Gettyimages 1798420097

プラスワンで水谷選手が初オールスター入り。直近1週間の話題を里崎智也が熱く解説

7月17日にマイナビオールスターゲーム2024のプラスワン投票が発表され、両リーグとも31人が出揃った。ホームランダービーの出場者も決まり、年に1度の祭典がいよいよ始まる。多く再生された動画を紹介する「ABEMA バズ! パ・リーグ」#16では、オールスターをはじめとする直近1週間の注目の出来事をピックアップ。ゲストの里崎智也が持論を交えながら元プロ野球選手目線で熱く解説した。※トップ画像出典/Getty Images

Icon %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af 1 キングギア編集部 エンタメ班 | 2025/02/13

オールスター初出場! プラスワンで水谷選手が選出

2024年のプラスワンでは、北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)の水谷瞬が選ばれた。昨シーズンまで1軍での出場に恵まれなかったにもかかわらず、多くのファンが期待を寄せているのがよくわかる。

里崎は「オールスターのファン投票に多分名前はなかったんですよ。デビューが遅いんです」「投票用紙が配られるが、そこに名前がなかった場合は背番号とかを入れて投票できるんですけど、そこまでする人はいない。最初の名簿から水谷の名前があったら、多分(プラスワンの前に)それで選ばれていたと思います」と話す。今シーズン初出場ながらも交流戦ではMVPに輝き、プラスワンで選ばれるだけの活躍を見せてきた水谷選手。オールスターでもファンの期待に応えてくれるだろう。
また、ホームランダービーの出場者も決定。セ・リーグから東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、パ・リーグから日ハムの万波中正らが選ばれた。初となる選手も2名選出され、こちらも行く末が楽しみだ。

プロ初勝利の若手投手が明るい話題をもたらす

最下位で苦しむ埼玉西武ライオンズ(以下、西武)だが、悪い流れを断ち切るかのように菅井信也、青山美夏人といった若手投手たちが次々と初勝利を飾った。里崎は「ライオンズはもう若手の底上げ以外、チームの再建はない」ときっぱり言うも、「若手がどんどん成長していかないと、未来の西武がちょっと暗い。そういった意味では今シーズンの中では(若手投手たちの初勝利が)明るい材料ですね」と褒めたたえる。

7月15日のオリックス・バファローズ(以下オリックス)戦で、育成出身3年目の菅井投手が7回無失点で初白星。4回までオリックス打線を完璧に抑え、7回表には2・3塁のピンチを無失点で切り抜けた。さらにその2日後の7月17日には、今度は青山投手が同じくオリックス戦でプロ初完封・初勝利を収める。最終9回表では4球で3者凡退に抑えるなど、堂々たる好投ぶりを披露した。試合は6対0で快勝。低迷する西武とは思えない勝ちっぷりに、ファンは歓喜に満ち溢れたことだろう。

Thumb gettyimages 1798420097
Source: Getty Images

万波選手と伏見捕手のポジショニングが追加点を阻む

直近1週間で注目を集めた動画を紹介する「週刊パ・リーグTVランキング」のコーナーでは、再生回数の多い順に1位から5位を発表。第1位に輝いたのは、36万回を超えた「紙一重の戦い 万波“ドンピシャレーザー”」だった。
動画が撮影されたのは、7月14日に行われた日ハムと福岡ソフトバンクホークス(以下、ソフトバンク)の試合。2対1で迎えた7回表のラスト、強肩の万波選手と俊足の周東選手が究極の対決を繰り広げた。悪送球により出塁する正木智也の代走として、周東選手が1塁へ。次の打者柳町達が空振り三振するも、周東選手は今季31個目の盗塁を決め2塁に進む。さらに甲斐拓也がライトへヒットを打つと、周東選手は2塁から3塁を回って本塁に疾走。しかしライトの万波選手が放ったレーザービームでホームタッチアウトに。ギリギリの戦いは、万波選手に軍配が上がった。

この映像を見た里崎は、すかさず「1番すごいのは伏見です」と捕手伏見寅威の名を挙げながら、いかに彼のポジショニングが的確だったのかを解説する。

「このベースの後ろ(のポジショニング)。これはあそこにいなかったら即座にタッチできないわけですよ。これがもし伏見がベースの前にいたら100%セーフですよ。追いタッチになるんで。これはもちろん、万波がコントロールを投げてきてくれるという信頼感のもと、伏見がポジショニングできるというのもありますけど、あのポジショニングをとれば、周東はまっすぐしか走塁できないんですよ。(スペースが)空いていないから、走塁やスライディングするところも決めさせている。タッチも追いタッチもなく、最短でタッチできる」元プロ野球選手だからこその着眼点が、この名シーンの解像度を上げた。

万波選手と伏見捕手の活躍がソフトバンクの追加点を阻んだのと同時に、周東選手の果敢なチャレンジが収められたこの動画。最も多くの視聴者から興味が寄せられたのも頷ける。

『ABEMAバズ! パ・リーグ#16(ゲスト里崎 智也)』より
配信日:2025年7月19日(金)

※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています