元プロ松井大輔のドリブル分析！J1第7節、苦しみながらも首位を死守した熱戦をプレイバック

J1首位をキープするFC町田ゼルビアvs川崎フロンターレ

首位のFC町田ゼルビアがアウェイで13位の川崎フロンターレと対戦した試合をプレイバック。前半9分、町田の柴戸海選手がボールを奪うと、抜け出した藤尾翔太選手がゴールへ向かってシュートをするが、川崎のゴールキーパーであるチョン・ソンリョン選手が右足で止める。続いて町田は32分、最終ラインのビルドアップから藤本一輝選手が一気に裏へ抜け出した。そのままボールをクロスに飛ばすと、U-23日本代表に選ばれた藤尾選手がゴールを決め、町田が1点先制。町田に追いつきたい川崎は39分、ボールを奪うと山内日向汰選手が中に入り込んでシュートを放つが、ゴールを決めることはできなかった。

さらに追加点が欲しい町田は後半5分、スルーパスに抜け出した藤本選手がドリブルでしかけた後、相手にボールを奪われるも、こぼれ球を仙頭啓矢選手が拾った。その後、藤尾選手がゴールを決めたかと思ったがオフサイド判定。21分、川崎は小林悠選手を投入。その後、小林選手が倒されて町田のゴールキーパーがレッドカードで退場。町田が10人になるも、点を守り切るために選手交代で守備を固めた。後半のアディショナルタイムでは、川崎が攻めるが町田が守り切り勝利。首位をキープする結果となった。

この試合でゴールを決めた藤尾選手は「ここで勝って首位で代表に行けるので嬉しい気持ちもありますし、一旦ここを離れるがチームを信じて行ってきたい」とU-23日本代表としての意気込みを語った。

サンフレッチェ広島・大橋選手のドリブルを松井大輔が解説

続いて、前節でFC町田ゼルビアに勝利し、連勝を続けるサンフレッチェ広島と湘南ベルマーレの試合を振り返る。

広島は前半44分、終盤で大橋祐紀選手がボールをキープ。右サイドの満田誠選手へ渡すと、満田選手がゴールを狙う。しかし、湘南のソン・ボムグン選手に阻まれた。前半のアディショナルタイムでは、広島はコーナーキックからのボールで佐々木翔選手がゴールを狙うが、湘南の田中聡選手が体を使いブロック。

0-0のまま後半に入ると、開始早々広島の大橋選手がソン・ボムグン選手に倒された。このプレーでソン・ボムグン選手にレッドカードが出されると、広島がPKを獲得。PKにて大橋選手が真ん中にゴールを決めて広島が先制した。さらに、このまま追加点を得たい広島がゴールを狙うが、交代で入った湘南のキーパー馬渡洋樹選手が追加点を許さずに止める。広島に追いつきたい湘南はロングボールをルキアン選手が持ち込んだままシュートするが、広島のキーパー大迫敬介選手が片手でゴールを防いだ。その直後にも湘南から石井久継選手がシュートをするが、惜しくもボールは枠の上に。アディショナルタイムでは、大橋選手が抜け出し、スピードをゆるめつつ落ち着いてゴールを決め、広島が終了間際に追加点を得る結果となった。

ここで大橋選手のドリブルについて松井が「左にドリブルしながらいくんですけど、利き足の方にもっていって相手を見ながら股抜きシュート。調子いいことが表れていますね」と解説。この試合では大橋選手が2ゴールを決め、広島が連勝。ここまでの無敗を継続する。

ヴィッセル神戸vs横浜Fマリノスの一戦もプレイバック

昨シーズン優勝を争った4位のヴィッセル神戸と14位の横浜Fマリノスの一戦もチェック。前半39分、Fマリノスの加藤蓮選手がこぼれ球を拾ったままゴールを狙うが、シュートは惜しくもゴールポストに当たる。神戸は41分、オーバーラップした初瀬亮選手がクロスで宮代大聖選手にボールをパスし、宮代選手がそのままシュートを出すも、Fマリノスの選手陣が体を張ってブロック。ピンチをしのいだFマリノスはアディショナルタイムで、コーナーキックのこぼれ球を水沼宏太選手が拾って渡邊泰基選手が決めようとするも防がれる。その後のコーナーキックでは、水沼選手がゴールをダイレクトに狙ってシュートを打つが、クロスバーに当たってしまう。

後半2分のFマリノスの攻撃では、水沼選手が打ったクロスのこぼれ球をアンデルソン・ロペス選手が捉えてゴールを決め、先制点を取った。その後、大迫勇也選手が負傷交代となり、エースを欠いた神戸だったが、左サイドの初瀬選手が宮代選手にクロスを出すと、宮代選手がゴールを決めてFマリノスと同点に並んだ。

『やべっちスタジアム』#155「松井大輔が初スタジオ解説！U23日本代表が決定！」より

※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています