまいちなドルトムント。今シーズンはチームOBのヌリ・シャヒンを監督としてチームを始動させたものの不振にあえぎ、2月からニコ・コヴァチを新監督として招聘している。シャヒン体制下のCL1次リーグ序盤では、レアル・マドリードに5-3と大敗を喫したものの、最初の5戦を4勝1敗の強さを見せていた。しかしその後は2連敗と急ブレーキ。プレーオフでの戦いを強いられる形で、なんとかベスト16の座を手に入れた格好となった。※イラスト/vaguely

リーグ戦の不振もCLはエースが大爆発!2月に就任したニコ・コヴァチ新監督の手腕に注目
リーグフェーズの初戦のクラブ・ブルージュ戦では、後半24分から途中出場したFWジェイミー・バイノー・ギッテンスが立て続けに2ゴールを奪い、3-0で快勝。続くセルティックFC戦では、前半だけでFWカリム・アデイェミがハットトリックを決めるなど、衝撃の7得点で圧勝し、前回準優勝の貫禄を見せつけていたドルトムント。しかし、前回王者のレアル・マドリード戦では前半に2点を先制するものの、後半15分からFWヴィニシウス・ジュニオールのハットトリックを含む5得点を返され逆転負け。途中に5バックに切り替え守備固めを目指したものの、圧倒的な破壊力の前に力負けした。それでも、SKシュトゥルム・グラーツ、NKディナモ・ザグレブという格下との2連戦は確実に勝利しFCバルセロナ戦に臨んだ。試合は後半7分に相手MFラフィーニャに先制を許しながらも、PKをFWセール・ギラシが決めて同点に。しかし後半30分に投入された相手FWフェラン・トーレスに得点を許すと、FWギラシのゴールで再び追いつくも、さらにFWトーレスに決勝ゴールを奪われ敗戦。打ち合いをものにすることができなかった。
決勝トーナメントへのストレートインに向けて2連敗を避けたいドルトムントは、ここまで0勝と波に乗れていないボローニャFCと対戦。確実に勝ちをおさめたいこの1戦はFWギラシのPKで早い時間に先制したものの、後半26、27分に立て続けに失点。追加点を奪うことができず、連敗を喫した。1次リーグ最終戦のFCシャフタール・ドネツク戦では、FWギラシが2得点と躍動。結果、勝ち点15の10位でプレーオフ進出となった。プレーオフは、スポルティングCPと対戦。アウェイの地で前半をスコアレスで折り返すと、後半15分に再びFWギラシが先制ゴールをもたらした。その後も2得点を追加し3-0で勝利し、圧倒的に有利な形で2ndレグを迎えた。ホームで行われた2ndレグでは、大量得点での勝利が必須な相手を上回るシュート数で試合を圧倒。得点こそ生まれなかったものの、0-0で切り抜けて、ベスト16の座を射止めた。
▼2024-2025UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ成績
5勝3敗/22得点12失点/勝ち点15
2025年シーズン予想フォーメーション
4-2-1-3や4-2-3-1を使い分けているコバチ監督のドルトムント。ここではスポルティングCP戦で採用された4-2-3-1を基本とした。GKはスイスのグレゴール・コベル。CBはドイツのニコ・シュロッターベックとMFエムレ・ジャンが努めている。SBは、右がノルウェーのユリアン・リエルソン、左がアルジェリア人ラミ・ベンセバイニが担う。中盤は、オーストリアのマルセル・ザビッツァー、ドイツのパスカル・グロスが底の位置に入り、ドイツのユリアン・ブラントがトップ下に入る。両翼は、右がドイツのカリム・アデイェミ、左がブレイク中のイングランドのホープ、ジェイミー・バイノー・ギッテンスという布陣。そして最前線には、ここまでCL得点ランク堂々トップの10ゴールを挙げているギニア代表セール・ギラシを入れた。

決勝トーナメントの展望ー持ち前の攻撃力と選手層の厚さを武器に、ベスト8入りを目指す
決勝トーナメントの1回戦の相手では、LOSCリールと対戦することが決まっているドルトムント。リールはリーグフェーズ第2節でレアル・マドリードを下し、リヴァプールFC戦でも善戦するなどしてトップ16にストレートインしたチーム。本大会の台風の目として、相手にするにはとりわけ不気味な存在である。しかし、FWセール・ギラシを擁する屈指の攻撃陣に火がつけば、こじ開けられない壁はないといえるだろう。リーグでのチームの状況から照らし合わせれば前回同様の成績は高い目的に思えるが、持ち前の攻撃力と選手層の厚さを武器に、まずはベスト8入りを目指したいところだ。そのために必要なのは、ディフェンス陣の奮起だろう。ここまで大会6ゴールのリールのエース、FWジョナサン・デイヴィッドを上手く封じる必要がある。
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