大谷翔平を筆頭に2024年こそ“ダイナスティ（黄金期）”だったーいまさら聞けない「ドジャースって？」

今シーズンから大谷翔平が移籍、さらにオリックスから山本由伸も加入したロサンゼルス・ドジャースは、日本中から大注目を浴びている。「MLB’s ON FLEEK」#1では「ドジャースってなんだ！？」をテーマに、球団の歴史や過去に所属した日本人選手をおさらいし、さらに今シーズンのキーマンとなる注目選手を紹介している。MCにお笑いコンビ・さや香さん、解説者には元中日ドラゴンズ投手の山本昌さんを迎え、元テレビ東京アナウンサーの福田典子さんの進行のもと、天の声としてMLBジャーナリストのAKI猪瀬さんのコメントを交えながら、ドジャースの魅力を掘り下げる。※トップ画像出典/Getty Images

キングギア編集部エンタメ班 | 2024/12/11

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2024年のドジャースの強さは？29団全てが敵だった

MLBには球団が30あるが、その中でのドジャースの強さはどれくらいなのか。そんな疑問にAKI猪瀬さんは「今年（2024年）の構図で説明すると、ドジャースvs29球団です。これは言い切っちゃっても大丈夫です」と力説した。それだけ強いチームであり、他の球団は「打倒ドジャース」を目指すシーズンになると解説していた。

ワールドシリーズを8回も制覇した名門・ドジャースの歴史

ドジャースは1883年にニューヨーク・ブルックリンで創設され、1985年に現在の本拠地であるロサンゼルスに移転した。ナショナルリーグでリーグ最多の24回優勝。ワールドシリーズ制覇は7回という歴史と伝統、そして人気のある球団だ。

AKI猪瀬さんいわく「実は今がそのドジャースの黄金期の時代だと言われている」とのこと。それだけ、力のある選手が多く集まっているのだろう。山本昌さんも今の「ドジャースなら優勝が当たり前」と語った。

ドジャースは2020年にワールドシリーズ制覇をしている。しかし、その年はコロナ禍で試合数が短縮した中での優勝であった。今シーズンは、フルシーズン戦う中で1988年以来の世界一を目指していた。結果今年2024年に、見事ワールドシリーズ制覇し8度目のタイトルを獲得したわけだ。

日本人から見てドジャースが魅力的な理由は？

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日本人選手にとって、MLB移籍のパイオニアのような存在である野茂英雄は、1995年にドジャースに入団した。このことからもわかるように、ドジャースは黒人やアジア人にMLBの門戸を、他の球団よりも積極的に開いてきた。

それ以降も、たくさんの日本人選手がドジャースに在籍した。現在、所属している大谷選手や山本選手の他に、過去には前田健太やダルビッシュ有など9選手がドジャースで活躍してきた。山本昌さんによると「西海岸なので暖かく、日本から行きやすい」と言う環境の良さで、日本人選手にとってとくに魅力的な球団なのだと言う。

実はドジャースのオマージュ！ドラゴンズのユニフォーム秘話

元中日ドラゴンズの監督である星野仙一さんは、ドジャースのユニフォームデザインに惚れ込んで、中日ドラゴンズのユニフォームを同じデザインに作り変えた。もちろん、勝手にドジャースのユニフォームに似せることはできない。「星野監督がオーナーのピーター・オマリーさんに直接、許可をいただいて、同じデザインで作らせてもらった」と、山本昌さんが当時の裏話を教えてくれた。