
【J1第7節】名古屋が初白星で最下位脱出! 広島の初黒星で無敗が消滅
明治安田J1リーグは第7節まで終了。上位をキープしつつも調子を落としたチームもあり、明暗が分かれ始めている。また、ここまで唯一無敗を通してきた広島は、今季初黒星を喫して順位を7位にまで落としてしまった。今回はそんな第7節の試合結果をまとめつつ、「名古屋 vs 横浜FC」「京都 vs 広島」の2試合を振り返ってみよう。※トップ画像出典/photoAC

第7節(3/28・3/29開催分)試合結果
第7節は3月28日に1試合、29日に残りの9試合が行われ、結果は下記の通りとなった。やはり目を引くのは首位を独走中の鹿島だろう。2位以下がわずかな点差で並んでいる中、鹿島は2位と勝点3差。負けは開幕戦の1試合のみと絶好調が続いている。その一方で、好調な滑り出しに成功した湘南がここにきてまさかの連敗。柏は3位に留まるも、3試合勝利から遠のいている。昨年の王者神戸は鹿島に敗れ、とうとう降格圏に到達。名古屋は待望の今季初勝利を飾り、未勝利継続中の新潟と順位が入れ替わった。
3/28開催
・C大阪 1-1 浦和
3/29開催
・岡山 1-0 横浜FM
・清水 3-0 湘南
・柏 0-0 東京V
・新潟 3-3 G大阪
・名古屋 2-1 横浜FC
・京都 1-0 広島
・鹿島 1-0 神戸
・福岡 2-2 町田
・FC東京 0-3 川崎F
リーグ戦今季初白星で苦境から脱却!名古屋が反撃の狼煙を上げる
第6節まで未勝利が続き、リーグ最下位に沈む名古屋。失点数でもリーグトップとなっており、守備に課題を抱えているのは明らかだった。しかし、前節では東京V相手にショートカウンターで先制するなど、浮上を感じさせるシーンも披露。さらに3月20日に行われたルヴァンカップ1回戦では、宮崎を相手にようやく今季公式戦初白星を掴んだ。その勢いのままリーグ戦でも白星を飾るべく、今節はホームの豊田スタジアムに横浜FCを迎える。
予想フォーメーションは両チームともに3-4-2-1でミラーゲームに。名古屋GKには今季加入のGKシュミット・ダニエルが入った。開幕前のキャンプ中に負傷し、ルヴァンカップでようやくデビューを果たした背番号1番。早速無失点に抑えて結果を出しており、守備を立て直したい名古屋にとっては明るい兆しと言えよう。さらにワントップにマテウス・カストロが入り、いよいよ本来予定していたビッグタレントによる布陣ができあがった。
先制したのは名古屋。前半16分、中山克広が一気に敵陣に持ち運ぶ。森島司からのパスをマテウスが右サイドからふわっとクロスを入れ、最後は逆サイドから走り込んできた和泉竜司が頭でゴールに突き刺した。キャプテンの今季初ゴールも名古屋の追い風となる。後半8分では、相手のハンドで名古屋が早速FKを獲得。キッカーを務めた稲垣祥は、冷静にゴール右隅に流し込む。2点を追いかけるかたちになった横浜FCが69分にビッグチャンスを生むも、GKシュミット・ダニエルが右に大きく飛んでビッグセーブ。しかし、アディショナルタイムに得点を許してしまった。
最後は名古屋が逃げ切って2-1で勝利。待望のリーグ戦初白星を掴んだのだ。また、今節の結果をもって、名古屋はようやくリーグ最下位から脱出。ここから反撃の狼煙を上げるためにも、新守護神のさらなる活躍に期待がかかる。
カウンターで一気に攻め込まれた広島が今季初黒星
昨シーズンは惜しくもリーグ2位でフィニッシュし、今季こそ2015年以来4度目の優勝を狙う広島。ミヒャエル・スキッベ監督体制も4年目に入り、第6節まで負けなしの快進撃が注目を集めている。昨季得点ランキング3位タイのジャーメイン良を獲得し、火力をアップして「『超』ぶちあつ」な熱い戦いを展開。今節は京都のホームに乗り込むが、調子を上げてきている相手との対戦となるため、激しい打ち合いになることが予想されていた。
立ち上がりは京都が攻勢に出たものの、徐々に広島が主導権を握り始めてゲームをコントロールする。前半終了時点でのボール保持率はほぼ互角ながらも、シュート本数は京都4本に対して広島は9本だった。この数字からも、広島の方がゴールにアプローチしつつチャンスをうまく作り出せていたことがわかる。後半に入っても広島が勢力を維持し、48分にはビッグチャンスを生む。川辺駿が縦に大きくパスを供給すると、ボックス内でヴァレール・ジェルマンがそれを受けてシュート。相手GKとの1対1に持っていくが、スーパーセーブに阻まれてしまった。しかし、試合を動かしたのは京都。シュートチャンスを狙っていたところでボールを奪われ、カウンターで一気に攻め込まれてしまったのだ。試合を振り出しに戻そうと広島も奮闘するが、試合は1-0で京都に軍配が上がる。
広島は継続していた無敗がストップし、とうとう今季初黒星を喫した。最終的なシュート数は京都6本に対して広島はなんと15本。倍以上ものシュートを放つも得点できなかったことから、決定力に欠けていたことは否めない。中3日で次戦に挑むが、今シーズンこそ優勝を果たすためにもどのような修正を施してくるのか見ものだ。
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