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【NTTジャパンラグビー リーグワン】クボタスピアーズ船橋・東京ベイは『えどりく』を

クボタスピアーズ船橋・東京ベイは2024年12月開幕のNTTジャパンラグビーリーグワン2024-25に向けたチーム方針を発表する会見を東京都江戸川区で実施した。 フラン・ルディケヘッドコーチ、前川泰慶GM、石川充ビジネススポンサーシッププロデューサーによるチームの運営・強化面での方針の説明の他、新キャプテンにマキシが就くことが発表され、日本代表選手として活躍する為房慶次郎(PR)と根塚洸雅(WTB)が登壇しての新公式戦ジャージーのお披露目も行われた。※トップ画像/筆者撮影

Icon 1h0a0238 a%e6%ad%a3%e6%96%b9%e5%bd%a2 杉山夏子 | 2024/10/17

国内リーグ初戦はトヨタ戦に向け昨シーズンの反省も活かしながらしっかり準備をしていく

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フラン・ルディケHCは「リーグワンのレベルはすごく上がってます」「そういうタフなリーグやるのは楽しみですし、まずはトヨタ戦に向けて準備をしっかりして行きたい」と話した。

「2022-23年シーズンに優勝した時のファンの優勝後のファンの人たち、選手のあの感動のところの場面をまた見たい」と今シーズンへの期待を語る一方で、昨シーズンについては「ハードワークをするというところが足りなかったというところ。ただ、その中でもいい学びも多かった」と「スロースタートだった」と反省を口にし、終盤に復調するまでかなりもどかしい時期を過ごしたことがうかがえた。

スピアーズ新GMの目標は「黄金時代を作ること」と「ホストスタジアムを持つこと」

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今シーズンより新たにGMに就任した前川泰慶氏は、過去に連覇を成し遂げたチームの名前を挙げ「連覇を達成しないと、やっぱり一時代を築いた、日本を代表するチームになったとは言えない」ので「連覇を達成して、黄金時代を作りたい」と決意を語った。

ホストスタジアムに関しては、「地域に根ざした活動をして、地域の課題を解決できるような存在にならないと、持続可能なクラブとしてさらに発展していくようなスポーツチームになっていかない」と話し、リーグワンのビジョンである『あなたの街から世界最高を作ろう』を江戸川区で形にしていく意向と述べた。

2024-25シーズンはスピアーズえどりくフィールドでの開催が5戦予定されているスピアーズ。「おもてなしであったり、ノーサイドの精神、一体感、非日常、幸福感、こういうラグビーでしか、得られない、ラグビーが皆さんにこう届けられるよう」「地域に根ざした活動をしていることで、ラグビーのファンベース、ファンも広がっていく」と新GMに代わってもファンを大切にする方針は変わらないことを明確にした。

つづいて石川充氏も「みなさんと繋がる場所が江戸川区で15000人収容のスタジアムであれば良い」と話した。前川GMの目標達成時期は「2028年にラグビー部が創設されてから50周年を迎えることになるので、この2028年までに、この二つの目標を達成できるように」とした。

新キャプテンは日本代表でも大活躍中のファウルア・マキシ

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画像提供/クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

この日は家族の大切なイベントのために欠席したマキシよりコメントが発表された。

「フランヘッドコーチからキャプテンを任命されたときは、少し悩みました。その理由は、私はこれまでキャプテンを任された経験がなく、プレッシャーに感じたからです。しかし、こうしてキャプテンを任されることはとてもありがたいことであり、成長にも繋がります。また、前キャプテンのハルさん(立川選手)からの後押しもあり、キャプテンになることを決断しました。言葉だけでなく自分のプレーでチームを引っ張り、みんなと共に成長してスピアーズの新たな歴史を作りたいと思います。」

「原点回帰」がテーマの新ジャージ

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新ジャージ紹介では根塚洸雅選手、為房慶次朗選手が登場した。

ジャージには、エンブレムが優勝回数を表す星、裏側にはオレンジアーミーと共に戦うという意味合いから「オレンジアーミー」の文字が刻まれている。ファーストジャージ側面にはトラクタの轍(わだち)をデザインし、再び日本一へ向けて稲を育て稲穂を実らせること、セカンドジャージには、困難に立ち向かったときに水のように形に囚われず順応し続けていくことを表現している。

代表活動から戻ってきている為房は「エディーさんから学んだのは、接点の強さです。大きな外国人選手に対するタックルやボールキャリア、スクラムといったところの強さを学ばせてもらいました」と語った。

新キャプテンについて、根塚は「(マキシ選手は)キャプテンでなくても試合で一番体を張って、プレーで見せてくれる選手。個人的には、彼がプレーでチームを引っ張ってくれると信じています」と期待を寄せた。

ファンクラブは¥3,000のワンプライス制に!門戸を広げる狙い

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画像提供/クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

24番目の戦士として『オレンジアーミー』と呼ぶファンに関しては、「チームにとってファンクラブの会員からの応援は、選手の背中を押す「プラスアルファ」という存在であり、そしてファンクラブに入ることによって、チームの価値がさらにプラスされる存在」だと前川GMは語る。

今シーズンは『Spears+(スピアーズプラス)』と名前も、制度も改め、会費は一律¥3,000とした。他のクラブが価格の異なるファンクラブ設定をし、ファンサービスの差をつけているのに対し、ワンプライスに統一した理由として広報担当者は、「ラグビーのファンは複数チームを応援する人も多い。他チームも応援しながらスピアーズも応援してくれる人が増えればよい」と話した。

「ファンクラブの間口を広げ、皆さんにとって愛されるチームでありたい。多くの人にスタジアムに足を運んでもらい価値を発信していきたい」と言い切る。ファンクラブ会員には、ファンブックの提供、チケットの割引、早期販売、イベント特典、ファンクラブ会員限定のグッズの受注販売などが予定されている。ファンクラブは魅力的なファンサービスを受けられる特典が魅力のチームもあるが、限定数なので加入することができないファンもいる。ワンプライスであれば応援したい、グッズを買いたいなど各々で楽しむことができることが狙いだ。

今シーズンは『えどりく』で“あなたにとってのORANGE”を楽しむファンとともに優勝を目指す。