
The "Romano Cannon" soccer journalist makes his first appearance on Japanese television! A look behind the scenes at how he got the scoop
サッカー界の移籍情報で度々SNSをとどろかせている“ロマーノ砲”。世界中のサッカーファンが熱い視線を送っているが、日本でその発信者について知る人は多くないのかもしれない。「ABEMAスポーツタイム」はそんな“ロマーノ砲”の発信者であるイタリアのサッカージャーナリスト ファブリツィオ・ロマーノに独自取材を実施。意外にも日本のテレビ初出演というロマーノの人物像やスクープ入手の裏側に迫った。※トップ画像:出典/Getty Images

心がけるのは「最高の友人であること」
2024年7月にクリスタル・パレスに移籍した鎌田大地。その2カ月前に移籍を予言し、見事的中させたのがロマーノだ。他にもブラジル代表ネイマールのアル・ヒラル移籍やフランス代表キリアン・エムバペのレアル・マドリード移籍なども言い当てた。9千万人を超えるSNS総フォロワー数から、“ロマーノ砲”への期待の高さが伺える。
ロマーノとはいったいどんな人物なのだろうか?イタリアの新聞社ガゼッタ・デロ・スポルトの記者であり、ロマーノの知り合いでもあるイアリアはこう話す。「サッカーにまつわる世界中の移籍情報を発信する人なんてこれまでいませんでした。彼のSNSのフォロワーが何千万人もいるのは偶然ではないと思いますよ。私の知るジャーナリストの中で、彼は唯一無二の存在だよ」

そんな超大物ともいえるロマーノは、サッカージャーナリスト業界で働き始めて約15年。31歳の若さで築き上げたキャリアの原点は、彼が7〜8歳の頃に遡る。サッカーが人生のすべてだった彼は「プロのサッカー選手にはなれない」と幼くして気付き、ジャーナリズムの世界に興味を持ち始めた。その興味に従って突き進んだ結果、今では情報入手のために世界中を飛び回っている。スクープの95%をクラブ幹部や代理人、選手本人から得ているロマーノは、人間関係を最も大切にしている。「信頼関係を築くために、試合をチェックしてゴールを決めたら『おめでとう』とメッセージを選手や代理人、クラブのスポーツディレクターにも送るよ。僕のミッションは彼らの最高の友人であることなんだ。ジャーナリストという仕事を抜きにして、人間としてもいい関係でありたいからね」
確かにインタビュー前に実施した聞き込みでも「とても親切で謙虚」「誰とでも気さくに喋ってくれるナイスガイ」と話す人ばかりで、現地ではとってもフレンドリーで有名だった。「フォロワーに課金させない」という信念もロマーノらしさなのかもしれない。友人のような存在だからこそ、彼に情報が集まってくるのだろう。
ロマーノにとって特別な移籍報道
2022年7月、あるスクープがきっかけでロマーノは日本でも有名になる。それは、当時サンプドリアに所属していた吉田麻也のシャルケ移籍報道だ。ロマーノが発信したその情報に、吉田選手本人が「奥さんにも言っていないこと知られてた」とSNSで反応して一躍話題に。ロマーノはその時の心境をこう語っている。「あれは最高の一件だったよ。選手がああやって受け入れてくれるのは、努力した僕からすれば最高のご褒美だね」ロマーノと吉田選手はその後もやり取りを続け、感謝を伝えてきた吉田選手に「僕にとってもやりがいのある仕事だったよ」と伝えたそうだ。

他にも忘れられない移籍報道が2つあると言う。1つ目はジネディーヌ・ジダンの監督辞任報道。ロマーノは当時を回想しながら「あのニュースを世間に発信した時、正直『俺よくやったな』と思ったよ」とそれがいかにビッグスクープだったのかを語る。2つ目はユリアン・ナーゲルスマンの解任報道。ロマーノがその一報を出した時、なんとナーゲルスマン本人はまだクラブから解任を知らされていなかったのだ。すぐにバイエルンに連絡したが、返事を得られず仕方なく情報を発信。「誰かにこの特大スクープを抜かれるリスクがあったからね」と一刻の猶予もなかった状況を明かした。
冬の移籍市場で動きはある?

現役日本人選手の市場価値は、1位がレアル・ソシエダ所属の久保建英で約80億円、2位はブライトン所属の三笘薫で約72億円と言われている。冬の移籍市場が始まることを、ロマーノはどう見ているのだろうか。
三笘選手については「移籍への支障があるとすれば、簡単に放出を許さないクラブの方針だね」と話すに留まる。しかしその一方で、久保選手については「正しい額のオファーが届けば、おそらくプレミアリーグに行く。久保はすでにステップアップの準備ができていると僕は思うよ。2025年は久保にとって変化の1年になると思っているよ」と移籍の可能性を示唆した。そんな久保選手についての予言に、サッカー元日本代表の槙野智章と遠藤保仁は高まる期待を隠し切れない。遠藤は「もうスペインでは結構やることをやったじゃないですか。だからステップアップとしてプレミアに行ってほしい」と声を弾ませた。
『ABEMAスポーツタイム』
配信日:2024年12月15日(日)22:00~ 毎週日曜日配信
内容: スポーツ界をにぎわせている話題から最新情報まで、番組ならではの視点で取り上げる"スポーツ"が一層面白くなる番組。
*The information in this article has been edited and distributed based on the content at the time of broadcast.

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