ロッテ13年ぶりの開幕4連勝ならず、ロッテVSオリックス戦を振り返る
開幕戦から絶好調の千葉ロッテマリーンズは3戦全勝でオリックス・バファローズ戦に臨んだ。13年ぶりのロッテの4連勝とはならなかった。その模様をハイライトでお届けする。※トップ画像出典/Pixabay
3連勝の勢いでロッテが先制する
ロッテは開幕からのスタートダッシュに成功、昨季の覇者・ソフトバンクを相手に3試合連続の逆転勝ち、2012年以来、実に13年ぶりの開幕3連勝を飾っている。今カードでロッテはホームのZOZOマリンスタジアムに凱旋、地元でオリックスを迎え打つ。
ロッテの先発は西野勇士投手が今季初先発、昨季は20試合に登板し、キャリアハイに並ぶ9勝をマーク。先発ローテーションの一翼を担い、チームに多くの白星をもたらした。FA権を行使せずに残留して迎える今季は、オープン戦も好調を維持、自身初の2ケタ勝利を狙う。オリックス先発は同じく今季初先発の曽谷龍平投手。昨季は20試合に先発し、防御率2.34をマーク。チーム最多タイの7勝を挙げるなど、先発ローテーションの一翼として存在感を示した。3年目の今季はローテーションの柱となり、こちらも2ケタ勝利を目指す。
1回表オリックスの攻撃、ロッテ西野は1番中川圭太選手を低めのフォークボールで空振り三振に打ち取ると、続く福田周平選手は低めの球を打つもレフトフライで2アウト。3番西川龍馬選手も外角低めのフォークで空振り三振。この回2三振無失点の抜群の立ち上がりを見せる。
対するロッテは1回裏、オリックス曽谷は岡大海選手、西川史礁選手をスライダーで連続三振に切って取り、こちらも立ち上がりは上々と思いきや、髙部瑛斗選手がエラーで出塁後、ソト選手がレフトへヒットを放ち、2アウト1・2塁に。先制のチャンスに続くポランコ選手の当たりはセンターフライ。無得点でこの回を終える。
3回裏ゲームが動く。1アウト後、ロッテ岡がフォアボールを選びと、続く西川の打席でオリックスサード西野真弘選手のセカンドへの悪送球で出塁、1アウト1・3塁となる。ここで髙部はオリックスバッテリーの意表を突くセーフティースクイズを成功させロッテが待望の先取点を挙げる。
オリックスがすかさず反撃、試合は投手戦に
1点を先制されたオリックスは4回表すかさず反撃に移る。先頭中川が詰まりながらもライトへヒットを放つと、続く福田が冷静に送りバントを決め1アウト2塁。西川もレフトへのヒットで続き、1アウト1・3塁に。2アウト後、紅林弘太郎の当たりはショートへの内野安打となり、中川がホームイン。すぐにオリックスが同点に追いついた。
オリックスが追加点、ロッテの反撃及ばず
5、6回と両チームランナーを出しながらも、両先発が粘りのピッチングで得点を許さない。ようやく7回表にオリックスが追加点のチャンスを迎える。ロッテのピッチャーはこの回から西野に替わり中森俊介投手がマウンドに上がる。その立ち上がり、1アウト後、若月健矢選手が中森の150キロのストレートをセンターへ弾き返し出塁。1アウト1塁の場面で西野がライトスタンド、ラグーンに飛び込む勝ち越し2ランホームランを放ち、ロ1-3オと待望の追加点をたたき出す。
7回裏ロッテも離されまいと反撃に移る。先頭打者の代打上田希由翔選手がセンターへツーベースヒットを放つと、2アウト後、髙部がフォアボールを選び1・2塁とする。続くソトは執念で三遊間を抜けるタイムリーヒットを放ち1点を返しロ2-3オとなる。さらに続くポランコも四球を選び2アウト満塁。一打逆転の場面に、開幕からここまでヒットのない中村奨吾選手の当たりは無念のセンターフライになり追加点ならず。
ロッテは続く8、9回とランナーを出しながらも、オリックスペルドモ投手、守護神マチャド投手を攻めきれず、無得点に終わる。ロッテはオリックスに2対3で敗れ、実に13年ぶりの4連勝とはならなかった。
ここまで両チームとも開幕から3勝1敗と好調をキープしている。この好調を維持できるのか、次戦以降も目が離せない試合になりそうだ。
『プロ野球ハイライト ロッテ VS オリックス 4/2』(2025年4月2日配信)より
*The information in this article is current as of the time of publication.
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