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NBA Russell Westbrook's first visit to Japan! Tabuse, Togashi and other B-League top players and dream competitions
NBA史上初となる2シーズン連続での平均トリプルダブルを達成したオクラホマシティ・サンダーのポイントガート(PG)、ラッセル・ウェストブルックが初来日し、ナイキ原宿にてトークショーを開催。この日は店内に集まった約350人のほか、入店できなかった約700人もの熱心なファンが同選手を一目見ようと店の外に駆けつけた。また、トークショーの後には子供たちとのクリニックや現役Bリーガーたちとのエキシビションマッチを実施。会場に集まった多くのファンは、ウェストブルックと日本を代表する選手たちの“夢の競演”に酔いしれた。
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今回のイベントは、ウェストブルックの座右の銘「Why Not?(なぜやらない)」をテーマに実施しているツアー『RUSSEL WESTBROOK 2018 WHY NOT TOUR』の一環で開催。このキーフレーズの大切さを感じることができるプログラムがふんだんに盛り込まれている。
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最後に、参加者からバスケを上手くなるための重要なポイントについて聞かれると「一貫性を持って、しっかりと集中力を保って取り組んでいくこと。それから当然、練習を繰り返すということが大事。バスケットボールじゃなくても、集中して取り組むということは様々な分野においても成功につながる」とアドバイスを送った。
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トークショーを終えると、自身のスマートフォンで参加者と記念撮影をしたウェストブルック。その後、ファンに手を振りながら再び車に乗り込み、会場を後にした。
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その後も点差は開く一方だったが、試合残り2分を切った終盤、ついにウェストブルックが出場。会場のボルテージは最高潮に。
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まずはじめに行われたのが、ナイキ原宿でのトークセッション。
筆者は店内で主役の登場を待っていたが、店の外にウェストブルックが登場した途端、ものすごい歓声が店内にも響き渡った。
参加者の中には、NBAのスーパースターを一目見ようと、前の晩から並んでいたファンもいるというから驚きだ。
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そして、ウェストブルックが店の中に足を踏み入れた瞬間、耳をつんざくほどの大歓声が鳴り響く。店内の約350人ものファンに加え、ナイキのスタッフも一斉にポケットからスマートフォンを取り出し、なんとか写真に収めようと必死に腕を伸ばしていた。
その光景を見ただけで、この選手の偉大さが伝わってくる。
ウェストブルック本人も、日本のファンの熱狂ぶりに「みんなの歓迎ぶりに驚いている」と顔をほころばせた。
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トークショーが始まり、はじめにチームを勝利に導くために大切にしていることを聞かれると、「まずリーダーとして心がけていることは、相手に要求するのではなく、自分から行動するということ。背中を見せてメッセージを伝えることが、チームを引っ張るうえで大事」と自身のリーダー論について語った。
続けて、今回のツアーのテーマ「Why Not?」について質問が飛ぶと、「この世界で成功するためには、他人から何を言われても自分を信じることで、その何かを絶対に成し遂げられるんだ、というメッセージを込めている。若い人たちは、ぜひ自分を信じて挑戦してほしい」と呼びかけた。
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自身が着用するバッシュ、ナイキの『ゼロワン』については「履いた瞬間の感覚がすごく心地良い。それにローカットになっているから、夏にピッタリのスタイルだね」と絶賛。
さらに、NBAの中で最もオシャレな選手と言われているウェストブルックはファッションに関する質問で「お母さんが自分のファッションについてしっかりとポイントを押さえてくれるんだ。東京のことについても話を聞いたから、これからショッピングが楽しみ」と意外な事実を明かし、会場の笑いを誘った。
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最後に、参加者からバスケを上手くなるための重要なポイントについて聞かれると「一貫性を持って、しっかりと集中力を保って取り組んでいくこと。それから当然、練習を繰り返すということが大事。バスケットボールじゃなくても、集中して取り組むということは様々な分野においても成功につながる」とアドバイスを送った。
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トークショーを終えると、自身のスマートフォンで参加者と記念撮影をしたウェストブルック。その後、ファンに手を振りながら再び車に乗り込み、会場を後にした。
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この日の夕方からは、ストリートバスケの聖地でもある代々木公園に場所を移して「トリプル・ダブル・クリニック」を実施。
ウェストブルック自らが子どもたちに指導し、得点、リバウンド、アシスト、ドリブルといったバスケの基礎を丁寧に教えると、最後の5対5ではシュートを決めた参加者とハイタッチを交わすなど終始楽しんでいた。
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その後、日本のストリートバスケ界が誇る最大の5on5トーナメント『ALLDAY』の選抜メンバーと、ウェストブルックが監督を務め、現役のBリーガーを中心に構成された「TEAM WHY NOT?」による夢のエキシビションマッチが実現。
「TEAM WHY NOT?」には、アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)、古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)、岡本飛竜(広島ドラゴンフライズ)、落合知也(越谷アルファーズ/3x3日本代表)、竹内公輔(栃木ブレックス)、 田臥勇太(栃木ブレックス)、富樫勇樹(千葉ジェッツ)といった日本のトップ選手が集結した。
しかし、そんなオールスター集団でも、普段のシーズンでは使用することのない屋外コートに苦戦。一方、ストリートを主戦場とする『ALLDAY』選抜チームは慣れ親しんだ試合環境で伸び伸びとプレーし、前半を18ー9のダブルスコアで折り返した。
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その後も点差は開く一方だったが、試合残り2分を切った終盤、ついにウェストブルックが出場。会場のボルテージは最高潮に。
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それから速攻のチャンスが訪れ、ウェストブルックはダンクシュートを2度試みるが、いずれもリングに弾かれゴールはならず。
本人は苦笑いを浮かべていたが、その躍動感あるパフォーマンスに試合を見つめるファンは大いに沸いていた。
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結果は「TEAM WHY NOT?」が39ー17と大差で勝利。ウェストブルックは「筋肉が固くなっていたから、もう少しストレッチをしておけばよかった」と反省するも、「両チームともハードに戦ってくれて、すごくいいエキシビションだった。次に東京に来た時は必ず勝つ」とリベンジを誓った。
イベントに参加した田臥は、ウェストブルックが日本に来日したことについて「今日は学生の子もいて、夢を、NBAへの憧れをこうやって間近で感じられるっていうのは素晴らしい機会だと思うので、本当に来てくれてよかった」と感想を述べると、「僕らもこうやってバスケットを愛しながら、目標を持ってプレーし続けているので、またみんなと一緒に上のステージでできることを楽しみにしています。みんなも目標を持って頑張って」と若い世代にエールを送った。
一緒にプレーし、改めてNBAプレイヤーの影響力を感じた富樫は「NBAを知っていても、Bリーグを知らない方もいると思うので、今後はBリーグの発展に向けて頑張っていきたい」と抱負を語った。
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去り際に「また東京に来る日が待ちきれない!」と興奮気味に話していたウェストブルック。その気持ちは、会場に集まったファンも同じだはずだ。
こうしたNBAのスーパースターの来日によって、日本バスケットボール界も盛り上げることは間違いないだろう。
この日の熱狂や興奮を引き継ぐ形で、現在開催中の3人制バスケットボールの国内リーグ『3x3.EXE PREMIER』や、開幕を約1カ月後に控えたBリーグも、さらなる盛り上がりを見せてくれることを期待したい。
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<Profile>
ラッセル・ウェストブルック
1988年生まれ、29歳。オクラホマシティ・サンダー所属。
2008年ドラフト4位でオクラホマシティ・サンダーへ入団。NBA史上屈指のオールラウン ダ゙ーとして、2016-17シーズンに55年ぶりとなるシーズントリプルダブル(※)の偉業を達成。また、2017-18シーズンには、史上初の2シーズン連続でのシーズントリプルダブルの偉業を達成した。ポジションは、ポイントガード(PG)。
※トリプルダブルとは、得点・リバウンド・アシストの3スキルがどれも2桁を記録すること。
2016-17シーズン(31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシスト)、2017-18シーズン(25.4得点、10.1リバウンド゙、10.2アシスト)
文/佐藤主祥
画像提供/ナイキジャパン
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