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F1角田裕毅が「すごい」と絶賛&エールを送った新加入選手とは?

2024年のF1シーズンは、史上最多の24戦で激戦が繰り広げられた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が4年連続4度目のタイトルを獲得。日本人では、角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)が予選最高3位を獲得するなど全24レースを戦い抜いた。初の表彰台獲得を予感させた予選3位のスーパーラップに隠された真実について紹介する。※トップ画像出典/Formula 1 via Getty Images

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2024年ブラジル・サンパウロGPで自身初の3位

2024年11月のブラジル・サンパウロGP予選、角田は雨のコンディションを生かして自身初となる3位を獲得した。難しいウェットコンディションでドライビングスキルが際立ったことを示した。

「サンパウロで予選3位。天気(雨)もありましたけども、よく土曜日がキャンセルになって、1日(日曜日)に集中できましたね」と、DAZNでF1実況も務めるサシャ氏に聞かれた角田選手は「みんなそういうときって、だいたいポジションは同じじゃないですか。別に僕だけじゃないから」

「雨のときは、本当に油断できないので、少しでも白線の上に乗ったり、少しでもブレーキが強かったりすると、クルマがコントロール失ってしまいます。とくにブラジルのコースは(路面の)キャラクター性が多くて、たくさんのドライバーがミスしているので、本当に油断できない状態だった」と明かす。

そのうえで「朝から戦闘モードで行けたのが良かった」と当時を振り返った。

メキシコGP予選でクラッシュ敗退を糧に

10月のメキシコGP予選にて、角田はクラッシュという悔しい思いをした。それがあったからこそ、以降はほぼノーミスの走行だったのかと問われ、「そうですね」と認めた。

「メキシコでああなってしまったけど、学びはあった。僕のキャラクター性とか自分を理解したうえで、予選で上がっていくにつれ、気持ちも高まりも、いかにコントロールするかが一番大事だった」。

セーフティカーの出動で幻となった表彰台チャンス

決勝レースでの角田は、表彰台を狙える位置からのスタート。一時は優勝も視野に入れる走りを見せた。しかし、セーフティカー(SC)の出動で、表彰台のチャンスを逃してしまう。

角田は「チームはフルウェット(タイヤ)をコールしていなかったんですけど、僕がコールした」と、自らウエットコンディション用のタイヤを希望したことを明かした。

「結果的にセーフティカーが出てしまって、ステイアウト(従来のタイヤ走行)の方が良かったのですが、それは予知できないし、僕がエクストリーム(ウェットタイヤ)にしたかった理由は、ストレートでも少し前の周よりもクルマが浮いている感じがあったから」と戦術を明かした。「実際に(タイヤ交換をして)出て行ったら、みんなより5秒以上速かった」と話し、「セーフティカーが出てしまったので残念」と語った。

「チームをどこまで引っ張られるか」2025年シーズンの新加入選手にエール

角田が2025年シーズンに「駆ける」思いを告白した。「今年の延長線上で、まだやりたいこともあるし、もっと上げて行きたい。もうちょっとシャープにいきたい」と語る。

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写真左:イザック・アジャー選手(出典/Formula 1 via Getty Images)

チームメイトも代わる。新加入のイザック・アジャー選手について「スクール生として会ったことがある」とし「そのときF4だったかな。F4での2年目で、偉そうに見ていましたけど」とコメント。後輩といえど、見知った関係であることを明かした。「もちろん、F1への道は全然違いますけど、チームをどこまで引っ張られるかっていうのは見どころ」と新たな僚友に期待した。

アジャーは2021年、モナコで開催された「フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権」での優秀な成績が評価され、レッドブルのドライバーアカデミーに加入した。以降、F3・F2で着実に実力を磨き、2024年のF2シーズンで印象的なパフォーマンスを見せた。角田は「(F2で)ちゃんと争っているのがすごい。プレッシャーが最大にかかるし、そのなかでちゃんとしているのがすごい」と、最大級の評価をした。

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F1角田裕毅、最高の瞬間は「やっぱり鈴鹿」ー2024年シーズンを振り返る

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『独占告白 角田裕毅 2024年のF1を語る』(独占告白 #3 : 興奮 ~ブラジルGP予選3位~、独占告白 #4 : 挑戦 ~来シーズンへの抱負~)より

*The information in this article has been edited and distributed based on the content at the time of broadcast.