モンゴルのスパイク事情&2人の現役モンゴルリーガーの試合予想
日本代表VSモンゴル代表のアジア2次予選の試合がいよいよ明日10月10日(木)に開催される。今回はモンゴルのスパイク事情と2人の現役モンゴルリーガーに、明日の試合予想やモンゴル代表の注目選手などを聞かせてもらった。
Koike Kikuchi
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2019/10/09
現役モンゴルリーガー渡邉卓矢が語るモンゴル代表の記事
上記の記事内で『現役モンゴルリーガー』渡邉卓矢にモンゴルのスパイク事情を聞いた際に、「モンゴル国内にはサッカーショップが無く、代表選手は遠征先の国で購入している」という話が気になった。
今回はモンゴル国内のスパイク事情を更に聞かせてもらった。
ーー具体的にモンゴルの選手たちのスパイク事情を聞かせてください。
スパイクを渡しに行きましたが、選手たちは本当に喜んでいました。
ーーなぜ今年はスパイクではなく、トレーニングシューズだったんですか?
モンゴルリーグには渡邉卓矢の他にも日本人選手がプレーしている。2人の現役モンゴルリーガーに、モンゴルのサッカーに関する話を聞いた。
村田勝利(ATHLETIC220.FC)
現在、モンゴルリーグでプレーしている村田勝利選手に話を聞かせて頂いた。
ーーモンゴルでプレーしていて苦労していることは?
金城:寒さですかね。2月は−30度の中プレーしました。
ーー10月10日の日本代表との試合の予想は?
ーーモンゴル代表の注目選手は?
())
モンゴル代表との試合はいよいよ明日!
どんな試合になるのか楽しみでならない。
写真提供:渡邉卓矢、村田勝利、金城寛大
上記の記事内で『現役モンゴルリーガー』渡邉卓矢にモンゴルのスパイク事情を聞いた際に、「モンゴル国内にはサッカーショップが無く、代表選手は遠征先の国で購入している」という話が気になった。
今回はモンゴル国内のスパイク事情を更に聞かせてもらった。
ーー具体的にモンゴルの選手たちのスパイク事情を聞かせてください。
Watanabe:特にU16やU19のモンゴル女子代表選手たちが、困っていました。僕はU16の女子代表のお手伝いをさせてもらったこともあったんです。フィットしないスパイクで練習をして、怪我をしていた選手もいました。
どうにかしたいという気持ちから大阪(高槻)や京都(伏見)にあるモリヤマスポーツさんに相談したんです。
その結果、共感頂いたモリヤマスポーツさんが協力してくださり、昨年にU16とU19のモンゴル女子代表選手たちへスパイクを提供してくれました。
その結果、共感頂いたモリヤマスポーツさんが協力してくださり、昨年にU16とU19のモンゴル女子代表選手たちへスパイクを提供してくれました。
スパイクを渡しに行きましたが、選手たちは本当に喜んでいました。
更に今年は合計30足のトレーニングシューズを彼女たちの為に、モリヤマスポーツさんが提供してくださいました。
ーーなぜ今年はスパイクではなく、トレーニングシューズだったんですか?
Watanabe:モンゴルには人工芝しかないので、トレーニングシューズの方がフィットするグラウンドも多いんですよ。
ーー男子のモンゴル代表選手たちもスパイクには困っていますよね?
Watanabe:はい。彼らはワールドカップ一次予選でブルネイと試合をしましたが、遠征先のブルネイのサッカーショップでスパイクを購入したみたいです。
モンゴルにはサッカーショップが無いので遠征先で買ったわけですが、いきなり試合で履いて靴擦れをして大変だったみたいです。
ーーそれでもブルネイ代表に勝って、モンゴルとしては初のアジア2次予選に進出しましたよね。なんだか逞しいです。
Watanabe:こんな現状ですので、モンゴル代表の男子にも何か協力出来たらと考えています。
モンゴルリーグには渡邉卓矢の他にも日本人選手がプレーしている。2人の現役モンゴルリーガーに、モンゴルのサッカーに関する話を聞いた。
現在、モンゴルリーグでプレーしている村田勝利選手に話を聞かせて頂いた。
ーーモンゴルリーグでプレーして感じているモンゴル人選手の得意なプレーと苦手なプレーを教えてください。
Murata:モンゴルリーグでは2シーズンプレーをしています。モンゴル人選手は、個人としてしっかり球際にいったり、ファイトできるという点は(モンゴルに来る前に東南アジアでプレーしていましたが)目を見張るものがあります。
まだまだボール扱いが器用な選手は少なく、フィジカルを全面に押し出してサッカーをしている感じがします。
やはりチーム戦術というものが、まだまだ監督・選手含めて理解できない、足りないという部分は否めません。
やはりチーム戦術というものが、まだまだ監督・選手含めて理解できない、足りないという部分は否めません。
ーーモンゴルでプレーしていて苦労していることや、やりがいは?
Murata:やはりプレーしてストレスになるのが9月から始まる寒さです。−10度以上でプレーしなければならない事もあります。
それに付随して、寒さで天然芝が育たずに硬い地面に人工芝をひいただけのコートが多く、シーズンを通して試合や練習をしていると怪我が多くなります。
Murata:やはりプレーしてストレスになるのが9月から始まる寒さです。−10度以上でプレーしなければならない事もあります。
それに付随して、寒さで天然芝が育たずに硬い地面に人工芝をひいただけのコートが多く、シーズンを通して試合や練習をしていると怪我が多くなります。
やりがいは、やはり外国人選手という事で、良くも悪くも目立つということと、まだまだサッカー発展途上国ですが、外国人選手にお金をかけてトリニダード・トバゴ元代表や、元モナコなどキャリアのある選手もここ2年で増えました。
今プレーしている自分たちの活躍で、今後モンゴルがサッカーで発展していった時に、日本人選手が良かったから、これからも取ろうと思われるように、今後チャレンジしたいです。
選手に道を残せる可能性があるのはやりがいがありますね。
今プレーしている自分たちの活躍で、今後モンゴルがサッカーで発展していった時に、日本人選手が良かったから、これからも取ろうと思われるように、今後チャレンジしたいです。
選手に道を残せる可能性があるのはやりがいがありますね。
ーー10月10日の日本代表との試合の予想は?
Murata:試合展開的にモンゴルがディフェンシブに守り、カウンターで点を狙いにいくと思います。日本代表がボールを保持し、圧倒的に試合を優位に進めるといった形になると思います。
モンゴル代表への期待も込めて、スコアは5-1で日本代表の勝利と予想します。
ーーモンゴル代表の注目選手は?
Murata:モンゴル代表の11番ナランボルト選手(athletic220fc所属)です。毎年、常に外国人選手と共に得点王争いを繰り広げ、圧倒的なフィジカルで国内リーグで得点を量産しています。
チームメイトなので日本代表選手を相手にどこまで通用するのか個人的にも興味があります。
チームメイトなので日本代表選手を相手にどこまで通用するのか個人的にも興味があります。
ーー日本代表選手へこう戦った方が良いというアドバイスをお願いします。
Murata:完全にベタ引きしてくると予想できますし、真ん中のラインはある程度、対人が強い選手が攻守共にいるので、サイドからの攻撃がひとつ鍵になるのかなと考えます。
金城寛大(エルチムFC)
続いて金城寛大選手に話を聞かせて頂いた。
ーーモンゴルリーグでプレーして感じているモンゴル人選手の得意なプレーと苦手なプレーを教えてください。
金城:フィジカルを活かしたプレーが得意ですね。一方で状況判断があまり得意ではないと感じます。
続いて金城寛大選手に話を聞かせて頂いた。
ーーモンゴルリーグでプレーして感じているモンゴル人選手の得意なプレーと苦手なプレーを教えてください。
金城:フィジカルを活かしたプレーが得意ですね。一方で状況判断があまり得意ではないと感じます。
ーーモンゴルでプレーしていて苦労していることは?
金城:寒さですかね。2月は−30度の中プレーしました。
ーー10月10日の日本代表との試合の予想は?
金城:モンゴル代表からするとかなり厳しい試合になるかと思います。最近やっと少しずつ力をつけてきましたから。それでも5-0以上のスコアにはなるかと思います。
ーーモンゴル代表の注目選手は?
金城:センターバック(背番号3)のturbat とゴールキーパー(背番号18)のariunboldですかね。turbatはモンゴル人選手で1番対人が強いので日本代表相手にどれだけやれるか見ものです。
ゴールキーパーは一緒のチームでプレーしていますが、大舞台での彼のパフォーマンスがいつも良いので、それに期待したいです。
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モンゴル代表との試合はいよいよ明日!
どんな試合になるのか楽しみでならない。
写真提供:渡邉卓矢、村田勝利、金城寛大