サントリードリームマッチ2024にプロ野球OBが勢揃いー下柳&G.G佐藤はお馴染みのパフォーマンスで沸かせる
毎年恒例となっているプロ野球OBによる球宴「サントリー ドリームマッチ2024」が今年8月に28回目の開催を迎え、モルツ球団が4対3で接戦を制して10連勝を成し遂げた。※トップ画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局
始球式は俳優の大泉洋が務めた(画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局)
セレモニーの後に写真撮影を行う大泉洋さんと選手たち(画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局)
プレミアムモルツ先発を任された工藤公康投手(画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局)
プレミアムモルツ先発の工藤公康は、福留孝介、ラミレスに連続弾を許すと、2死満塁から真中満にもタイムリーを許して3 点を先制された。
セカンドベースでハイタッチをする福留(画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局)
ラミレスは選手時代さながらの打撃で会場を盛り上げた(画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局)
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2回表にはプレミアムモルツの2番手として山本昌が登板。2死からラミレスにショートへ鋭い打球を打たれて内野安打を許すも、無失点に抑えた。
画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局
3回裏のヒーローズの阿波野秀幸を攻め立てるプレミアムモルツは1死2塁から代打・中村紀洋のタイムリー2塁打で1点を返すと、天谷宗一郎の好走塁で2死3塁とするも、阿波野からバトンを受けたヒーローズの斎藤雅樹、村田真一の元巨人バッテリーが追加点を許さず、3対1とする。
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4回表はプレミアムモルツの野村弘樹が先頭ランナーを許したがセンターの天谷宗一郎、レフトを守る内川聖一に続けてファインプレーが飛び出し、無失点でマウンドを降りた。
4回裏ヒーローズの山口俊の暴投で3対2としたプレミアムモルツは、2死1、2塁から吉村裕基のタイムリー2塁打で同点とする。
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5回裏にはプレミアムモルツの佐々岡真司が登板。「穏やかに過ごしたい」と話していたセンターの真中満が、内川聖一の大飛球に飛びついてファインプレーで沸かせて無失点に抑えた。
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6回裏にはヒーローズの槙原寛己とプレミアムモルツのランディー・バースの対決で、会場は大歓声に包まれる。
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1985年と同様にバックスクリーンへの本塁打も期待されたが、バースはピッチャーゴロに打ち取られ、槙原に軍配。槙原は後続も打ち取り、三者凡退に抑えた。
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7回裏にはヒーローズの下柳剛が登板。「毎年打たれているので『早くチェンジになればいいな』と思って投げたい」とマウンドに上がった下柳は、井口資仁に左方向への打球を許すと、ファールゾーンに転がる打球をレフトのG.G佐藤が後逸。
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北京五輪でのエラーをきっかけに生まれた“自虐芸”を披露した佐藤に対し、下柳も帽子を叩きつけて応戦。
かつて味方の守備に怒りをあらわにしたこともある下柳の“お決まり”のパフォーマンスに会場は笑いに包まれた。
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「最近怒ったのは、釣りでばらした時くらい。物は大事に、用具は大切にしないといけないです。今日は普通に野球を楽しみたい」と試合前に語った下柳だったが…。今年もパフォーマンスは健在だった。
「試合前には軽いキャッチボールをやってきたくらい。とにかくマウンドにボールが届けばいいです。一生懸命投げる姿を見せたい」と語った下柳だが、元ヤクルトの飯田哲也氏にライトに犠牲フライを放って勝ち越しを許し、プレミアムモルツ球団が4対3とした。
画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局
8回裏には、試合中にプレミアムモルツからヒーローズにトレードされた上原浩治がかつてのチームメイトの高橋由伸と対戦し、ライトフライに打ち取った。
画像提供/「サントリー ドリームマッチ 2024」事務局
4対3で迎えた9回表には、1点を追うヒーローズはヒットと暴投で2死2、3塁と一打勝ち越しのチャンスを迎えるも、最後はG.G.佐藤がショートゴロに倒れ、ゲームセットとなった。
筆者作成
勝投手 上原浩治(プレモル)
負投手 下柳剛(ヒーローズ)
本塁打 福留孝介、アレックス・ラミレス(いずれもヒーローズ)
二塁打 高橋由伸、井口資仁、中村紀洋(いずれもプレモル)
最優秀選手賞 井口資仁(プレモル)
敢闘賞 アレックス・ラミレス(ヒーローズ)
スーパープレー賞 天谷宗一郎(プレモル) 、真中満(ヒーローズ)