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元Jリーガー横山翔平の挑戦! ~年俸0円の4部リーグから今季はクロアチア1部リーグへ Vol.2~

Do you know the former J League called Shohei Yokoyama? The contract for The Spak Kusatsu Gunma was completed in 2016, and after a slight transmission he went to Croatia. Joining a team in four Croatian teams, keeping up with the results and raising the category, I plan to fight in the Croatian 1st league this season. What affliction and joy did you get here? He has left The Spa Kusatsu Gunma and has been freelancer and has been fought as a member of the KING GEAR FC. As I was a former teammate, I heard a lot of talk when I returned home.

Icon 16466945 810048175800857 1247399717 nKoike Kikuchi | 2019/07/08
Vol.1 from here

――自身は鎖骨を折ったことがないのでわかりませんが、どんな状況でした?  

Yokoyama:本当にとんでもないくらい痛くて、チーム関係者の車で病院に運ばれました。車の揺れとかでも痛くて。病院に到着したら、パスポートのやり取りとかで結構時間がかかったんですよ。   

――手術はしたんですか?   

Yokoyama:「オペはするか?」と聞かれたんですが、クロアチアでオペは怖いなと思い、オペしない方法で処置してもらいました。どちらにしても当面はサッカーは出来ないので。   

八の字のバンドみたいなものを応急処置で付けられました。最初の2~3日は寝返りも出来なかったですし、痛み止めを飲んでもあまり寝れなくて大変でした。

――サッカーは全く出来ず、日常生活を送るのが精一杯ですよね?   

Yokoyama:まさにそうでした。

――帰国して日本の病院に行ったんですか?  

Yokoyama:いや、帰国しませんでした。このまま帰国しても無職に戻るだけで何もないですし、骨折していてバイトも出来ない状況でしたので。

クロアチアでは住むところと食事は用意してもらえていたので、何もできないですが、クロアチアに留まりました。もし早く治れば最後の2試合くらい出れるかなと勝手に目標を立てていたんです。
  

――骨がくっ付くのを待つしかない状況ですよね?   

Yokoyama:シンプルにそうです。ちょっと栄養に気を付けてみたり、日光を浴びてみたりしてました(笑)オペをしても治るまでの期間はそんなに変わらないとも言われたので。   

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――結局、最後の2試合は出れたんですが?  

Yokoyama:出れませんでした。動けるようにはなりましたが、練習に復帰しても接触したら痛くて。   

――クロアチアでの1年目の挑戦は幕を閉じたんですね。  

Yokoyama:リーグ戦が残り3ヶ月という後半戦から加入して、1ヶ月プレーして、骨折してそのシーズンは終わりました。それで一度帰国しました。

――帰国してからはどうしたんですか?
  

Yokoyama:もちろん新たなチームからオファーが届くことも無かったですし、お金もなかったので、このまま日本のチームを探すことも考えました。

でも前回、何のために日本を出たのか自問自答して、知り合いの方の元で、バイトをさせてもらいながら、お金を貯めて、またクロアチアの同じチームに戻りました。

――怪我も癒えて、そのチームで2年目となるシーズンを戦うことになりました。結果はどうでしたか?   

Yokoyama:継続して試合にも出て、結果も出せて、怪我も無く良い調子でやれていました。シーズンの前半戦が終わって、上のリーグのチームに移籍したかったんですが叶わず、後半戦も同じチームで戦うことになりました。   

――結局、1シーズンをフルに戦ったんですね。何点くらい取ったんですか?   

Yokoyama:この1シーズンで27試合で22得点しました。   

――それは凄い!!下部リーグになればなるほど激しいし、グラウンドも整備されていなかったりもして、得点を取るのが難しいと思いますが、22点も取れた要因は?   

Yokoyama:いいパスをくれる選手がいました。認めてもらってコミュニケーションも少しづつ取れるようになってパスが集まってきたんです。味方のサポートがあっての22点でした。   

――チームの成績は?   

Yokoyama:昇格圏内にはいましたが、小さいクラブだったのでチームが上がらないという選択をしました。   

――怪我を乗り越え1年で22点取り、その後はどうしたんですか? 

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Yokoyama:オーストリアの3部のチームから話を頂き、練習に参加して加入しました。ここでようやくプロ契約を勝ち取れました。

――クロアチア4部からオーストリア3部だとサッカーのレベルはどう変わりました?   

Yokoyama:レベルは上がりましたね。サッカーも違いました。オーストリアはどちらかというとドイツ寄りなサッカーをする国でした。縦に早く当ててスピーディーなサッカーでした。クロアチアはボールをこねる選手が多くて技術を魅せるような雰囲気はありました。   

――オーストリア3部での手応えはどうでした?   

Yokoyama:半シーズンしかいませんでしたが、サイドハーフをやって、得点とアシストという結果はそこそこ出せました。   

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――オーストリアで苦労したことは?   

Yokoyama:縦に早いサッカーをするので、よりハードワークを求められました。裏に出ていくスピードや、切り替えの早さという面でクロアチアとのギャップを慣れるまでは感じました。サッカーがより早くなったイメージです。   

――練習は毎日だったんですか?   

Yokoyama:週に3回~4回夜にやっていました。僕はプロ契約してましたが、チームはセミプロみたいな感じですかね。   

――ここでの収入は?   

Yokoyama:低いっすよ。日本円で1ヶ月10万円くらいですよ。住むところと食事は提供されていました。

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――オーストリア3部には2018年の夏~年末までいましたよね。この半シーズンでの結果は?   

Yokoyama:13試合で4得点3アシストです。 

――2試合に1試合は得点かアシストをしていた感じですね。その後はどうしたんですか?   

Yokoyama:契約を延長する選択肢もありましたが、年齢のことも考えて早く上のリーグに挑戦したくて、クロアチア2部のチームの練習に参加することになりました。   

Vol.3へつづく

Photo courtesy of Shohei Yokoyama