Yasutaka Tobashira is a trustworthy and loyal man. Victory is in his big mitt.
2年連続のAクラス入りで長い低迷期を脱出した横浜DeNAベイスターズ。その躍進に大きく貢献したのが2015年ドラフト4位指名の戸柱恭孝だった。 彼のこだわりはとにかく大きなキャッチャーミット。なぜそこまで大きなミットを使い始めたのだろうか。
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研ぎ澄まされた感覚を支える、大きなミットとの出会い
駒澤大学卒業後、NTT西日本に進んだ戸柱は社会人1年目からZETT製のキャッチャーミットを愛用している。そして現在のような大きなキャッチャーミットを使用するようになったきっかけは社会人2年目のこと。「当時僕はキャッチングが下手くそでした。それでコーチから一番大きいミットを使った方が、後にプロに行ってからも役に立つとアドバイスしていただいて、自分もいろいろなことにチャレンジしようと思っていた時期だったので、思い切って変えてみることにしたんです。」
そこから現在に至るまでサイズの大きなものを使い続けている。大きなミットを使うメリットについて自身は「特にキャッチングに与える影響が大きいです。プロの球は速くて、動くボールもあるので、そのキレに対応するためにもこの大きいミットはすごく役立ってくれています。」と分析する。
長いシーズンを戦い抜くにあたって、その厳しい道のりを共に歩む相棒ともいうべきキャッチャーミット。用意している3つのミット全てを万全な状態で使用できるように保つのはなかなか手間のかかる作業であるが、もちろんメンテナンスは自らの手で行っている。
「手入れについては自分の感覚でやっています。毎日磨いていると重さも変わってきてしまうので、今日はポケットだけとか場合に応じて、部位を決めて手入れしています。ミットは自分の体の一部ですからね。
着けた時の感覚に合わせてその日の手入れの時間も違います。例えば雨が降った日なんかは湿気でミットが良い感じになるんですよね。だから雨の次の日はそこまで手入れをしないこともあります。」
そしてキャッチングに関して特に重要視しているのは“手のひらで捕る感覚”だと語る戸柱。そのフィーリングを大切にするために手袋を付けないというこだわりも持っている。
悲願の日本一を手中に収めるために。
戸柱が放つ安定感の要因について、光山コーチは「彼はキャッチボールがうまいですね。しっかり捕って投げるという基本がしっかりできる人は実は結構いないんですよ。」と語った。基礎がブレないからこそ、一緒にバッテリーを組んだ投手を安心させることができ、信頼にも繋がっているということだろう。そしてそれが投手に余裕を生み、バッテリーとしての安定感を作り出す。
昨年DeNAベイスターズはCSを勝ち抜いて日本シリーズに進出し、パ・リーグ王者のソフトバンクを追い詰める堂々の戦いを見せた。今年は20年ぶりの日本一を懸け、ファンの強い期待を背に受けてシーズンを戦っている。
「日本シリーズに出たことでさらに勝たなければならない立場になりましたし、みんなまずはリーグ優勝するという気持ちだと思います。一番はチームの戦力になることですね。自分が出たところで勝ちに貢献できるようにしていきます。
ポジション争いもありますが、それはスポーツにおいて当然だと思います。結果としてチームが勝てばいいですし、その中でポジション争いも勝ち抜いていけたらいいですね。」
実際のところ、今年は開幕スタメンこそ勝ち取ったものの、厳しいシーズンを送っている戸柱。打率は1割台と低迷し、前半戦は嶺井博希や髙城俊人(現オリックス・バファローズ)にポジションを奪われ、3度のファーム落ちも経験した。
そしてトレードで実績十分の伊藤光も加入し、キャッチャーのポジション争いはさらに激化することになる。
オールスターが終わり、上位進出に向けた、勝負の後半戦が始まった。暑さが厳しくなる中で肉体的にも精神的にもより過酷な戦いが待っているだろう。
そんな中で昨年一昨年とチームに安定感をもたらしてきた戸柱に頼る場面はきっと来る。 7月5日にはスタメンマスクを被って今季1号ホームランも放ち、存在感を示した。大きなミットで日本一の座を掴み取るための戦いはまだこれからだ。
<取材・写真=森 大樹>
【前編→http://king-gear.com/articles/880】
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