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國學院旋風を巻き起こせ!―野中恒亨と後村光星が語る“挑戦”と“未来”とは

11月27日に行われた「adidas ADIZERO EKIDEN COLLECTION 発表会」に、國學院大學陸上競技部の前田康弘監督をはじめ、主将の平林清澄(4年)、上原琉翔(3年)、野中恒亨(2年)、後村光星(2年)が登場。イベント終了後、初めて大きな舞台を経験した野中と後村の2人にインタビューした。 初々しさの中に隠れた力強い覚悟――2人は、自分たちの挑戦やシューズへの思い入れ、そして走ることの楽しさについて熱い言葉で語ってくれた。 ※トップ画像撮影/松川李香(ヒゲ企画)

IconIppei Ippei | 2024/12/13

イベントの感想とアディダスとの出会いを語る

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左・野中選手/右・後村選手(撮影/松川李香(ヒゲ企画))

――今日のイベント、参加してみてどうでしたか?

野中選手:こういった大きなイベントに参加するのは初めてで、すごく新鮮な体験でした。アディダスさんには普段からお世話になっているので、この場に立てたことは本当に嬉しかったです。ただ、自分の発言でちょっとプレッシャーをかけ過ぎちゃって、「箱根で絶対に結果を出さなきゃ」という気持ちがさらに強くなりましたね。それでもイベント自体はすごく楽しかったし、良い経験になりました。これを励みに、箱根で自分の言葉を結果で証明したいと思っています。

後村選手:僕も初めてのイベントだったので、最初はすごく緊張しました。でも、野中選手が場をうまく盛り上げてくれたおかげで、だいぶリラックスして話せましたね。こういう場でファンやスポンサーの方々と直接交流できるのは、競技とはまた違ったやりがいがありますし、新しい刺激になりました。

――アディダスとの最初の出会いを教えてください。

野中選手:初めてアディダスのシューズを履いたのは中学3年生の時でした。当時、「アディゼロ タクミセン5」という薄底シューズを履いたんですが、それまで使っていたシューズとは全く違う感覚で、軽さとフィット感に感動したのを覚えています。それ以来、高校でも大学でもアディダスを愛用しています。今では完全に僕の走りを支えるパートナーですね。

後村選手:僕も中学3年生の頃にアディダスのシューズを履き始めました。それから高校、大学とずっと愛用しています。履き心地がいいだけじゃなく、しっかりとパフォーマンスを支えてくれるシューズだと感じています。練習でも試合でも安心して使えるので、これからもアディダスとともに戦っていきたいですね。

冬トレの相棒、進化したウェアとシューズ

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

――今日のウェア、とてもお似合いですね。実際に着用してみての感想を教えてください。

後村選手:動きやすさとフィット感が抜群ですね。体にしっかり馴染む感じがして、特に冬のトレーニングで活躍するだろうなと思います。これだけ暖かいと、寒い日の練習も快適に取り組めそうです。

野中選手:去年のウェアは少し寒く感じることがあったんですが、今年のモデルは伸縮性が高くて、体にぴったりフィットするところが気に入っています。僕は筋肉が突っ張る感覚が苦手なんですが、このウェアだとそのストレスが全然なく、自分の感覚で走れるんです。重ね着しても動きやすいので、冬場の厳しい環境でも安心して着られますね。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

――履いているシューズについても教えてください。どんな特徴がありますか?

後村選手:「ADIZERO ADIOS PRO 4」は、強い反発力が特徴で、跳ねるというよりも、しっかり前に進む感覚があります。ブレが少なくて安定しているので、とても扱いやすいですね。「ADIZERO ADIOS PRO 3」と比べると蹴り出しの位置が少し後ろになったので、自然と股関節に軸を感じられるところが気に入っています。それに加えて、接地の際に体重をしっかり乗せやすい点も印象的です。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

野中選手:僕も「ADIZERO ADIOS PRO 4」を履いていますが、クッションが非常に柔らかいのが特徴的ですね。アッパーの伸縮性も高くて、自分の動きにしっかり応えてくれる感覚があります。以前使っていた「ADIZERO ADIOS PRO 3」は蹴り出しの力が強い分、硬さがあって扱いづらい部分が少しあったんですが、4ではその点がしっかり改善されていて、理想の走りに近づけるシューズだと感じています。これまでシューズによって制限されていた部分がなくなり、自分の力を100%以上発揮できるようになったのが大きな魅力ですね。

走る喜びと未来への挑戦―國學院大の若きエースが語る「最高の瞬間」と目指す道

――走り以外の時間ってどんなふうに過ごしていますか?

野中選手;意外と自由な時間も多いですね。走りは走りで区切って、それ以外の時間は趣味を楽しんでリフレッシュしています。オンとオフをしっかり切り替えることで、心も体も整えています。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

後村選手:僕はアイドルグループの「イコールラブ」が好きなんです。ちょっとオタクなんですけど、音楽を聴いたり、YouTubeでイコラブの動画をずっと見たりして過ごしています。趣味の時間は癒しですね。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

――お二人にとって、走る中で「最高だ!」と感じる瞬間はどんな時ですか?

野中選手:僕が一番楽しいと感じるのは、自分の想像を超える走りができた瞬間ですね。自分より強い選手たちと競い合える舞台に立つことも、大きなやりがいです。この間ドイツで世界トップレベルの選手たちと走る機会がありました。短い時間ではありましたが、その舞台に立てただけでも本当に面白かったです。次はもっと実力をつけて、彼らと互角以上に戦える選手になりたいと思っています。

後村選手:僕にとって「最高だ!」と思えるのは、ラストスパートの瞬間です。全力で相手と競り合い、ギリギリの状態で勝負をかけるのがたまらないんです。その一瞬に全てをぶつける感覚は、走ることの醍醐味だと思いますね。

――最後に、お二人の目指す理想像や目標を教えてください。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

野中選手:まだまだ課題が多いですが、いずれは「國學院大学が来た」と他のチームが恐れるような走りを実現したいです。そして、自分の名前を多くの人に覚えてもらえるような大学陸上界のトップランナーになるのが目標です。それと同時に、自分の走りを通じて多くの人に感動を与えられる選手になりたいと思っています。

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Photography: Rika Matsukawa (Hige Kikaku)

後村選手:僕もまだまだ力不足を感じていますが、目指しているのは平林さんのような学生トップレベルの選手になることです。自分が強くなることでチームに貢献し、優勝を支える選手を目標にしています。また、卒業後も陸上を続け、競技を通じて多くの人に影響を与えられる存在になりたいです。

未来に向けて走り続ける決意

それぞれの「最高の瞬間」を胸に、さらなる成長と挑戦を目指す野中選手と後村選手。彼らの走りが國學院大学の未来、そして陸上競技の世界にどんな影響を与えるのか。今後の活躍がますます楽しみだ。

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國學院大が語る2冠の裏側と箱根への覚悟――アディダス『アディゼロ駅伝コレクション』発表会

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