ランニングを最高に楽しむ‼︎エスポートミズノ・ランニングクラブとは
ミズノは「楽しむ!」ことをモットーに、ランニング練習会にも力を入れている。今回は、練習会を主導しているミズノランニングクラブ(以下;MRC)でリーダー代表を務める福地敬司氏に、エスポートミズノ・ランニングクラブ(以下;SMRC)について話をうかがってみた。
Hidemi Sakuma
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2018/08/29
MRCは、「市民ランナーによる市民ランナーのためのチーム」だ。そのMRCメンバーとSMRCに会員登録したランナー達は、月に一度神田小川町のエスポートミズノに集まって、走ることを楽しんでいる。
MRCリーダー代表 福地敬司氏
――まず、SMRCの誕生話を教えてもらえますか?
福地:SMRCは11年目に突入しました。元々は私の前任者の福澤監督が、10人程で神田駅近隣の銭湯に集合しランニングを行う活動を続けていました。それをミズノさんがバックアップしてくれることになり、11年前にSMRCが誕生しました。
SMRCは、月に1回、第3土曜日の14時からエスポートミズノ等の施設を借りて、荷物を置いて着替えてから皇居を走りに行く活動を行っています。
――そのようにして誕生したのですね。どのような人達が対象となりますか?
福地:必ずフルマラソンを走って欲しいという訳ではなくて、「楽しくランニングをしましょう!」と、気楽に走ることを目的としています。ですので、走りたい方であれば、どなたでも歓迎しています。
ミズノさんがバックアップしていただいている練習会は、東京以外にも大阪(通称YMRC)、北九州(通称GMRC)、博多(通称FMRC)、熊本(通称HMRC)では月に1、2回活動しています。
――福地さんが指導者となるきっかけを教えてください。
福地:私はランニングを35年間続けています。25歳までは思うように走れていましたが、タイムが伸びなくなり選手生活から離れました。その時に「ランニングが好きな人達がもっともっと増えたら良いな!」と思い、何かできないかと模索していたんですよね。それで「ランニングの普及に携わり、楽しさを伝えていきたい!」という熱い想いが芽生え指導をするようになりました。
――楽しさを伝える!素晴らしいですね!トレーニングの内容を教えてもらえますか?
福地:現在SMRCには、80名近くの会員様がいらっしゃいます。暑い時期に関しては、1km辺りのペースを5:00、5:30、6:00とする3つのグループに分けて、皇居(約5km)を3、4周走るようにしています。
練習は14時スタートですし、1番暑い時に走ったからといって、暑さ対策にならないので無理はしません。秋に入り涼しくなれば、1km辺りのペースを4:30、5:00、5:30と30秒速くします。メンバーの中には1周増やして走る方もいますね。走れる方が好きなだけ走れるようにしています。
――他にトレーニングメニューはありますか?
福地:SMRCは、ペース走のみを行っています。「ビルドアップ走、インターバル走などをやりたい」という方もいますが、楽しんで走ることを目的としてます。強化トレーニングをして疲労が残って欲しくないですからね。日常生活に悪影響を及ばさないように、そこは徹底しています。趣味の範囲内でやっていますからね。あくまで「楽しく!」となります。
――ランナーからどのような相談がありますか?
福地:「ペース走のみで、フルマラソンを本当に走れますか?」というものが多いですよね。ランニングは、日々の積み重ねが結果となるスポーツとなります。今日走ったからといって、明日すぐに速くなることはないですから。トレーニングの効果は3、4ヶ月後に出ると言われていますから、毎日コツコツと走って欲しいですよね。
――指導していて、どのような時に嬉しくなりますか?
福地:今まで10kmしか走れなかった人が15km走れるようになったり、フルマラソンで初めて4時間を切ったなどの喜びの報告を耳にした時に、非常に嬉しくなります!
――最後に、MRCの今後の展望を教えてもらえますか?
福地:MRCはお陰様で30周年を迎えました。これからも「ランニングを楽しい!」と思う人達が1人でも増えるように、このような活動を通じてお手伝いをしていきたいですね。また、ミズノさんや株式会社アールビーズさんと共に歩んでいけたらと思っています。
MRCはランナーと同じ目線に立ちながら、健康で毎日が楽しく送れるようにと、コミュニケーションも大切にしている。
ランニングをすることによって、無我夢中となって気分転換をする。
ランニングは最高のスポーツだ。 (了)
ミズノランニングクラブ(MRC)
http://mizunorc.jp
SMRC活動レポート
http://mizunorc.jp/activities/smrc/4196
取材協力/エスポートミズノ
写真提供/福地敬司
Interview photograph / Hidemi Sakuma