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2024年シーズン9月に活躍した選手&引退選手もー2024年の試合をプレイバック
2025年シーズンに向けて、2024年シーズンの日本プロ野球を振り返る。2024年9月に偉業を成し遂げたパ・リーグの選手をピックアップ。引退選手も合わせてプレイバックしていこう。※トップ画像/PhotoAC
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ライオンズ増田達至投手が現役引退を発表
2012年のドラフトでライオンズに1位入団した増田は、12年間で194セーブを達成。200セーブを目前にしながらも、残念ながら今シーズンでの引退となった。
五十嵐は、「彼もやはりタフで、中継ぎだったり抑えだったり、いろんなシチュエーションでメンタル的にもタフじゃないとやっていけない中でこの数字は凄いと思う」と脱帽した。
楽天伊藤裕季也選手が望みを繋ぐサヨナラ打、怒涛の連勝でクライマックスシリーズ進出圏内に!
9月17日ロッテ対楽天戦において10回裏同点の場面、伊藤が初球を捉えセンター前ヒット、2塁ランナーがホームへ帰りこれで大逆転のサヨナラ勝ち。3位ロッテへと1ゲーム差に迫った。このプレーに、10回表を投げ1点を取られて勝ち越されていた渡辺翔太投手は、男泣きで伊藤を迎え話題となった。
渡辺の涙について解説者の五十嵐は、「落とせないプレッシャーのかかった試合になってくる中で、緊張感も高まっていたと思う。自分が打たれて悔しかったが、何とか助けられて救われたという気持ちが強いでしょうね。気持ちは分かるなあ」と自身の投手としての経験に思いを重ねながら共感した。
そして、「こういうプレッシャーのかかる最終版の試合をこういった形で勝てるというのが、今の楽天の強さだと思う。勢いがある。ここからの正念場を乗り切ってほしい」とエールを送った。
15年の現役生活に幕、オリックス比嘉幹貴投手が“最後の火消し”
9月16日オリックス対ソフトバンク戦において、ソフトバンク1点リードの8回表2アウトランナー2塁の場面。比嘉が最後のリリーフとして登場した。ホームランバッターとして名高いソフトバンク山川穂高選手をフォアボールで歩かせてランナー1,2塁とすると、続くバッターは中村晃選手。サイドハンドからの緩急をつけたボールを投げ込み、最後はライトフライに。見事最後の火消しを行った。
この重要な場面での登板に五十嵐は、「いやー、しびれました。山川に対しては甘いコースに投げられないので、結果フォアボールになったが、中村に対しては切り替えて投げ切った。1点ビハインドの大事なシーンでこういうピッチングが出来るなら、もう1年位いけるんじゃないかなと思っちゃう」と、引退を惜しんだ。
「ねこさんにまわせ」と繋いだ“ライオンズ金子侑司選手の第5打席”
9月15日ロッテ対ライオンズ戦は金子の引退試合となった。
8回表、ロッテ藤岡裕大選手のレフト線間際の深いあたりを帽子を飛ばしながら見事にスライディングキャッチ。
8回裏大きくリードするライオンズは、9回裏の攻撃はない可能性が高い中、打順は4番からで金子の1番まで回すのは非常に難しいと思われた。だが、チームメイトは何とか金子まで打順を回そうと粘り続け、とうとう最後の打席が金子に回って来る。
皆から与えられたこのチャンスに、金子もフルスイングで応えるがフルカウントに。最後の打球はショートライナーに打ち取られたが、そのプレーに満員の観客も惜しみない拍手をおくった。
「ABEMA バズ!パ・リーグ#25(ゲスト五十嵐 亮太)」(2024年9月20日(金) )より
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています