
Japan Men's National Basketball Team "Hayato Maki" Nickname: Falcon - A promising multi-player for the next generation
バスケットボール男子日本代表の次世代スター候補に注目した『NEXT HEROES』(「DAZN」で配信中)。今後の日本代表をけん引する次世代の選手5人に焦点を当て、独自のプレースタイルや選手としての魅力を全5回にわたって深掘りしていく。#4はフィジカルとスキルを兼ね備え、“ファルコン”というニックネームを持つ、牧隼人をピックアップ。※トップ画像イラスト/vaguely

高いバスケットIQとスマートなプレースタイルから付いたニックネーム
牧隼人は筑波大学在学中に、特別指定選手として琉球ゴールデンキングスに入団した。大学ではキャプテンを務め、インカレ優勝とともに最優秀選手賞を受賞。卒業後に琉球ゴールデンキングスと正式契約を結ぶ。学生時代からバスケットIQが高く、賢くスマートなプレースタイルから付けられたニックネームが“ファルコン(はやぶさ)”だ。
バスケットボールコメンテーターの井口基史氏は牧の魅力について「スタートでもベンチからの出場でも、今チームに何が必要なのかわかっている。例えば、試合のリズムを変えることなのか、ファーストブレイクを出すことなのかということを瞬時に判断し、すぐにコート上で表現できる。さらに、うまくファールを使ったりすることもできるバスケットIQの高さも、魅力のひとつです」と話している。
牧は、マッチアップで自分の方がサイズで勝っていると感じたときには、意図的にポストアップを仕掛ける。ゴール下でポジションを取り、強引にシュートに向かうだけではなく、そこからアシストもできる非常にクリエイティブな選手だ。
牧選手と同じ筑波大学で1年後輩の山口颯斗選手は「もともと冷静で判断力の良い選手。プロになってそれがさらい磨かれているように感じます」と語った。

サイズを活かしたマルチなプレーがストロングポイント
牧は現在、大阪エヴェッサに所属。自身のストロングポイントを聞かれると「大阪エヴェッサに移籍して、オフェンス面では、ポイントガードとして試合に出る時間が増えた。そのときの状況によって、シューティングガードをするときもあります。ディフェンスはポイントガードにつくことや、フィジカルの強い外国籍フォワードにつくこともあります。いろいろな役割を担えるところが強みだと感じています」と話した。
昨シーズンまで琉球ゴールデンキングスでチームメイトだった脇真大選手は「チームが変わって試合でディフェンスについたとき、ハンドラーとしてはすごく守りにくい選手だと感じた」と言う。
井口氏は、188cmのサイズを活かしたマルチなプレーも牧の持ち味だという。「相手チームの外国籍選手とスイッチをしても体を張って守ることができるフィジカルの強さがある。」と評価する。トム・ホーバスHCも「ボールを持っている相手に対してのプレッシャーディフェンスは群を抜いている。代表チームに必要な選手だ」と話す。
代表チーム最年長エースの比江島慎選手は「マッチアップをしたことがあるが、ディフェンスは本当にプレッシャーが激しい。オフェンスはハンドラーもできで、シューターにもなれる。どちらかというと自分に近いプレースタイルの選手なので、これからがすごく楽しみ」と牧に期待を寄せた。その言葉を受けた牧は「比江島さんはポジションも近く、マッチアップする機会も多い。独特のテンポでとてもディフェンスがしにくい。代表チームで一緒になって、練習だからこそ感じられる部分がたくさんある。とても興味深く、勉強になります」と語った。
代表チームに定着するために必要な今後の課題とは
昨年11月21日、24日に行われたアジアカップ予選では、惜しくもロスター入りとはならなかった。井口氏は牧の良いところでもあると前置きしたうえで「牧選手は、パーソナルスタッツをあまり追いかけないタイプの選手なのではないかと感じる。自分が2桁得点をして勝ちたいというよりは、結果的にチームが勝てば自分はどんな役割でも良いと与えられた時間の中で自分に求められていることをこなしていく」と評した。そして、日本代表メンバーに定着するための課題として、代表チームで自己主張をすることも大切ではないかと語った。
ホーバスHCは、牧の今後の課題としてシュート確率を上げることだと言っている。牧本人も「シューターとしての役割を求められている」と理解しながらも「代表チームにいる富樫勇樹選手のように、ハンドリングで相手を圧倒できるわけでもないし、山崎凌選手のようにスリーポイントが得意なわけでもない。いろんなポジションができる強みを活かして、自分でボールを持つ時間も増やしながら、シュートまでもっていけるようにしたい。そこでいかにアピールできるかが鍵になる」と自己分析する。何かに特化した選手ではなくても、高いバスケットIQとマルチに対応できる能力は牧の大きな武器だ。
「頑張ってほしいという声をいただいた。このチャンスをものにできるかどうかは自分にとってもすごく大きなこと」と、 “ファルコン”の今後の活躍からも目が離せない。
DAZN『NEXT HEROES』 #4:牧隼人〜ファルコン〜より
Release date:2024年12月9日(月)
content:日本で開催されたFIBAワールドカップとパリ五輪を経て、日本代表は新たな挑戦、2027年カタールワールドカップへの旅路をスタート。渡邊雄太、富樫勇樹、比江島慎らが両大会で築き上げた道を引き継ぐ、注目の新世代ヒーローたちを紹介する
*The information in the article is current at the time of publication.

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