見取り図・盛山晋太郎さんが語る『やべっちCUP』の魅力「矢部さんが築いてきた歴史」サッカーチーム“もりちゃんずユナイテッド”への想い
小学生年代を対象にした「U-12サッカー大会 やべっち CUP2024」が12月28日、千葉県千葉市のJFA夢フィールドにて開催される。2018年の初開催から7回目を迎える今大会は、主催者であるナインティナインの矢部浩之さんのもと、子どもたちを対象にしたサッカー大会やサッカー教室が実施されるほか、現役Jリーガーや豪華OB陣、お笑い芸人を招いたエキシビションマッチが行われる。今回キングギア では、自らが監督を務めるサッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」の一員として出場するお笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎さんに大会参加の経緯やサッカーに対しての想いを聞いた。※トップ画像撮影/長田慶
番組共演の矢部さんから参加を打診
盛山さんは、2022年に芸人仲間を中心にサッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」を結成。取材日の朝には36人が集まってサッカーを行うなど、精力的に活動を続けている。
矢部さんがMCを務めてきた『やべっちFC』をいち視聴者として観て育ったという盛山さんは、サッカー芸人界を牽引してきた矢部さんに対して、「トップオブトップに君臨されている」と敬意を込める。矢部さんとは人気番組『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります!」で共演する間柄。自身でサッカーチームを持つようになった盛山さんは、矢部さんからの誘いを受ける形で昨年参戦した。
盛山さんの参加に対して矢部さんは「サッカー経験者じゃないのにサッカーが好きというのが僕は嬉しい。ここまで一生懸命やって、試合もやっているので、『じゃあ一緒にやろうか』という感じでした」と声をかけた際のエピソードを明かし、「もりちゃんずに入ってる子で、昔プライベートでやべっちFCのフットサルやサッカーをやった子もいる」と顔なじみの芸人がいたことも理由の一つだと答えた。
撮影/長田慶
盛山さんは、「もりちゃんずユナイテッド」の様子を公式YouTubeで配信し、SNSを通じてサッカーを楽しむ様子をお笑いファンへ届けている。「サッカーを語れる芸人さんがたくさんいるなかで、もりちゃんずユナイテッドはやること。Jリーグやプレミアリーグの試合を観て何かを語るとかではなく、やりにいく(プレーする)というのがコンセプト」と語り、芸人仲間とサッカーを楽しむ様子をファンにも楽しんでほしいと考えている。
そのなかで、セレッソ大阪の試合前イベントに参加してエキシビションマッチを行うなど、「もりちゃんずユナイテッド」としてサッカー界とのコラボも実現している。「僕らが入口でお笑いのお客さんがJリーグのサッカースタジアムに足を運んでほしい」と希望を持っている。
昨年初出場を果たした「やべっちCUP」に対しては「試合前に子どもたちが『やべっち!やべっち!』と言ってくるのが矢部さんが築いてきたサッカーの歴史だなと思うので、すごいなと肌で感じていますし、JリーグのOBの方も来られたりするので、プレーを近くで見れるのは子どもたちはたまらない」と魅力を語る。
撮影/長田慶
オーバー30向けの冠大会開催にも意欲
さらに、自らの冠大会開催にも意欲を示し、「矢部さんは少年少女の神的な存在としてあってほしい。今の代表選手も『やべっちFC』を見て育っている部分もあります。僕はそうじゃなくて大人でも楽しめるもの。僕自体が素人なので、大人向けのオーバー30向けのものを考えています」と具体的なプランも明かしている。
「もりちゃんずユナイテッド」の底上げについては「去年とレベルは全く一緒で、何ならみんな歳をとってちょっと下がってるくらいです」と述べた盛山さんだが、精力的に活動するチームの状況を見つつ、「個々の能力は変わってないですけど、チームとしてはもしかしたら仕上がってるかもしれない」と1年を経てのチーム力アップにも期待を寄せている。
今回の「やべっちCUP 2024」参戦に対して「またこうやって参加させていただくのはありがたいなと思いますし、またもりちゃんずユナイテッドとやべっちFCでご一緒させていただける」と感謝を述べつつ、「お子さんたちはもちろん、僕たちもプロの方たちと一緒にやらせてもらえるのを楽しみにしています。是非みなさん、ちょっとでもやべっちCUPに興味を持っていただきたいと思います」とコメントを寄せた。
「日本サッカーの底上げに矢部さんの存在は絶対にあります」と、矢部さんのサッカー界への貢献についてリスペクトを寄せつつ、自ら率いるチームを背負って大会に参戦する。盛山さんの「もりちゃんずユナイテッド」が「やべっちCUP 2024」でもサッカーを楽しむ様子を届けて大会に彩りを加える。