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【サッカーJ1リーグ編】「3位宮吉拓実、2位森本貴幸、1位は?」J1最年少出場記録ランキング

1993年の発足から数えて、Jリーグは実に30年以上もの歴史を積み上げてきた。現在では海外で活躍する選手も増え、日本代表のレベルも年々向上している。そういった有望株は、Jリーグの中でも若い頃から頭角を現している選手が多い。ここではJ1デビューが早かった選手を年齢が低い順に5位から見ていきたい。※トップ画像出典/Getty Images

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【第5位】呉章銀:16歳8ヶ月20日

第5位は、16歳8ヶ月20日でJ1初出場を果たした韓国出身の呉章銀(オ・ジャンウン)だ。FC東京U-18に所属していた呉は、2002年にトップチーム登録された後、2002年4月13日のガンバ大阪戦で54分に途中出場し、J1デビューを果たす。サイドハーフで攻守にわたって活躍し、気合の入ったプレーを披露した。2004年までFC東京に在籍したものの、当時は外国人枠の制限で出場機会を十分に得られず、2005年に韓国の大邱FCに移籍。サイドバックやボランチなど、さまざまなポジションに対応できる呉は、その後韓国リーグで活躍。韓国代表のキャプテンまで務めた。しかしケガの影響もあり、2018年シーズンで現役を引退している。

【第4位】久保建英:16歳5ヶ月22日

第4位にランクインしたのは、16歳5ヶ月22日でJ1デビューを果たした久保建英。久保は2011年に世界的ビッククラブであるスペインのFCバルセロナと契約し、下部組織でプレーをしていた。しかし、チームの問題で試合に出場できなくなってしまい、日本へ帰国。2015年にFC東京の育成組織に加入する。2017年にプロ契約を結び、同年11月26日のサンフレッチェ広島戦で59分に途中出場を果たし、初めてJ1のピッチに立った。当時は最後までゴールを決められずチームも敗れたが、仕掛けながらボールを運ぶ姿が評価されていた。2019年には、スペインのレアル・マドリードへ移籍し、海外へ挑戦。しかしレアルでは思ったような活躍ができず、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェなどにレンタル移籍が続く。そして2022年、レアル・ソシエダに完全移籍となった。現在も久保はソシエダで主力選手として活躍し、日本代表としても選出され、東京オリンピックやカタールW杯などにも出場した。2026年の北中米W杯での活躍も期待されている。

【第3位】宮吉拓実:16歳1ヶ月14日

第3位は、16歳1かヶ月14日でJ1デビューを果たした宮吉拓実。京都サンガF.C.の下部組織出身だった宮吉は、2008年にトップチームに登録された。そして2008年9月21日のガンバ大阪戦、72分にJ1初出場を果たす。2010年にはJリーグ初ゴールを決めるなど、ストライカーとして活躍し、京都の至宝とまで呼ばれた選手だ。2014年にカターレ富山にレンタル移籍、2016年にはサンフレッチェ広島、2018年には北海道コンサドーレ札幌へと移籍したが、2019年には再度京都に復帰。2024年の契約満了まで京都でプレーした後、現在は、レノファ山口FCに所属している。

【第2位】森本貴幸:15歳10ヶ月6日

第2位は、15歳10ヶ月6日でJ1デビューを果たした森本貴幸がランクイン。東京ヴェルディの下部組織出身の森本は、2004年3月13日にJ1開幕戦のジュビロ磐田戦で初出場を果たす。51分に途中出場した森本は、パワフルなプレーで相手ディフェンスを翻弄するなど、デビュー戦とは思えないプレーを披露。同年5月5日にはJリーグ初得点を獲得するなど、ストライカーとして活躍し、この年の新人王を獲得した。2011年にイタリアのノバーラで1シーズンプレーした以外は、2006年から2013年までカターニャに所属し、通算19ゴールという記録を残している。南アフリカW杯に出場し、日本代表としても活躍。2013年以降はジェフユナイテッド市原・千葉、川崎フロンターレ、アビスパ福岡などに所属し、2024年に現役を引退した。

【第1位】北原槙:15歳7ヶ月22日

第1位に輝いたのは、15歳7ヶ月22日でJ1初出場を果たした北原槙。FC東京のアカデミー出身で、2025年から2種登録となった北原は、同年3月1日の鹿島アントラーズ戦でJ1のピッチに初めて立った。ボールキープ力と正確なパスが持ち味で、初出場でも果敢にスルーパスを狙うなど、落ち着いてプレーをする様子に、ファンからも注目を集めている。

早くからJ1リーグでデビューできるメリットとしては、より高いレベルで多くの経験を積めることだろう。ランクインした5人の選手は、いずれも15~16歳と、高校1年生くらいの年頃だ。実際に、久保は現在まだ23歳であるにもかかわらず、世界でも評価される選手になっている。若い選手が成長することは、日本サッカー界の成長にも繋がる。今後も、若手選手の活躍に期待していきたい。

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